「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

中抜き、多重下請け構造が常識か、公取委が明らかにしたデジタル変革を支えるソフトウェア開発の実態

公正取引委員会が、「ソフトウェア業の下請取引等に関する実態調査報告書」を公開しました。DX デジタルトランスフォーメーションを支えるソフトウェア業において、多重下請構造型のサプライチェーンが存在し、下請法上の買いたたきや仕様変更への無償対応要…

非難ばかりでは対立は解消しない、忘れてはならない「気候クラブ」の理念

ドイツ南部エルマウで開催されていたG7サミットが閉幕しました。成果文書である首脳声明が発表され、ウクライナ情勢、中国、北朝鮮などについて言及、非難したそうです。 G7、「必要な限り」ウクライナ支援 対ロ制裁と安全保障 声明発表 | ロイター それと…

早すぎる梅雨明け、募る不安、企業が重視し始める「ウエルビーイング」と「幸福学」

「ウエルビーイング」という言葉にさらに注目が集まるようになっているのでしょうか。日立やPwCまでが、「ウエルビーイング」の企業レポートを発行しています。 「ウェルビーイング」、身体的、精神的、社会的にすべて満たされた状態をいうそうです。「幸福…

尼崎のUSB紛失は起こるべくして起きたのか、再発防止する理想的な方法はあるのか

兵庫県尼崎市の全市民約46万人の個人情報が入ったUSBメモリーの一時紛失事故がありました。この問題について、市から業務委託を受けた情報システム大手の「BIPROGY(ビプロジー)」(旧日本ユニシス)は、USBを紛失したのは「協力会社の社員」としていました…

続く異常な状況、SMBC日興証券相場操縦事件の報告書が明かす不作為

SMBC日興証券の元幹部らの相場操縦事件についての調査報告書が公表されました。その報告書には、社内全般で規範意識が薄く、法令順守の機能不全は「異常な状況で、看過できない」とあるそうです。 法令順守の不全「異常な状況」 社長宛てメールに関連情報―相…

下落し低迷するソフトバンクグループの株価は何を意味しているのか

ソフトバンクグループの株主総会が開かれ、過去最大の赤字に転落し、1年で3割以上下落し、低迷が続く株価に対しての釈明があったといいます。 ソフトバンクG総会「孫氏後継は永遠の課題」と社外取:タイムライン - Bloomberg ソフトバンクグループは、2022…

醜いものです、尼崎市のUSB紛失問題、持続化給付金を騙し取る弁護士、節電ポイントを思いつく政府

兵庫県尼崎市が、市民46万人余りの個人情報が入ったUSBメモリーを紛失したと発表しました。驚くニュースです。尼崎市は大阪のITサービス会社に業務委託していたといいます。NHKによれば、USBメモリーを紛失したのは関係先の企業の従業員で、帰宅する途中で飲…

散らかったままの国の問題、解決したいなら整理整頓から

選挙戦が始まって、意識しなくとも選挙の争点や各党の主張を目にするなり、耳にしますが、党利党略になっていないかと感じます。なかなか状況の改善を望めそうにありません。 問題の根っこを正さずに、どうでもいいような課題を見つけては、戦略とかいったと…

平和を歌う桑田佳祐さんに共感する理由「時代遅れのRock'n'Roll Band」

桑田佳祐さんの「時代遅れのRock'n'Roll Band」が話題といいます。 世良公則さん、Charさん、野口五郎さん、佐野元春さんが参加した楽曲で、平和を歌っています。 この頃「平和」という文字が朧げに霞んで見えるんだ。意味さえ虚ろに響く 世の中を嘆くその前…

日本の衰退は止まるか、立ち上がった令和臨調は感情に訴える提言をまとめることができるか

経済界、労働界、学識者等の有志で組織する令和国民会議(令和臨調)が、発足大会を開催したといいます。この令和臨調では、「統治構造改革」「財政・社会保障」「国土構想」の3分野で政策提言活動を展開するといいます。 令和臨調|日本社会と民主主義の持…

増える規制にルール、ドローンは事前登録制に、禁止事項ばかりになる社会

ドローンなど無人航空機の登録を義務付ける制度が始まったといいます。ドローンが様々な分野に活用される一方で、事故やトラブルが増加しているそうです。 無登録の飛行を禁じ、事故やトラブルの際、所有者を速やかに特定する狙いがあるそうです。 ドローン …

専門家になるべきなのか、それでは何の専門家になるべきか

テクノロジーの進化は止まることはありません。テクノロジーが進歩すればするほどに、新たなテクノロジーが登場するサイクルが早まるのかもしれません。 「ITは日進月歩。情報量も爆発的に増え、ともすればトレンドや情報の海で溺れてしまいそうになる」と日…

なぜデロイトトーマツは守秘義務を守れなかったのか

競争社会である以上、企業においては競合の情報を得ようとするのは当然のことなのかもしれません。現実、幾多の調査会社があり、また、コンサルティング会社もあって、情報提供することでビジネスが成立します。 現実か否かは別にして、不確実性の時代といわ…

優越的地位を乱用したと認定されたグルメサイト、争うべきなのか、それとも改善すべきなのか

レストラン検索・予約サイト大手の「食べログ」が訴えられた裁判で、訴え起こした焼き肉チェーン店に対し、東京地裁が3840万円の賠償を命じたといいます。評価点を計算するアルゴリズムの一方的な変更は「優越的地位の乱用」を禁じた独占禁止法に違反すると…

インフレ退治、米国の大幅な利上げは誰のためか、なぜ日本は物価上昇を目標にし続けるのか

ようやくコロナ渦も収まり、様々な制限がなくなり自由に行動できるようになったのかと思えば、コロナ禍の後遺症のような問題が次々と明るみになっているようです。世界平和は遠退き、経済も不安定なままで、国を問わず、物価が高騰しています。 これら問題が…

黒田総裁の失言で、円安是正、賃上げはあるのだろうか

円安、物価上昇への嫌悪感が高まっているようです。黒田発言が引き金となっていると専門家がいいます。 物価上昇が普通に行われる社会を目指す黒田日銀の政策は、9年前の導入当初こそ熱狂的に受け入れられたものの、いまその実現が見えてきたところで世論か…

止まらない円安は「日本売り」なのか、遠退きそうな賃上げ

ドル円の動向が気になります。また円が135円の値をつけ、円売りが意識されているようです。日本売りのような状況になっていないでしょうか。 米国では、インフレの長期化懸念から株価が急落しています。背景に米国の中央銀行となるFRBがさらなる利上げを進め…

インバウンド再開、期待通りの回復はあるか、変化してしまった社会情勢と人々の意識

外国人観光客の入国が再開されました。まだ一部規制も残り、限定的といいますが、インバウンド需要の復活に期待が高まっているといいます。 インバウンド消費が一気に復活することはないとの見方が多いようですが、旅行業や外食業を含めて国内景気を押し上げ…

おとり広告、不祥事は大企業病の現れか

回転寿司最大手のスシローのウニやカニなどを目玉にしたキャンペーンで「おとり広告」があったとして、消費者庁が「あきんどスシロー」に対し、再発防止を求める措置命令を出したといいます。 「なぜスシローが」、メディアが「おとり広告」に至った理由を憶…

評価はみずものか、対ロシア政策を批判されるメルケル独前首相、再評価される菅前首相

ドイツのメルケル元首相が、約半年ぶりに公の場でのインタビューに応じ、ウクライナ情勢について語ったといいます。 ロシアを非難し、「ヨーロッパで、何世紀も前のことを持ち出して、実はこの土地はこの国のものなんだ、などと言い出したら、戦争が起こるだ…

発言を撤回した日銀総裁、再加速する円安、上がらぬ賃金に、生産性向上を訴える経営者

日銀黒田総裁が「日本の家計の値上げ許容度も高まってきている」などと発言し、批判を受けて謝罪、発言を撤回しました。 そうはいっても日銀の政策に変化があるわけでもなく、また、円安が加速しています。 「日本で悲願のインフレ到来」と英BBCは報じていま…

困らないから智慧もない、「なにかあったらどうすんだ症候群」

元陸上選手で、400mハードルの日本記録保持者の為末大氏が、私たちの国は「なにかあったらどうすんだ症候群」にかかっていると発信しています。 なにかあったらどうするんだ症候群とその対処法|Dai Tamesue 為末大 (株)Deportare Partners代表|note 日本…

ユニクロフリースが1000円値上げへ、加速する値上げ、止まらぬ円安、日銀総裁は失言を謝罪

日銀の黒田総裁が「家計の値上げ許容度が高まっている」と発言し、インターネットなどで批判が集中、その釈明に追われ、「誤解を招いた表現となり申し訳ない」と陳謝したといいます。失言ということでしょうか。 値上げ許容発言「不適切だった」 誤解招き陳…

生命起源の謎、「はやぶさ 2」が持ち帰った砂からアミノ酸が見つかる

JAXA宇宙航空研究開発機構の探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」で採取して地球に持ち帰った砂から、アミノ酸が20種類以上見つかったとそうです。アミノ酸は生命を形作るたんぱく質の素といいます。地球外から直接持ち帰った試料からアミノ酸が見つ…

活性化には元気なスタートアップが良薬、創業環境は改善しているか

「スタートアップこそ社会の課題を成長のエンジンに転換し、新しい資本主義の考えを体現するもの」と、首相が「日本スタートアップ大賞」に出席し、そう述べたといいます。また、創業時に財産を担保に取る個人保証を求めない新しい制度を作ると明らかにしま…

進む国産化、増える米粉の活用、拡大する国産エネルギー再エネPPA

米作の転作が進んでいるといいます。飼料用米や麦、大豆などへの転換が進んでいるそうです。主食用米の消費は減少する一方で、国際情勢が緊迫化し、穀物価格が高騰していることが理由のようです。 コメ作付け、37道府県で減 22年産、飼料用や麦へ転換進む |…

在宅勤務を否定するイーロン・マスク氏の本音はどこにあるのか

米テスラのCEOのイーロン・マスク氏が過激とも思える内容のツイートしたようです。 トウシルによると、「米国経済はリセッションに近づいているのか」との質問に対し、セッションに陥ることは「有益だ」との考えを示したそうです。 「あまりにも長い間、愚か…

メタを退任するサンドバーグ氏の功罪、そして、いつしかテクノロジーは規制の対象となった

メタ 旧フェイスブックのシェリル・サンドバーグCOO(最高執行責任者)が今年秋に退任するといいます。フェイスブックを成長させた立役者といわれています。 功労者「サンドバーグ氏」退社が示すメタの現在地 | The New York Times | 東洋経済オンライン | 社…

狂気を求めるユーグレナ、それを表すピンクをコーポレートカラーに追加した理由は

「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」をフィロソフィーに掲げ、「人と地球を健康にする」とパーパスで事業を推進する、ミドリムシのユーグレナ社が、コーポレート・アイデンティティ(CI)の一部を改定し、コーポレートカラーに「ワイ…

進まぬDX、不足するIT人材、求められる成長

夏の参院選が近づいてきたからでしょうか、政府は様々な政策を公表しているようです。目先を変え、何か新しいことを始めれば、変化のきっかけになるのかもしれません。「人への投資」、「IT人材の育成」、「ジョブ型雇用」など、色々なワードが発出され、そ…