「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

【メリークリスマス、世界が平和でありますように】台頭する権威主義とWeb3

 

 メリークリスマス、世界が平和でありますように

 その願いを込めて、ジョンレノンの「Happy Xmas (War is Over)」

(動画はセリーヌ・ディオン ヴァージョンですが)。


www.youtube.com

Let’s stop all the fight (now)
A very Merry Xmas, And a happy New Year
Let’s hope it’s a good one
Without any fear  (引用:Happy Christmas (War is Over)John Lennon

 一刻も早い争いの終結を望みます。

 しかし現実は厳しそうですね。

 

 

歴史の舞台装置は、ある時ガラガラと音を立てて崩壊し、シーンを一変させる。(出所:JIJI.com)

 世界が少しづつ変化し始めているのでしょうか。

台頭する権威主義

 中国の習国家主席サウジアラビアを訪問し、湾岸協力会議諸国のみならず、アラブ22カ国の首脳と一堂に会して関係強化を確認したそうです。

習主席サウジ訪問の衝撃 「独裁国家」大連合時代の始まり【コメントライナー】:時事ドットコム

中国が呼び掛けている人民元によるエネルギー取引が実行されると、国際決済通貨としての人民元の価値は大幅に高まり、それはサウジに冷たくした米国が受ける最大の懲罰である (出所:JIJI.com)

 経験に長けた米軍と中国の軍事力は比較にならないといいます。米軍の展開力は抜きん出ているそうです。その点からいって、安全保障の面で中国は米国の役割を肩代わりできないようです。

 ただサウジにすれば冷たい米国より、内政に干渉しない「中国の方がマシ」という意見もあるといいます。

 また、米国の力に陰りが見えはじめているともいわれ、アラブは中国との戦略的パートナーシップにかじを切るべきと断じる論客もいるそうです。

権威主義国家の大連合は、数の上でも、経済規模の上でも、自由世界を上回ろうとしている。時代という名の回転劇場がぐるりと回り、民主主義の正義が当たり前だった世界が過去のものになろうとしている。(出所:JIJI.com)

 好む好まないのかかわらず、目を背けてはならない現実なのでしょう。普遍的な価値と思われた、「独立と民主主義」という米国の理念が時代と合わなくなっているのでしょうか。

 その弊害が目に付くようになっているのかもしれません。理念はそのままでもいいのかもしれませんが、思考や言動をアップデートできていないからなのでしょうか。

 

 

 その上、気候変動の問題など解決しなければならない社会課題が現実社会においては山積しています。しかし、その解決は遅々としています。これまで世界をリードしてきた力の限界のような錯覚さえ起きそうです。

 Web3 非中央集権型への傾斜

 インターネットではWeb3への関心が高まっているそうです。現実逃避ということではないのでしょうが、ますます分散化への傾向が顕著のようです。ブロックチェーンや非中央集権型の技術を使えば、こうした現実社会における閉塞感から解放されるように感じるのかもしれません。そうしたポテンシャルもありそうです。

 また現実にそうした動きが興りつつあるようです。「DAO:分散型自律組織」が動き始めているといいます。DAOでは、プログラムによって書かれた独自のルール等を設定することで、誰もが参加でき、様々な人々が協力しながら管理、運営を行なう組織だといいます。

 従来の組織体制とは異なり、中央管理者はおらず、一部の人間による意思決定によって進められることがないという特徴があるといいます。民主的で公平性が高いとも言われます。

 現実社会で成し得ないことも仮想空間なら実現できるということでしょうか。仮想から現実へのアプローチがあってもいいのかもしれません。

 この先どんな進化があるのでしょうか。

 

 

論語に学ぶ

詩三百、一言以て之を蔽(おお)えば、曰わく、思い邪(よこしま)無し。(「為政第二」2)

 詩三百篇、一句で断定すれば、こころのままのまっすぐな表われであると意味します。

dsupplying.hatenadiary.jp

 国民感情を理解してこその政治と孔子は言わんとしているのでしょうか。

 現代社会における政治はどうなのでしょうか。

 元来、国の都合と称して政治家の都合で動くことはあってはならないということなのでしょう。

 クリスマスです。みながプレゼントを贈ったり受け取ったりしているのでしょう。それはワクワクする瞬間であり、喜びと感動に満ちたひとときなのでしょう。こうした時間こそが平和なときなのかもしれません。

「平和」とは人類永遠のテーマなのかもしれませんが、希求し続ければ実現に近づいていくのではないでしょうか。