「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

人物

【是れ其の不可を知りて之を為す者か】 Vol.372

子路(しろ)、石門(せきもん)に宿る。晨門(しんもん)曰わく、奚(いず)れ自(よ)りす、と。子路曰わく、孔氏自りす。曰わく、是れ其の不可を知りて之を為す者か、と。(「憲問第十四」38) (解説) 子路が石門近くで泊まった。朝の門番が「どこから…

【賢者は世を辟け、其の次は地を避け、其の次は色を避け、其の次は言を避く】 Vol.371

子曰わく、賢者は世を辟(さ)け、其の次は地を避け、其の次は色を避け、其の次は言を避く、と。子曰わく、作(た)つ者七人、と。(「憲問第十四」37) (解説) 孔子の教え。「賢人は乱世を避けて山村に隠れる。その次は、乱れた地を去り、納まった国へ行…

【道の将に行なわれんとするや、命なり。道の将に廃れんとするも、命なり】 Vol.370

公伯寮(こうはくりょう) 子路(しろ)を季孫(きそん)に愬(うった)う。子服景伯(しふくけいはく)以て告ぐ。曰わく、夫子(ふうし)固(もと)より惑志(わくし)有り。公伯寮に於けるや、吾が力猶(なお)能(よ)く諸(これ)を市朝(しちょう)に肆…

【君子は紺緅を以て飾らず。紅紫は以て褻服と為さず】 Vol.241

特殊な篇といわれる「郷党第十」。ここには孔子の外面的生活がこまかに記録されている。

【享礼には容色有り。私に覿ゆるには、愉愉如たり】 Vol.240

特殊な篇といわれる「郷党第十」。ここには孔子の外面的生活がこまかに記録されている。

【斉を摂げて堂に升るとき、鞠躬如として、気を屏めて息せざる者に似たり】 Vol.239

特殊な篇といわれる「郷党第十」。ここには孔子の外面的生活がこまかに記録されている。

【賓 退けば必ず復命して曰わく、賓 顧みずと】 Vol.238

特殊な篇といわれる「郷党第十」。ここには孔子の外面的生活がこまかに記録されている。

【郷党に於いては、恂恂如たり】 Vol.237

特殊な篇といわれる「郷党第十」。ここには孔子の外面的生活がこまかに記録されている。

【唐棣の華、偏として其れ反せり。豈爾を思わざらんや。室是れ遠し】 Vol.236

唐棣の華、偏として其れ反せり。豈爾を思わざらんや。室是れ遠し。「逸詩」がつなぐ前段と後段。人と人とが合致することは学問の上でも、実生活においても、至難ではあるが、人間社会には愛というものがある

【知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず】 Vol.235 イーロン・マスクは現代の君子か

【知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず】 この章からイーロン・マスクを連想する。変人か天才か、イーロン・マスクはもしかしたら現代の君子なのかもしれない。

【吾未だ徳を好むこと色を好むが如き者を見ざるなり】 Vol.224

子曰わく、吾未だ徳を好むこと色を好むが如き者を見ざるなり。(「子罕第九」18) (解説) 「孔子の教え。美人よりも、教養人に近づこうという気持ちが強い人物に、私は出会ったことがない。」(論語 加地伸行) 桑原の解説。 「色を好む」とは美人を愛する…

真の剛者は家康か【未だ剛者を見ず】 Vol.105

慾、情欲と剛は両立しない。慾を適正にコントロールして、自らも長命であった家康。孔子は「まだ強い人間を見たことがない」というが、激動の戦国を生き抜き、江戸幕府を開いた家康が真の剛者であると思えてならない。

「青天を衝け」の渋沢栄一と劉備玄徳【徳孤ならず、必ず鄰有り】 Vol.94

劉備玄徳、多くの人材を集め、蜀を建国とした。三国志では、徳の人として描かれる。幕末の志士から日本資本主義の父と言われるまでに成長した渋沢栄一。 栄一は生まれながら徳をもっていたのだろうか。生きた時代とともに徳を身につけていったのではなかろう…

【君子は言に訥にして、行ないに敏ならんことを欲す】グレタ・トゥンベリとグローバル気候マーチ Vol.93

「教養人は、口下手ではあっても、人の道はすぐに実践したいと願う。」

破産しても立ち上がる人たち リンカーン大統領【約を以て之を失う者は、鮮なし】 Vol.92

どん底の苦境に陥る。そんな経験をすることがひとつの契機になるのだろうか。自己破産などを経験しながら、そこから立ち上がり成功した人が大勢いる。その一人にアメリカ16代大統領エイブラハム・リンカーン。彼の言葉と論語の共通性をみる。「約を以て之を…

思い出す父の姿【賢を見ては、斉しからんことを思い、不賢を見ては、内に自ら省みるなり】 Vol.86

「賢者の言動を知ると、自分もそうなりたいと願い、愚者のそれを知ると、自分はそうあってはならないと反省する。」を聞くと、父の口癖であった「人の振り見て我が振り直せ」を思い出す。亡くなった父は上杉鷹山公を尊敬していたようだ。「為せば成る、為さ…

ローマ法王のメッセージ【君子は義に喩り、小人は利に喩る】「核兵器は倫理に反する」 Vol.85

ローマ法王が来日されている。長崎で、そして、広島でスピーチを行った。「核兵器を保有することも倫理に反します」とのメッセージを世界に向け、発信されました。 君子は義に喩り、小人は利に喩る。 バチカンは核兵器禁止条約をいち早く批准した。被爆国で…

Fairness 鉄の女 サッチャー元英首相【能く礼譲を以て国を為めん】 Vol.82

マーガレット・サッチャー、強硬な姿勢から「鉄の女」とも呼ばれた英国初の女性首相。鉄の女といつ冷徹なイメージとは違って、英国民に愛されていたという。【能く礼譲を以て国を為めん】 彼女の心根は、「Freedom & Discipline(自由と規律)」と「Fairness…

元公務員ランナー川内優輝【士の道に志すや、悪衣・悪食を恥ずる者は、未だに与に議するに足らず】 Vol.78

公務員ランナーからプロに転向した川内優輝さん。【士の道に志すや、悪衣・悪食を恥ずる者は、未だに与に議するに足らず】世界陸上のドーハでは、前回ロンドン大会での9位の雪辱を誓うも、29位に終わった。これからどんな活躍を見せてくれるのだろうか。彼も…

雅子さまの涙【苟に仁に志さば、悪無きなり】 Vol.73

11月10日、祝賀パレードとなる「祝賀御列の儀」が華やかに行われた。雅子さまが、また涙された。【苟に仁に志さば、悪無きなり】仁斎は、『仁に志せば心もちはゆったりとして人を慈しむことになるから、おのずと人から悪まれることがなくなる、世間は公平に…

ラストサムライ西郷隆盛と稲盛和夫【過つを観れば、斯ち仁を知る】 Vol.76

【過つを観れば、斯ち仁を知る】「人間は、その犯した過ちを処理するとき、それぞれその人の人格的段階(党)に応じた形となる。過ちの始末を見れば、当然にその人間性(仁)が分かる。」と加地は読む。この他に朱子、仁斎、徂徠の解がある。人間的に読む仁…

渋沢栄一と岩崎弥太郎【未だ仁を好む者も不仁を悪む者をも見ず】 Vol.75

渋沢栄一と岩崎弥太郎、同時代に生きた日本を代表する経済人である。 日本の資本主義の父と言われる渋沢栄一、弥太郎は坂本龍馬の意志を引継ぎ海運で、今に至る三菱を創業した。栄一は「論語と算盤」を残すほどに論語を愛したが、弥太郎は漢詩を愛し、論語は…

アップルCEOティムクックの矜持【君子、仁を去りて、悪くにか名を成さん】 Vol.74

アップルは災害が発生するたびに寄付を拠出する。それは弱者、他者への配慮なのかもしれない。それが現代の「仁」という徳なのかもしれない。【君子、仁を去りて、悪くにか名を成さん】企業は経営者の影でもある。その性格が経営にも如実に映る。 ティムクッ…

「硫黄島からの手紙」のモデルとなった栗林忠道【唯仁者のみ能く人を好み、能く人を悪む】 Vol.72

「心ある人だけが善い人は善い人とし、悪い人は悪い人と見きわめることができる。」「硫黄島からの手紙」のモデルとなった栗林忠道に最高の仁者の姿を見る。

カリスマ経営者にみる「仁」とは 【仁者は仁に安んじ、知者は仁を利す】 Vol.71

カリスマ経営者にみる「仁」とは 「仁者は仁に安んじ、知者は仁を利す」「仁者は仁における自然的自由人」という響きに引かれる。現代のカリスマ経営者はより仁者の色彩が強いように思う。アマゾン ジェフ・ベゾス、テスラ イーロン・マスク アップル ティム…

【上に居りて寛ならず、礼を為して敬せず】世界から愛された緒方貞子さんを偲ぶ Vol.69

日本人初の国連難民高等弁務官を務めた緒方貞子さんが亡くなられました。 海外と長く関わりあっていたこともあるし、難民問題に多少なりとも関心を持っていたこともあってか、緒方さんの生き様に引き込まれた。ここで私が緒方さんのことを書く資格はないと感…

【管氏にして礼を知らば、孰か礼を知らざらん】今川義元と子氏真 Vol.65

春風亭昇太さんは大の今川義元ファンで、おんな城主直虎で、義元を演じ、念願が叶ったとか。その義元は京風を身に纏った戦国大名に描かれた。【管氏にして礼を知らば、孰か礼を知らざらん】駿河、遠江の盟主になり、家柄もあり、保護した公家の影響で京風に…

【足らば則ち吾能く之を徴せん】 武井壮の”選ばれる人になる方法” Vol.52

百獣の王、武井壮の”選ばれる人になる方法”は、「足らば則ち吾能く之を徴せん」ということなのだろうか。1日3時間を自分磨きに費やす生活を7年も続けてきたという。その中身はどんなものであろうか。

【絵事は素を後にす】小嶋陽菜 x BASE鶴岡裕太 阿吽の呼吸 Vol.51

論語にはたびたび孔子と子夏のやりとりが登場する。二人の会話は阿吽の呼吸とでもいうような絶妙な間合いがあるようだ。「絵事は素を後にす。」小嶋陽菜さんにそんな姿を見る。彼女とBASEの鶴岡さんにも孔子と子夏と同じような関係性をみる。

家入一真とクラウドファンディング【人にして不仁ならば、礼を如何せん】 Vol.46

人間としてだめであるならば、その人が学問だの、文化だの、と言っても始まらない。