「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

平和を歌う桑田佳祐さんに共感する理由「時代遅れのRock'n'Roll Band」

 

 桑田佳祐さんの「時代遅れのRock'n'Roll Band」が話題といいます。 世良公則さん、Charさん、野口五郎さん、佐野元春さんが参加した楽曲で、平和を歌っています。

この頃「平和」という文字が朧げに霞んで見えるんだ。意味さえ虚ろに響く

世の中を嘆くその前に、知らないそぶりをする前に.
・・・・・
目の前の出来事を共に受け止めて、歌え Rock’n’Roll Band!! 

(引用:桑田佳祐「時代遅れのRock'n'Roll Band」)

 今この時代の世相を表現しているのでしょうか。

 

 

論語に学ぶ

「詩三百、一言以て之を蔽(おお)えば、曰わく、思い邪(よこしま)無し」(「為政第二」2)と孔子はいったといいます。 

「詩三百篇、一句で断定すれば、こころのままのまっすぐな表われである」と意味します。

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「邪(よこしま)」、「正邪」というように正しくないことを意味します。「邪悪」「邪心」という言葉もあります。心がねじ曲がっているということでしょうか。

子供の命を全力で大人が守ること、それが自由という名の誇りさ

「No More No War」、悲しみの黒い雲が地球を覆うけど

力の弱い者が夢見ることさえ、拒むと言うのか?

(引用:「時代遅れのRock'n'Roll Band」桑田佳祐

桑田さんの真直ぐな心の現われなのでしょうか。それが仲間を呼び、協力となって、ハーモニーが生まれるのかもしれません。

 

 

「道に志し、徳に拠り、仁に依り、芸に遊ぶ」(「述而第七」6)と孔子はいいました。

  天の道を求め、道徳を根底にして、人の道を身につけ、学芸の世界を楽しむと意味します。

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 こうありたいし、こうあれば、平和になるということなのかもしれません。


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 昨夜NHKクローズアップ現代に桑田さんが出演され、「何か音楽人として意思表明しないと…音楽でね…いけないタイミングかな。音楽人としての本能的なモノだと思うんですけど」と述べていました。

桑田佳祐「クロ現」初出演、チャリティー曲への思い語る「何か音楽人として意思表明しないと」 - 芸能 : 日刊スポーツ

「今の世の中を音楽で何かを変えたいというよりは、伝えたい、という。それにはひとりじゃできない、って桑田君も思ったと思うし、俺もそう思ったし、他の3人もそう思ってたから」と、Charさんは桑田さんに感謝を示したといいます。

 

 

 遠い異国の戦火は未だに鳴り止みません。人は目の前の出来事につい心を動されてしまいます。心を強くもっていなければ、平和を守ることは出来ないのかもしれません。

 邪まな思いで我を通すよりも、自分以外の誰かを思うことのほうが遥かに大切なことなのでしょう。

 街では選挙戦が始まったようです。先生たちも邪まな気持ちを捨てて欲しいものです。そうしたものがなければ、日本の国力が衰退することもなかったのかもしれません。

 

「参考文書」

桑田佳祐さん “同級生”を語る - クローズアップ現代 - NHK

桑田佳祐ら“同級生”5人「クロ現」でチャリティー曲の意義語る「ようやく点と点が線に」佐野元春 - 音楽 : 日刊スポーツ