「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

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論語

無謬性の神話:「大勝」の裏で、日本が「修正能力」を失う日

衆院選は予想通りの自民党の大勝です。「安定」や「信任」という言葉が並びます。しかし、この結果には、ある種の「底知れぬ危うさ」も感じます。 それは、特定の政党への支持・不支持の話ではありません。この勝利が、日本を覆う**「無謬(むびゅう)性の神…

選挙の後に届く「請求書」:私たちが読み飛ばした、シビアな現実

選挙戦を通じて、私たちは「消費税減税」や「積極財政」という魅力的な公約を繰り返し耳にしてきました。しかし、投票というプロセスが終わった瞬間に、これらの言葉は「市場」と「国際政治」という冷酷なフィルターにかけられることになります。 【衆院選の…

止まる名古屋、深刻な人手不足:『世界4位の移民大国』日本がひた隠すダブルスタンダード

名鉄社長の涙と、名古屋駅再開発の断念。これは単なる地方ニュースではなく、私たちが目を逸らしてきた「日本の限界」が、目に見える形で露呈した瞬間です。 [新連載・現場の復讐]名鉄社長の涙、名古屋駅の再開発が頓挫 異次元の人手不足:日経ビジネス電…

「責任ある積極財政」とエコノミストとのコンフリクト

衆院選の投開票日を前に、高市首相から飛び出した「(円安で)外為特会がホクホク状態」という言葉。これに対し、みずほ銀行の唐鎌大輔氏ら第一線のエコノミストたちが「危うい」と異例の名指し批判を展開しています。 このコンフリクト(衝突)の正体は、単…

「実績の横取りか」疑わしい情報 ― 選挙直前に問う「君子」の誠実さ

総選挙投開票日が近づいてきました。そんな中、タイムラインを埋め尽くすのは、相変わらず、政策の深い議論ではなく、目を疑うような「アテンション(関心)」の奪い合いです。 「野党の手柄を横取り」自民広報X ガソリン暫定税率廃止を「高市内閣の実績」と…

コメと生活、そして「政治の働き」を問い直す

コメの輸入が急伸しているそうです。食卓から国産のコメが消えることにならないのでしょうか。 コメの民間輸入、前年の95倍に 関税で割高のはずが国産米より安く [令和の米騒動]:朝日新聞 「関税で守られているはずの国産米より、輸入米の方が安い」という…

金の急落が告げる「演出された安心」 ― ポピュリズム、衆愚政治の正体

高騰を続けていた金価格が突如として急落しました。 きっかけは、トランプ大統領が次期FRB議長にケビン・ウォーシュ氏を指名したことです。市場はこの人事を「FRBの独立性が保たれた」という安心材料として受け止め、リスク回避の姿勢を解きました。 史上最…

「創造」が「罪」に変質するとき:ニデック不祥事と、失われた「共通善」を巡る考察

不適切会計問題で揺れるニデック(旧日本電産)が公表した改善計画。そこには、日経ビジネスも指摘するように、創業者の短期主義が「経理部門」という組織の良心を司る部署さえも侵食していたという、深刻な構造的問題が記されていました。 不適切会計のニデ…

トランプ、高市首相、そして山上被告の判決 ―『論語』が予言した言葉の乱れと社会の崩壊

山上徹也被告への判決、そしてトランプ氏や高市首相の動向……。2026年1月の今、私たちが目撃しているのは、まさに「言葉がその実質を失い、社会の底が抜けていく」プロセスなのかもしれません。その背景にある「言葉の不在」を考察します。

【提言】「年寄りがつくった未来でいいのか」柳井正氏のカウンター:古い未来を「破壊」して参画する

「SDGsネイティブ」Z世代、α世代の憂鬱 ー 最新アプリが動かない「呪われたOS」の正体。最終回です。

【2025年を振り返って】「責任ある積極財政」の正体 —— 円安放置から透ける『インフレ税』の疑念

2025年、歴史的な円安と物価高の中で、私たちは1年を終えようとしています。 日銀の植田総裁は「地ならし」を行い、金利のある世界への移行を示唆しましたが、市場の円安トレンドは揺るぎませんでした。専門家の中からは「2026年165円」という予測も出始めて…

122兆円台の国家予算でも埋まらない「不安」の正体—フィンランドに学ぶ成熟社会のビジョン

来年度の予算編成において、概算要求の段階で122兆円台という過去最大の数字が並びました。これだけの巨額な資金が投入されようとしている一方で、私たちの心にある「未来への不安」は、皮肉なほどに膨れ上がっています。 長射程ミサイル9733億円、給食費支…

SNSがもたらす「負の遺産」:なぜオーストラリアは16歳未満の利用を「禁止」したのか

現代社会で空気のように存在するソーシャルメディア SNS。私たちはその恩恵を享受していますが、その光が強ければ強いほど、影もまた濃くなっています。 2025年12月、世界に衝撃が走りました。オーストラリアで16歳未満の子どものSNS利用を禁止する世界で初…

これって黄金時代なの? ~論語の視点から批判的思考を深めてみよう~

トランプさんが来日し、高市さんと首脳会談が行われました。トランプ一色、注目度の高さがうかがえます。メディアはトランプさんを追っかけ、羽田空港到着から皇居までの移動を生中継したり、連日大忙しです。 高市首相、トランプ氏と初会談「日米の新たな黄…

「極右」が「現実主義者」に? 財政赤字を改善させたイタリア・メローニ首相の変心、その成功から日本が学ぶべきこと

トランプさんの米国が気になります。民主党が主導する都市を「軍の訓練場」として活用したいと述べたそうで、物議をかもしています。 トランプ氏、アメリカの都市を「軍の訓練場」にすべきと 将官らに演説 - BBCニュース 国内の都市が戦場と化すのではないか…

「シカ発言」、「ビジネスエセ保守」に「ステマ問題」、自民党総裁選の既視感

「シカ発言」に「ビジネスエセ保守」「ステマ問題」で、自民党総裁選が話題になります。物価高騰問題や自民党の政治資金問題で、多くの国民が変化を求めています。これでは誰が総裁に選ばれても、やはり変わることはないということでしょうか。 「ビジネスエ…

株価は上がっているのに、なぜ生活は楽にならないのか? — 日本経済のモヤモヤの正体

日経平均株価が連日、史上最高値を更新しています。その一方、日本の多くの人々の暮らし向きは改善されずに、よくないままといいます。モヤモヤが募り、違和感を覚えませんか? 「高値更新の日本株」と「低迷続きの日本経済」はこれからも併存:日経ビジネス…

【JICAホームタウン事業撤回】キャンセルカルチャーとデマが社会を壊すメカニズム

SNS時代、この情報洪水の中で信頼できる情報の防波堤となることがジャーナリズムに求められているといわれます。そうであるはずなのに、なかなか進歩、発展がないのが日本のジャーナリズム、いわゆるオールドメディアと称される新聞やテレビなのでしょうか。…

「分断」から「連帯」へ――ゼレンスキーと石破、国連演説にみる世界への警鐘

ウクライナのゼレンスキー大統領が国連総会で演説し、ドローンとAIがもたらす脅威について、強く警告していました。安価なドローンが広範囲で死をもたらす「デスゾーン」を生み出し、AI兵器が人類史上最も破滅的な軍拡競争を引き起こすと指摘していました。 …

「政治家の言葉に騙されないために」トランプ演説に隠された「物語」の構造を読み解く

トランプさんが国連総会で演説していました。国連を「空虚な言葉」ばかりだと強く非難し、気候変動問題を「信用詐欺」だと断罪、国境開放は国の破壊を招くと不平を並べ立ていました。 トランプ氏が国連演説、自賛と他国批判で1時間-気候変動は「詐欺」 - Bl…

SNS時代の『大衆の反逆』——自己満足と直接行動の果てに

トランプさんがニューヨーク・タイムズ紙を名誉毀損で訴えましたが、その訴状が裁判所によって却下されたそうです。 トランプ氏がNYタイムズ訴えた名損訴訟、痛烈な判決で却下される 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News 「不適切かつ許容できない」、美辞麗句…

静かに進むパラダイムシフト、国家資本主義とサプライチェーンの強靭化

経済安全保障、サプライチェーンの再構築などが口やかましく言われるようになりました。米中対立が長期化し、ハイテク製品の輸出管理が強化されるなどして激しさを増していることが背景にあるようです。 「カリフォルニアで製造業復活」米テック富豪ら都市計…

【進化するスマホ】超薄型 iPhone Airとパナソニックの苦境

アップルが新しいiPhoneを発表しました。批判もあるようですが、その人気はまだ絶大というところでしょうか。 【3分でわかる】「Air」から「17 Pro」まで、3つの新型iPhoneについて知っておくべきこと | WIRED.jp 「軽薄短小」が追求されたモデル厚さ5.6mmの…

戦後80年の見解とポスト石破

首相職を辞する石破さんが締めくくりの外国訪問として国連総会に出席する意向を固めたそうです。一般討論演説で、自由で開かれた国際秩序の維持・強化の重要性を訴えるといいます。 首相、国連総会出席へ 「石破外交」締めくくり:時事ドットコム また、これ…

【ふるさと納税】派手なポイント還元キャンペーン、ポイント付与禁止を前に駆け込み需要

「ポイント還元ラストチャンス」。ふるさと納税のポイント還元が9月末で廃止されるのを受け、仲介サイトは寄付者を囲い込もうと、様々なポイント還元キャンペーンなどを打ち出し、駆け込み需要が増加しているようです。 ふるさと納税、お得な仲介サイトは ポ…

「ポスト石破」の候補者たち、忘れられそうな解体的出直し

「本物のリーダーと偽物のリーダーはどこに違いがあるのでしょうか?」、独立研究家の山口周氏がそう問います。 その差は「価値観の混乱する状況の中で、自身の哲学に基づいた確固とした方針を示し、それを保ち続けられるかどうか」という点にあるといいます…

石破さんと逆回転する自民党

「社会は多数派ではなく、むしろ少数派の主張によってこそ変革されていきます」。独立研究家の山口周氏はそう言います。 「逸脱する人」を許容する開かれた社会|山口周 社会の支配的価値観や規範に対して逸脱者、少数派が反旗を翻すことで、安定した環境に…

悪名を轟かせる人と名をはせる人

「人というのは結局「自己利益」から逃れられない」、フランス文学者の鹿島茂さんはそういいます。今の世界を観察すると、そうなんだろうといわざるを得ません。 鹿島茂×滝田洋一 古典の面白さとは? 人は結局、欲得から逃れられない:日経ビジネス電子版 「…

軍事パレード、潔白会見、石破おろし、権力を誇示したがる面々

中国北京で軍事パレードが大々的に催され、ロシア大統領や北朝鮮総書記が顔をそろえていました。古い時代に舞い戻ったのではないかと錯覚を覚えます。 中国・ロシア・北朝鮮、許されざる枢軸 トランプ氏を待ち受ける罠 - 日本経済新聞 「中華民族の復興は止…

グーグルが作った最新AIスマホ Pixel 10と凋落止まらないパナソニック

史上最も暑い夏、大きく値を動かす株価、高止まりの新米価格に、続く物価高騰、政治は相変わらず権力争い。状況が好転しないことに焦燥感を覚えるからでしょうか、気ぜわしさを感じます。 日経平均株価529円安、「中国AI脅威論」再び 半導体関連総崩れ - 日…