「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

企業_グローバル

【IPCC統合報告書】止めらない、止められない温暖化、今すべきこと

国連のIPCC 気候変動に関する政府間パネルが、統合報告書を9年ぶりに公表し、温室効果ガスの排出をこのまま継続すると「短期のうちに世界の平均気温の上昇は1.5度に達することが推定される」と指摘したといいます。 IPCC「大幅削減の手段ある」 1.5度目標、…

【またも企業の不正】虚偽報告が発覚、札幌で建設中の大型複合ビルが建て直しへ

また企業の不祥事が相次ぐようになっています。 トヨタ自動車のグループ会社の豊田自動織機で、フォークリフト用エンジン認証での法規違反の可能性が確認され、これに関連するエンジン3機種を搭載するフォークリフトの出荷停止を決定し、関係省庁に報告した…

【英断と実利】日韓関係正常化、韓国大統領の未来志向

日韓首脳会談が開かれ、関係が正常化に向かうといいます。隣国が反目し合うよりは協力し合った方が遥かに有益なはずです。 韓国の尹錫烈大統領の英断に感謝すべきなのでしょうか。尹大統領は、この首脳会談を実現させるために、見事な戦略を成功させたとと英…

エネルギーの地産地消に動く住民、いまだに石炭火力に執着する政府の無理解

「山が生む林や水や風こそ地域の宝。それらを生かせば、エネルギーの自給自足は十分可能」と会津電力の磯部英世社長が山を指さしてそう話しているそうです。 「木々も雪もエネルギーのかたまりです」。 「会津電力」、福島第一原発の事故後、脱原発を掲げ、…

【東京五輪、大規模な談合事件】広告大手など6社の起訴で不正を防ぐことができるのか

広告最大手の電通グループや博報堂など6社が、東京五輪・パラリンピックを巡る談合事件で起訴され、その余波が広がっているようです。 日本郵政のグループ各社がこの6社の他もう1社を加え計7社を取引停止にしたといいます。 また、2025年に開催予定の大阪・…

【DX・リスキリング・賃上げ】注目の人的資本経営、何を学び、どうキャリアップに活かすのか

「DX」デジタルによる変革、「リスキリング」デジタルスキルの学び直し、そして、「賃上げ」、これらを三位一体で進める。今の社会に求められていることでしょうか。簡単に言えば、こうしたことができる人材が求められていそうです。 しかし、思い描いた通り…

不気味な回答に広がる不安、それでも「生成AI」をあきらめない米マイクロソフト

「ChatGPT」の熱狂ぶりをながめていると、これが新しいテクノロジーに対する米国の前向きさなのかと感じ入ります。日本企業との決定的な差なのでしょう。これでは勝機はなそうです。二番煎じが良いところでしょうか。 マイクロソフトは従来、慎重なことで知…

大規模金融緩和で信頼が揺らぐ日銀、大幅な人員削減で信用をつなぎとめる米ハイテク企業

税負担が軽く、金利も低くければ、活況を呈し、多くの人々が押し寄せて経済が発展しそうです。それによって、そこに暮らす人々が豊かになっていく、それが理想なのかもしれません。 しかし、現実とは厳しいものです。なかなか理想は実現せずに、逆の方向に向…

時の移ろい、変わる街の風景、アップデートされる企業理念

渋谷を代表する商業施設 東急百貨店本店が閉店となり、約55年の歴史に幕を閉じました。時代は移ろい、社会は変わりゆくものと改めて感じます。 かつて華やいだ百貨店、そのビルは取り壊され、そこに新たな複合施設が建設されるそうです。新陳代謝することで…

続く悲惨な事件、判決がわれる原発裁判、社会の空気感は悪くなっていないか

福岡、静岡で悲惨な事件が起きました。悲しいことです。社会の雰囲気が悪い方へ向かっていないかと心配になります。 終わらない原発問題 福島第一原発事故をめぐる裁判が続いています。東京電力の旧経営陣3人が強制的に起訴され、その控訴審の判決で東京高裁…

【V字回復した鳥貴族】利他の精神を活かした経営、徹底した経費管理

焼き鳥チェーン大手の鳥貴族がコロナ禍にあって、V字回復を果たし、22年8~10月期の連結決算が、前年同期の17億円の赤字から黒字転換し、大きく収益が改善したそうです。 鳥貴族が「稲盛和夫の経営哲学」でやっと理解した、飲食店が儲からない根本理由 | 「…

【グローバルリスク2023】日本が世界のリスクの中心地か、米中対立、生活費の危機

ダボス会議 WEF世界経済フォーラムの年次総会が16日から3年ぶりに対面で開催されます。今年の年次総会のテーマは「分断された世界における協力の姿」といいます。 世界の分断と今後の協調の可能性や、インフレ、食糧危機、気候変動といった問題のなどが議論…

危機感を募らせる商社、「買い負け」、ままならない食糧確保

日本の商社が食糧の買い付けにおいて、他国に「買い負ける」ことを危惧しているといいます。かつては日本より高値で買う国はなかったそうですが、2019年頃から風向きが変わりつつあるといいます。 鶏肉「中国はもっと高く買ってくれる」…買い負ける日本[世…

【次は「異次元」の少子化対策】暴走する首相、過度な社会・企業への要求

正月休暇が明けると、またいつものように社会がまた動き出しました。首相は年頭の記者会見を行い、日銀総裁も発言し、企業トップは年頭所感を公表します。 黒田総裁は、世界経済の減速が予想されている中、日本経済は安定的な成長を続けるとの見通しを示し、…

ツイッターCEO辞任、イーロン・マスクの改革は失敗だったのか

イーロン・マスク氏が米ツイッターのCEOを辞任すると表明しました。ただ辞任は後継者を決めてからになるそうです。 また、マスク氏は、大規模なコスト削減に着手する前のツイッターの財務状況を明らかにし、キャッシュフローは30億ドル(約3950億円)のマイ…

実を結ぶ改革、日本製鉄は従業員の努力に賃上げで応える

日本製鉄が進めてきた構造改革が実を結び始めているのでしょうか。 構造改革についてきてくれた社員に報い、2022年の賃金改善額は1998年以来の高水準となり、賞与もまた14年ぶりの高さになったといいます。 日本製鉄の改革 「利益なき顧客至上主義」への戒め…

「民の声は神の声」か、トランプ氏のツイッターアカウント復活、遅すぎる大臣たちの更迭

米ツイッターが、トランプ前大統領のアカウント凍結解除への賛否を問う投票を呼び掛け、賛成が多数となったといいます。 「民の声は神の声」、この結果を受け、トランプ前大統領のアカウントの永久凍結が解除されたそうです。 トランプ氏のアカウント復活 米…

破綻したFTXのずさんな経営実態、なぜ投資家たちは多額の資金をつぎ込んだのか

経営破綻した仮想通貨交換業大手のFTXトレーディングの新たなCEOに、巨額の不正会計事件を起こしたエンロンの破綻処理で陣頭指揮を執ったジョン・レイ氏が就任したといいます。 FTX「企業統治の完全な失敗」 新CEOが創業者批判: 日本経済新聞 記事によれば、…

【米中首脳会談で進展か、気候変動対策に期待も】バイデン大統領の老獪さ、気になる今後の首相

米中首脳会談がインドネシア バリ島で行われ、これまでの対立に終止符を打ち、緊張を緩和する方向へ努力することで一致したようです。もう少し早い段階でそうあって欲しかったと思ってしまいますが、時宜を得る必要があったのでしょうか。 米中首脳会談、緊…

【急減速のテクノロジー企業】大規模な人員削減するメタ、気になるソフトバンクの決算

米メタ(旧フェイスブック)が全社員の約13%に当たる1万1000人超を削減すると発表したそうです。会社設立後、初めての大規模な人員削減といいます。 主力のSNS部門だけなく、期待のメタバースを担当するリアリティー・ラボでも解雇があるそうです。 メタ、1.…

独裁色強まる中国、「安いニッポン」は52年ぶりの水準まで円の実力が低下

中国で習主席の異例の3期目がスタートしたそうです。お友達内閣と呼ばないのかもしれませんが、自身と関係の深い人物で指導部メンバー固めたといいます。一強・独裁色が濃くなり、権力の集中が一層、進んだということでしょうか。 中国 習近平国家主席をトッ…

「一強」の弊害、執着する国、抜け出る国

隣の大国 中国の出来事が気になります。共産党大会の閉幕式で、胡錦濤前国家主席が式の最中、突然退席させられたそうです。この行動の原因は定かではないといいます。 胡錦濤前国家主席、党大会閉幕式を突然退席 写真4枚 国際ニュース:AFPBB News 「もっと…

メディアに頻繁に登場してビジョンを語る東芝社長、民意を活かしきれない首相との違い

東芝の島田社長が雑誌記事に頻繁に登場しています。自身と新しい東芝をアピールされているのでしょうか。 「心の平静を保つ力」、それが経営者に必要な資質と、プレジデントのインタビューで答えています。 自分の行動に社員何十万人もの生活がかかっている…

物価高騰、この時期になぜ防衛費増額なのか、財源もないのに、なぜ緊張感高めようとするのか

日本の建機メーカが中国で腐心しているそうです。中国国内の需要が急減し、現地の余剰生産能力の解消が課題になっているといいます。伸び行く国の成長に期待し進出しても、成長が翳れば、撤退を検討せざるを得ません。 建機メーカーが中国依存の怖さを学んだ…

【CSV経営とマーケティング】トロピカーナの景品表示法違反はマーケターのしくじりか

CSV経営を掲げるキリングループ、そのグループ会社の商品「トロピカーナ 100%まるごと果実感 メロンテイスト」(900ml)が、景品表示法違反に当たるとして、消費者庁から再発防止を求める措置命令を受けたといいます。 「CSV」、ハーバード大学のマイケル E…

マイナポイントは何のため、邪道との指摘も、非人間的に見えるアマゾンの生産追求の凄さ

「ユニコーンバブルの崩壊」、ソフトバンクグループが3兆円を超す赤字を発表し、孫社長はユニコーン企業の評価がバブル状態だったと反省したといいます。2022年に入り、テクノロジー業界の経済成長が鈍化したといわれているのだから当然の結果ということなの…

二人の巨人の違いは何か、ビルゲイツの気候変動とビジョンファンドのAI革命

先日ビル・ゲイツ氏が来日し、2020年に受章した「旭日大綬章」を受け取ったそうです。その際、NewsPicksのインタビューに応え、若い人たちへのメッセージとして、「環境危機を乗り越えるために、気候変動に関する政策などに興味を持って関わるべき」と話され…

なぜ苦境を選択するのか、「0円プラン」を廃止した楽天、支持率急落の首相

楽天の業績が芳しくないようです。1~6月期の最終損益は1766億円の赤字になったそうです。有利子負債は6月末で2兆5370億円となり、20年3月末の1.5倍になっているといいます。 21年7月に引き下げられたS&Pグローバル・レーティングによる楽天の長期発行体格付…

凋落する人たち、大赤字のソフトバンクG、改造内閣で外れる面々

ソフトバンクグループが2023年3月期 第1四半期の決算を発表しました。最終損益が3兆1627億円の赤字となったといいます。世界的な金利上昇に伴う株安と円安が影響し「ビジョン・ファンド」の評価損失が2兆3308億円に達したことの影響が大きいといいます。 ソ…

なぜ顧客の存在を忘れてしまうのか、不正行為を犯す企業の共通点

日野自動車が、エンジンの試験不正問題を調査していた特別調査委員会による調査報告書を公表しました。 特別調査委員会による調査報告書公表のお知らせ | ニュース | 日野自動車株式会社 日本経済新聞によれば、報告書は不正が起きた原因を分析し、エンジン…