ムダな競争を捨て、未来を「自分で操縦」する時代へ
現在、日本政治の最優先課題は、安全保障と経済成長の二軸に集中しています。しかし、その影で報じられた「高市政権が最低賃金1,500円を事実上目指さない」という方針は、単なる経済政策の選択以上の、**日本の「思考の構造的な欠陥」**を象徴しているように…
記事のテーマは「集団浅慮」の危険性です。
前回、私は「現金のみ」スーパーの出現を機に、日本のポイント経済圏の熾烈な競争がムダを生み出していると指摘しました。 「現金のみ」スーパーが暴く、ポイント経済圏の"ムダ"と低生産性の病 【ポイント経済圏疲れとZ世代①】 - 「論語を現代に活かす」 時…
インフレの波が私たちの生活を直撃し、家計が悲鳴を上げている現在。「1円でも安く」を追求するため、あえてキャッシュレス決済を導入しない「現金のみ」スーパーが登場したというニュースを目にしました。 仙台のスーパー生鮮館むらぬし、あえて現金のみ キ…
今日のニュースを見て、背筋が凍る思いをしたのは私だけではないでしょう。 都市部で病院「突然なくなる」 統合・再編遅れ、物価高で拍車 - 日本経済新聞 都市部で病院が「突然なくなる」リスク。そして、私たちの足元では地下鉄の安全が談合によって脅かさ…
資生堂が、過去最大の520億円赤字見込みを発表しました。黒字予想からの大転落は、単なる経営失敗ではなく、「日本の強み」の崩壊を象徴しているかのようです。 決算:資生堂が過去最大赤字520億円、25年12月期最終 新たに200人削減 - 日本経済新聞 赤字の主…
「次のフロンティア」として、『フィジカルAI』に注目が集まっています。フィジカルAIは、AI人工知能がロボットや機械を自律的に制御する技術であり、米国のビッグテック、AmazonやNVIDIAなどが開発に意欲を見せています。人手不足の解消や生産性向上につな…
私たちは今、大きな経済的な「違和感」の中に生きています。日経平均株価は過去最高値を更新するような高水準を維持し、メディアも「企業の好業績」を報じます。しかし、あなたの生活はどうでしょうか?毎日の買い物では物価が高騰し、頑張って働いても実質…
トランプ関税の影響で業績を落としてきた日本の自動車業界が、今、『ネクスペリア問題』という新たな構造的課題に直面しています。ホンダと日産を直撃し、メキシコや国内工場で一部生産調整を余儀なくされました。その原因は、高性能なAIチップでも、高価な…
「生成AI」の登場と進化で、今、ビジネスを取り巻くデジタル環境は劇的な変貌を遂げています。それは、業務効率、商品開発、顧客体験を根底から変える「攻め」のDXを可能にします。この技術を使いこなせるかどうかが、企業の競争優位性を左右する時代です。…
昨日の東京株式市場での日経平均株価の急落、一時4%近い下落となりました。AIバブルへの警戒が理由といいます。同じ頃、米国ではニューヨーク市長選でゾーラン・マムダニ氏という急進左派が勝利。「経済と政治」、両面で既存のシステムに「亀裂」が入ったよ…
ドジャースがワールドシリーズ連覇しました。大谷翔平選手、山本由伸投手、佐々木朗希投手、日本人3選手の活躍は素晴らしいものでした。MVPの山本投手もすごかったですが、大谷さんの異次元の活躍は驚愕でした。 [ドジャース 連覇の軌跡](中) 「二刀流」…
日本は今、宇宙産業の根幹で厳しい問いに直面しています。国産主力大型ロケットH3の打ち上げに成功しましたが、宇宙ビジネス参入に向け目標コスト「50億円」というのが、イーロン・マスク氏率いるSpaceXのFalcon 9の「10億円台」という価格の前に、いかに無…
今年2025年のノーベル経済学賞は、ジョエル・モキイア氏、フィリップ・アギオン氏、ピーター・ホーウィット氏の3人でした。「イノベーション(技術革新)主導の経済成長の解明」が授賞の理由です。 ノーベル経済学賞、技術革新と成長の研究 トランプ政策を批…
登山家の田部井淳子さんが世界最高峰エベレストに女性で初めての登頂に成功してから50年になります。それに合わせて映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」が公開になりました。 『てっぺんの向こうにあなたがいる』(日本)【今月の映画】:時事ドットコム…
韓国・釜山で開催された米中首脳会談は、世界の注目が再びアジア、特に米中関係に集まっていることを示しました。この会談の裏側で、かつて関税の応酬だった米中対立は、今や「覇権」と「未来のルール」をめぐる構造的な争いへと進化しています。 専門家が語…
日経平均株価が連日過去最高を更新し、5万円を超える時代がやってきました。 危うい日経平均5万1000円、、押し上げ役が一部銘柄に偏り過ぎ。構成銘柄のうち29日に上昇したのはわずか43銘柄 | ブルームバーグ | 東洋経済オンライン 「日本経済、完全復活か?」―…
トランプさんが来日しました。政府は歓待し、一連の行事が滞りなく進み、成功裏に終わったようです。高市新政権の発足もあって、「日本、変わるかも?」という高揚感と期待感が生まれました。特に私たち若い世代は、長引くデフレや閉塞感から抜け出す「強い…
トランプさんが来日し、高市さんと首脳会談が行われました。トランプ一色、注目度の高さがうかがえます。メディアはトランプさんを追っかけ、羽田空港到着から皇居までの移動を生中継したり、連日大忙しです。 高市首相、トランプ氏と初会談「日米の新たな黄…
国を挙げて歓迎したインバウンドが、今や「オーバーツーリズム」として批判され、一部で排外主義的な感情すら生むようにもなっています。 京都だけじゃない日本人観光客離れ 東京など35都道府県で宿泊者減少https://t.co/913VNxRleNインバウンドで観光地が混…
Amazon倉庫が教える、AI時代に「消えない仕事」の絶対条件~AIとロボットが奪う仕事、そして私たちに残るもの
高市新首相が国会で、所信表明演説しました。それを政治としてではなく、経営学・社会論の視点から分析し、その構造的な強みと、社会にもたらしうる「対立と分断」の懸念を考えてみます。 「日本再起」力強いその宣言 高市新首相の初めての所信表明演説は「…
高市新政権が動き始め、新たな指針や新閣僚たちの発言が報じられています。不人気な前の政権の政策を転換するのも、政権が変わったのですから、ごく自然なことなのかもしれません。 新閣僚「高市色」へ政策転換 コメ増産に慎重、メガソーラー規制強化 - 日本…
高市新首相。日本の憲政史上初めて女性の首相が誕生しました。喜ばしいことです。非世襲議員であることにも注目が集まっているようです。 高市早苗・自民党総裁、第104代首相に選出 憲政史上初の女性宰相 - BBCニュース 高市氏が「ガラスの天井を破った」こ…
自民党と日本維新の会が「連立政権合意書」を取り交わしました。 自民党と日本維新の会、連立政権合意書の全文 - 日本経済新聞 戦後最も厳しく複雑な国際安全保障環境を乗り越えるためには、日本列島を強く豊かにし、誇りある「自立する国家」としての歩みを…
なぜ今、転売ヤー問題が深刻なのか? 限定品が買えない、価格が高騰するなど、社会問題になっています。それに加え、対策が後手に回るフリマアプリの健全性が問われています。 スタバ転売騒動で「メルカリ」に殺到する怒りの声…じつは規約違反すら野放しにな…
「次の総理」に、高市さんが総理に指名されることになるのでしょうか。自民党と日本維新の会が連立政権の合意書に署名する方向で最終調整に入っているそうです。 国民民主党・玉木雄一郎氏、高市早苗氏に協力 「政策進めるため」 - 日本経済新聞 国民民主も…
村山富市元首相が、老衰のため大分市内の病院で亡くなられました。享年101歳。 1994年6月、日本社会党委員長から自社さ連立政権の内閣総理大臣に就任。55年体制の下で続いてきた保革対立を打ち破る功績を残されました。終戦50年の契機となる95年には、「村山…
IMF国際通貨基金の最新推計によると、日本の名目GDP(国内総生産)が2026年にインドに抜かれ、世界4位から5位に後退する見通しとなったそうです。近年の大幅な円安でドル建てでGDPが目減りしているといいます。 日本のGDP、インドに抜かれ世界5位へ IMF2026…