「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

2022-01-01から1年間の記事一覧

【明暗くっきりの2022年の10大ニュース】光り輝くスポーツ選手、すさむドロドロな現実社会

大晦日になりました。今年2022年の10大ニュースで1年を振り返れば、明暗がくっきりした年だったのでしょうか。 発表! 2022年日本の10大ニュース : 読売新聞オンライン サッカーワールドカップでの日本チームの活躍に沸き立ち、米メジャーリーグでは大…

【インフレ下の2022年】浮かび上がる次なる課題「少子高齢化」

激動の2022年が終わろうとしています。「激動」の表現はあまり好きになれませんが、これもまた現実なのでしょう。新しい年は「平安」であることを願いたいですが、これもまた厳しそうです。 この世にはパンデミックのような避け得ないものもあるのでしょうが…

【強まる日本悲観論】言い得て妙、タモリさんの来年は「新しい戦前」

年末を迎えて、来年はどんな年になるのかと予測があちらこちらから聞こえてきます。 タモリさんが「徹子の部屋」に出演し、「誰も予測できないですよね、これは」とし、「新しい戦前になるんじゃないでしょうかね」と答えたといいます。 タモリ 来年は「新し…

【経済財政諮問会議】検証を求める声、自己都合の分析で、事実を抹殺しようとしていないか

他人の声が聞こえなくなったとき、人は失敗するといいます。他者や社会の声との隔たりが生じるからでしょうか。自分にとって耳障りのよい声だけを聞いていては真実を見逃す恐れがあります。 政府が12月22日に開催した経済財政諮問会議の議事要旨が公開され、…

異次元緩和の代償、波乱を呼びそうな日銀の政策修正

人はミス、過ちを犯す存在のなのだとつくづく思います。歴史を振り返ってみてもそうなのでしょうし、昨今の世界情勢を見ても、それは明らかなのでしょう。 軍事侵攻したロシア、新型コロナ対策に失敗する中国、こうした国際情勢に適切に対処できなくなった米…

「OODAループ」による戦略的な思考、国はこのループを回しているのだろうか

年の瀬、激動の2022年も暮れようとしています。国の予算も大筋で固まり、新年に向けての準備も進ます。来年はよい年であることを期待したいものですが、期待してもよいでしょうか。何か波乱含みのような気もします。 ふくれ上がる国家予算に、増すばかりの国…

【メリークリスマス、世界が平和でありますように】台頭する権威主義とWeb3

メリークリスマス、世界が平和でありますように その願いを込めて、ジョンレノンの「Happy Xmas (War is Over)」 (動画はセリーヌ・ディオン ヴァージョンですが)。 www.youtube.com Let’s stop all the fight (now)A very Merry Xmas, And a happy New …

平和主義を放棄したとロシアに批判される日本、首相は「有事の宰相」にご満悦

東南アジアや中国で仕事しているとき、時に日本人であることが故に苦々しい経験をすることがあります。 「君のおじいさんたちはこの国で何をやったか知っているのか」 今の日本は戦争を放棄し平和国家と言い訳したところで、相手の心に刻む込まれた歴史を変…

大雪、長引いた停電、脆弱な電力事情、原発政策の転換で改善できるのか

「備えあれば患いなし」といいます。万が一に備えて、あらかじめ準備をしておけば、事が起きても心配事がないという意味です。 続けざまに寒波が到来しては、日本海側で大雪になっています。「備えあれば患いなし」、事前に準備ができれば天災も乗り越えるこ…

ツイッターCEO辞任、イーロン・マスクの改革は失敗だったのか

イーロン・マスク氏が米ツイッターのCEOを辞任すると表明しました。ただ辞任は後継者を決めてからになるそうです。 また、マスク氏は、大規模なコスト削減に着手する前のツイッターの財務状況を明らかにし、キャッシュフローは30億ドル(約3950億円)のマイ…

物騒な日本、近隣では威嚇行動、日銀の政策変更で市場は混乱

日本の周辺がまた騒がしくなっています。 北の方では、「反撃能力」は主権国家の合法的な自衛権保有とは全く関係ない他国の領域への先制攻撃能力と報道官が述べ、「国連憲章の乱暴な侵害であり、国際平和と安全に対する深刻な挑戦だ」と主張、軍事挑発を示唆…

普通の国になれない日本、増えるばかりの借金、止まらない増税、来年度予算も過去最高を更新見込み

来年2023年度の予算案の総額が114兆円程度に達するそうです。今年度より6兆円以上増え、11年連続で過去最大を更新するといいます。防衛力の強化に向け複数年度で支出する「防衛力強化資金」を一括で計上するそうです。23日に閣議決定するといいます。 政府予…

「反撃能力」は何のためか、飛び交うミサイル、劣化する外交力、下落する内閣支持率

また北朝鮮が弾道ミサイル2発を発射したそうです。政府が閣議決定した防衛3文書に明記された「反撃能力保有」に反発したとみられるといいます。 日本海に中距離弾道弾2発 「反撃能力」に反発か―北朝鮮:時事ドットコム 自然な成り行きなのでしょう。壁に向…

【防衛3文書閣議決定】不安に取りつかれたような首相、中国の反応、漁夫の利を得る米国

岸田首相が防衛費増額のための増税について記者会見を行いました。聞くに堪えないので途中で視聴を止めました。 不安に駆られた人が犯す典型的な失敗の例のように思えます。 ロシアがウクライナに侵攻し、NATO 北大西洋条約機構加盟国が防衛費のGDP比2%を掲…

異様な光景に映る自民党の税制調査会、思い込みが激しく融通がきかなくなっていないか

自民党税制調査会の小委員会が開かれ、不足する1兆円の防衛費の財源確保に向け、法人税とたばこ税、復興特別所得税を税制措置の対象とする案が示されたそうです。出席した議員から反対論が相次いだそうです。異様な光景がニュースで報じられています。 防衛…

暴走する自民党の議論、首相は恐怖に取りつかれたのか

「防衛力の抜本強化は安全保障政策の大転換で、時代を画するものだ。責任ある財源を考えるべきで、いまを生きる国民が自らの責任としてその重みを背負って対応すべきものだ」 防衛費増額巡り 首相「国民自らの責任」 一部増税で賄う考え | 毎日新聞 岸田首相…

今年の漢字は「戦」、防衛力強化したい政府、緊張緩和を見越し中国に投資する動き

今年の世相を表す漢字に「戦」が選ばれました。ロシアによるウクライナ侵攻で大きな衝撃を受け、北朝鮮によるミサイル乱射により、多くの人が恐怖や不安を感じた1年だったということでしょうか。 またこれをきっかけにして、防衛力強化の必要性を政府が説き…

日本の未来に危機感を抱く自動車業界、動き出す豊田社長、政府に申し入れ

自動車が世界の一大産業であることは今も昔も変わりはありません。そして、これから先もそうあるのかもしれません。 日本においては、他の産業の衰えが見える中で、自動車が唯一今も国際競争力を維持しているといっていいのかもしれません。 自動車産業の衰…

異常だった臨時国会、辞任ドミノ、被害者救済、首相に何か成果はあったのだろうか

異常な国会が閉幕しました。品位に欠く3閣僚が相次いで辞任し、自民党との関係が深いことが明らかになった宗教団体による献金に苦しむ被害者を救済するための被害者救済法が会期ぎりぎりで成立しました。 首相は記者会見し、したり顔で成果を強調しています…

「たぶん日本は滅亡する」と憂う企業トップ、防衛省は世論操作の研究に着手か

防衛省が、SNSなど交流サイトで国内世論を誘導する工作の研究に着手したといいます。共同通信によれば、複数の政府関係者への取材で判明し、改定される安全保障関連3文書にも、情報戦への対処力向上として盛り込むそうです。 防衛省、世論工作の研究に着手 A…

「増税、増税、増税」、首相が重い年貢を取り立てる悪代官にみえてくる

12月のロイター企業調査で、岸田政権の不支持が支持を大きく上回る結果が明らかになったといいます。「支持する」が37%であったのに対し、「支持しない」は63%だったといいます。 12月ロイター企業調査:岸田政権支持は37%、円安・物価対策など求める | ロ…

値下げとなりそうな電気料金、それでも消えない不安、解決につながらない対策

東北、北陸、中国、四国、沖縄の電力大手5社が申請した家庭向け規制料金の値上げについて、経済産業省が審査を始めたそうです。 電力5社値上げ、審査開始 利用者負担踏まえ圧縮も―経産省:時事ドットコム 燃料調達費などが適正かどうかを見極め、5社が値上…

「新しい景色」をみせてくれたサッカー日本代表

サッカーワールドカップ、ベスト8の夢は叶わなかったですが、この期間中、ワクワクさせてくれました。 PK戦の末、敗れたクロアチア戦から一夜明け、森保監督が「まだ横綱相撲できるような力ではないと思うが、世界のトップ、ワールドカップの優勝を経験して…

実を結ぶ改革、日本製鉄は従業員の努力に賃上げで応える

日本製鉄が進めてきた構造改革が実を結び始めているのでしょうか。 構造改革についてきてくれた社員に報い、2022年の賃金改善額は1998年以来の高水準となり、賞与もまた14年ぶりの高さになったといいます。 日本製鉄の改革 「利益なき顧客至上主義」への戒め…

反撃能力の保有は必要なのだろうか、首相のレガシー作りとの声も

「台湾有事は絵空事ではない。野党の無責任な安全保障政策にはこれまで以上に厳しい目が注がれる」と日本経済新聞が主張し、野党各党が示す安保政策が政権交代可能な政党になりうるかの試金石となるといいます。 立憲民主党、「反撃能力」容認で検討 維新・…

少子化対策が優先されずに、なぜ防衛費増額で先になるのだろうか

北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射やロシアによるウクライナ侵攻を受けて、国民世論が防衛力の強化を求めるようになり、「平和の党」を掲げる公明党が姿勢を転換しているようです。これまでは安保分野で前のめりになる自民党を抑える「ブレーキ役」になってい…

【保育園で虐待】何がおかしくないか、求められているのは教養なのか

静岡県の保育園で園児虐待が行われていたといいます。また、長野県では子どもの声がうるさいからといって公園が廃止になりました。 子どもの声がうるさいから公園が廃止…それでいいの?揺れる長野市の現地で徹底取材〈声のチカラ〉|信濃毎日新聞デジタル 信…

【ドーハの歓喜】奇跡ではなかった予選突破、決勝トーナメントで実力を示せ!

ブラボー、日本!強豪スペインを破っての決勝トーナメント進出おめでとうございます! ダメかな、そうはいっても..... そんな気持ちで朝4時からテレビ観戦、堂安選手の豪快シュートが決まって、もしやと思って、観戦に力がはりました。 【速報】ドーハの歓喜…

【電気料金の異常高騰】いつになったら価格は正常化するのでしょうか

「想像すらできなかった石炭価格になっていて、企業の努力だけではなかなか難しい」。 北陸電力が家庭向け規制料金を来年4月に45.84%値上げすると経済産業省に申請したといいます。認可されれば、標準家庭の料金は、3082円高い1万293円になるそうです。 家庭…

増税議論、積極財政派ばかりで歳出改革は実行できるのだろうか

国が次々と色々な施策を実行しようとしているようです。一律の就活日程を見直し、また、政府のGX(グリーン・トランスフォーメーション)実行会議では、二酸化炭素(CO2)の排出に課金して削減を促す「カーボンプライシング」の具体案が示され、「賦課金」と…