「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

イノベーション_アイデア

不気味な回答に広がる不安、それでも「生成AI」をあきらめない米マイクロソフト

「ChatGPT」の熱狂ぶりをながめていると、これが新しいテクノロジーに対する米国の前向きさなのかと感じ入ります。日本企業との決定的な差なのでしょう。これでは勝機はなそうです。二番煎じが良いところでしょうか。 マイクロソフトは従来、慎重なことで知…

【ChatGPT】ジェネレーティブAIが侵蝕する物理的な空間と課題

ブロックチェーン、Web3にメタバース、次から次へと新たなテクノロジーが登場し、今度は「ChatGPT」のようなジェネレーティブAI(生成型人工知能)が旋風を巻き起こし、また景色を一変させようとしています。 テクノロジーが著しく進歩しています。そのスピ…

【日本の同質性】停滞を続ける日本に欠けているのは多様性なのか

日本の停滞性と、日本の組織における同質性の関わりが指摘されています。これまでの日本の強みが、弱みへと変化しているといわれているようです。 グローバル化や技術革新など絶え間なく変化するビジネス環境への適応能力に不安があり、イノベーションも起こ…

【失敗か中止か】遅れるばかりの社会実装、遠退く日本発のイノベーション

「失敗」か「中止」か、 次世代国産主力ロケット「H3」初号機の打ち上げが延期となり、JAXAは「失敗とは考えていない」としたそうです。 どちらにしても今回はうまくいかなかったということなのでしょう。 求められているのは、最終的に宇宙ビジネスとして成…

大統領選に再出馬するトランプ、傍若無人ぶりを発揮するイーロン・マスク氏、支持はあるのか

トランプ前米大統領が「米国を再び偉大にし、輝かしい国にするため、私は今夜、大統領選出馬を発表する」と表明したそうです。ただあまり評判はよくないようで、共和党内でもトランプ氏離れの動きが広がりつつあるといいます。 トランプ氏、2024年米大統領選…

不可解、なぜ首相は「COP27」への出席を見送るのか、際立つ鈍感力

世界的な干ばつの影響で小麦の需給逼迫懸念が再び高まりが価格が高騰しているといいます。一大産地の米国や欧州で大幅に悪化し、主要輸出国の在庫が10年ぶりの低水準に落ち込む見通しにあることが原因になっているようです。食糧事情の改善にはほど遠い状況…

【国が示すDXの悪い事例】電子化される車検証、経費はあがり、ペーパレス化もできない

車検証の電子化が2023年1月に開始になるそうです。 政府は「道路運送車両法関係手数料令の一部を改正する政令」を閣議決定し、自動車の新規検査などの手数料が値上げするといいます。ただ、更新事務は簡略化され、運輸支局まで足を運ぶ必要があった車検証の…

【学び直し】デジタルを学べば賃金はあがるのか、首相にも求められる「リスキリング」

「リスキリング」、学び直しの積極的な取り組みが政府主導で呼びかけれています。 「新しい資本主義」、首相が掲げるその概念の「第1の柱」が人への投資と首相は強調しているそうです。時々でいうことが変っているように聞こえますが、それもまた首相らしい…

【ノーベル経済学賞】米FRB元議長が受賞、金融危機に対処した実務とそれを支えた研究

FRB 米連邦準備理事会の元議長のベン・バーナンキ氏が今年2022年のノーベル経済学賞を受賞しました。授賞理由は「金融危機における銀行の役割」で、バーナンキ氏の他、2名との共同受賞。銀行破綻が経済に与える影響を定式化したそうです。 バーナンキ氏は08…

【CSV経営とマーケティング】トロピカーナの景品表示法違反はマーケターのしくじりか

CSV経営を掲げるキリングループ、そのグループ会社の商品「トロピカーナ 100%まるごと果実感 メロンテイスト」(900ml)が、景品表示法違反に当たるとして、消費者庁から再発防止を求める措置命令を受けたといいます。 「CSV」、ハーバード大学のマイケル E…

Web3が目指すフェアと公平さ、リアルな社会では実現できないのか

様々な矛盾が現出してはいないでしょうか。気候変動や感染症における医療崩壊の問題はその最たるものなのでしょう。 それ以外にも感染症パンデミック以降、より顕著に色々な問題が顕在化し続けています。 インターネットの世界においても同様で、様々な問題…

グリーンGDPとウェルビーイング・エコノミー、経済指標を見直すべきなのか

暑すぎる夏、いつまでも続く長雨、やはり天候が穏やかなでないと、不安を感じたりするものです。しかし、それはごく当たり前のことではないでしょうか。水不足にならないかとか、農業への影響はないだろうかと心配します。 景気の良し悪しも、気になることの…

強みを伸ばすためのデジタル活用がDXのはずなのに

DX デジタルトランスフォーメーションがしきりに説かれています。このままではデジタル時代の波に乗り遅れると煽られているかのようです。 経済産業省が「DXレポート」を2018年9月に公表、「レガシーシステムを放置したままでは、2025年までに毎年12兆円の経…

スタートアップ投資を始める年金基金は、何を基準に投資先を選ぶのだろうか

「市場のクジラ」と呼ばれ、国民年金と厚生年金の保険料を一括して運用する公的機関GPIF 年金積立金管理運用独立行政法人が、国内のスタートアップへの投資に乗り出すそうです。世界最大級の機関投資家が動くことで、遅れているといわれるスタートアップの育…

中抜き、多重下請け構造が常識か、公取委が明らかにしたデジタル変革を支えるソフトウェア開発の実態

公正取引委員会が、「ソフトウェア業の下請取引等に関する実態調査報告書」を公開しました。DX デジタルトランスフォーメーションを支えるソフトウェア業において、多重下請構造型のサプライチェーンが存在し、下請法上の買いたたきや仕様変更への無償対応要…

困らないから智慧もない、「なにかあったらどうすんだ症候群」

元陸上選手で、400mハードルの日本記録保持者の為末大氏が、私たちの国は「なにかあったらどうすんだ症候群」にかかっていると発信しています。 なにかあったらどうするんだ症候群とその対処法|Dai Tamesue 為末大 (株)Deportare Partners代表|note 日本…

活性化には元気なスタートアップが良薬、創業環境は改善しているか

「スタートアップこそ社会の課題を成長のエンジンに転換し、新しい資本主義の考えを体現するもの」と、首相が「日本スタートアップ大賞」に出席し、そう述べたといいます。また、創業時に財産を担保に取る個人保証を求めない新しい制度を作ると明らかにしま…

進む国産化、増える米粉の活用、拡大する国産エネルギー再エネPPA

米作の転作が進んでいるといいます。飼料用米や麦、大豆などへの転換が進んでいるそうです。主食用米の消費は減少する一方で、国際情勢が緊迫化し、穀物価格が高騰していることが理由のようです。 コメ作付け、37道府県で減 22年産、飼料用や麦へ転換進む |…

狂気を求めるユーグレナ、それを表すピンクをコーポレートカラーに追加した理由は

「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」をフィロソフィーに掲げ、「人と地球を健康にする」とパーパスで事業を推進する、ミドリムシのユーグレナ社が、コーポレート・アイデンティティ(CI)の一部を改定し、コーポレートカラーに「ワイ…

進まぬDX、不足するIT人材、求められる成長

夏の参院選が近づいてきたからでしょうか、政府は様々な政策を公表しているようです。目先を変え、何か新しいことを始めれば、変化のきっかけになるのかもしれません。「人への投資」、「IT人材の育成」、「ジョブ型雇用」など、色々なワードが発出され、そ…

渋滞、不便さを味わうGW、Web3.0で新しさを求めるネットの世界

ゴールデンウイークもいよいよ後半戦、各地の高速道路では渋滞、長蛇の列になっているようです。かつては不便の代名詞であった渋滞も何か懐かしく感じてしまいます。 コロナ渦での不便さを解消しようと、デジタル技術を活用しようした様々なサービスが登場し…

メタバースにNFT、仮想現実の扉は開いたか ~ 炉辺閑話 #97

メタバースに、NFT(非代替性トークン)が注目ワードになっているようだ。実用化はもう少し先かと思ったが、そうでもなさそうだ。 三越伊勢丹が昨年、スマートフォン向け仮想都市空間サービス「REV WORLDS」仮想伊勢丹新宿店を立ち上げ、お店の雰囲気を味わ…

連日の過去最多の更新、それでももう「コロナ後」に向けて動く人たち ~ 炉辺閑話 #94

連日、新型コロナの陽性者数が過去最多を更新し、東京では初めて1万人を超え、全国でも5万人超になったといいます。どこまで増えていくことになるのでしょうか。 終わりのはじまりか 一方、海外では「終わりに近づいているとの楽観が広がっており、それが株…

【大いなる見栄、愚かなる虚栄】締めつけられる中国恒大と外遊するジャックマー、前澤友作氏のベーシックインカム社会実験 ~ 炉辺閑話 #56

中国政府が、比較的小規模な都市における「超高層ビル」建設に関する規制を発表したそうだ。虚栄心を満たすことが目的の建設プロジェクトを減らすのが狙いとBBCが報じている。 中国、「超高層ビル」の建設を規制 高さ250メートル超は禁止に - BBCニュース そ…

株価を犠牲にしても脱炭素に突き進む欧米の資源会社は邪道なのか ~ 論語と算盤 #19

日本ばかりでなく、世界の企業も脱炭素に向けカーボンニュートラル目標を公表しています。英豪系の資源大手のリオ・ティントも、二酸化炭素の排出量を2030年までに半減させる計画を発表したといいます。従来の目標の3倍の削減になるそうです。 Rio Tinto ann…

【八百万の神たちの労苦】電動キックボードの違反者、動きはじめる空のモビリティ ~ 論語と算盤 #14

電動キックボードに、ドローンや空飛ぶクルマ eVTOL(Electric Vertical Take-Off and Landing aircraft)などが登場し、早期の実用化が待たれています。 それでも人とは不思議なもので、そうした新しいモノが登場すると、すぐに試したくなるものです。 便利…

【ゲノム編集と倫理】自然界に存在しない、ゲノム編集されGABAを多く含むトマトの販売が始まる ~炉辺閑話 #37

「神秘」、人間の知恵では計り知れない不思議、普通の認識や理論を超えたことをいいます。 現代は、古代に比べれば「神秘」と呼ばれるものははるかに少なくなっているのでしょう。自然を司る自然法則の解明が進み、神秘の謎が解き明かされてきました。 宇宙…

価値観が2025年に変わるって、ホントか ~炉辺閑話 #35

「この会社を救うのか、それとも、地球を救うのか」、と話すのはユーグレナ社の出雲充社長。そんなに遠くない未来に価値観の変化が起きるといいます。 世の中の変化は、常に我々が思っているより早く起こります。25年がターニングポイントになる。私は本気で…

AI活用のためには倫理、大手IT企業で倫理委員会の設置相次ぐ ~炉辺閑話 #34

米IT大手、AI新技術の活用にブレーキ、倫理的問題に直面とロイターはいう。何気なくチャットボットや写真のタグ付け機能に導入されたAIであったが、AIの欠点が指摘されるようになり、大手IT各社は倫理委員会を設立しようになり、サービスの内容によってはAI…

【ホンダの競技用車いす開発秘話】滑らないグリップ、雨天のパラリンピックで金メダルに導く ~炉辺閑話 #31

パラリンピックで使用される様々な形状の車いす。その性能次第で勝敗を左右するのかと、観戦しながらそう思っていた。その陸上競技用の車いすをホンダが作っているという。自動車レースF1に参戦している会社だからなのだろうか。少し興味を抱いた。 (写真:…