「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

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損保に業務改善命令、悪質と指摘する財務大臣、その自民党は史上最悪の疑獄の渦中

 損保大手4社が独禁法上不適切な保険料調整行為、カルテルを行ったとして金融庁が業務改善命令を出しました。「企業向けを中心に幅広く反復して不適切行為が行われ悪質性が高い」と判断したといいます。

損保4社に業務改善命令、「悪質性高い」=鈴木財務・金融担当相 | ロイター

問題の背景に「新規契約が難しいなか営業担当者が利益の増加を強く求められたこと、コンプライアンスや顧客保護を軽視する文化が組織全体にある」として「悪質性が高い」と表現した。(出所:ロイター)

「経営責任の明確化や経営管理体制の強化、業務改善計画の提出を求める」と鈴木財務・金融担当相が会見で述べ、「不適切行為が幅広く行われていたことは遺憾であり、抜本改善を求める」と強調したそうです。

 

 

 なあなあのなれ合いの商慣習が背景にあったともいわれます。また、その構図は、ビッグモータ問題と重なるとの指摘もあります。何のためのビジネス、そして仕事という意識がまったく欠如し、何の思考もなく働いていたということなのでしょうか。

史上最悪の政界疑獄

 自民党安倍派の裏金問題について、「国民に疑念を持たれる事態を招いていることはたいへん遺憾で、心から詫びる」と、首相はあちこちで講演してはそう述べています。この問題を巡っては、年明けに自民党の新組織を立ち上げ、改革の議論を始めるといいます。ただ改革の具体的な内容には触れていないそうです。

パー券裏金事件 政党助成と両取り「リクルートより最悪」 自民内寒波状態 政界の断面 | カナロコ by 神奈川新聞

 政治資金パーティを巡る裏金問題、リクルート事件以来の政界疑獄と言われ、史上最悪の内容との指摘もあるようです。政党助成金も受け取りつつ、自ら決めたパーティ開催の自粛という政治改革大綱を犯して、パーティ開催を続け資金作りに励んできたといいます。損保各社と同様に「悪質性が高い」といっていいのでしょう。

「政治とカネ」をめぐる事件をきっかけにできた政党助成金は税金が原資。おカネの両取りは焼け太りそのもので国民に釈明しようがないと、語る自民党議員秘書がいるそうです。

 また、ある自民党職員は、収入1千万円以上のパーティを繰り返す首相を引き、まずは自ら「そういう行事はやめますから」と宣言しないと改革は始めらないと断じたといいます。

 政権与党がこんなに悪質なことをしていて、損保各社に対して「悪質だ」と論ずるのもどうかと思います。同じ穴の狢ではないかと思えてしまいます。

 

 

論語に学ぶ

君子は徳を懐(おも)い、小人は土を懐う。君子は刑を懐い、小人は恵みを懐う。(「里仁第四」11)

 君子 教養人はいつも心にかけていることは道徳のことだが、小人が常に心にかけるのは地位や豊かな生活の安泰のことである。君子は罪に対する罰を覚悟するが、小人はなんとか逃れたいと思うと、孔子がいいました。

dsupplying.hatenadiary.jp

 こうした言葉を聞くと、世の中、欲にまみれた自己中心の小人ばかりになってしまったと感じます。

 多くの者たちが大事なものを忘れてしまったのでしょう。人格が磨く教育が求められていそうです。