パーティー開催自粛に、首相の派閥離脱など政府自民党が狼狽しているようです。防衛費の財源確保に向けた増税の開始時期をめぐっては、首相が増税の開始時期を決めるのは見送りたいという意向を示したそうです。
防衛増税の具体的な開始時期 今月中の決定を見送る方向で調整 | NHK | 税制改正
色々事情があるようですが、こんなことで信頼を回復できるのでしょうか。正しいことをやっているのであれば、正々堂々突き進んでいけばよさそうなものです。これでは、これまでが邪道、邪まな考えで間違っていたことをやっていたといっているようなものです。
国家予算方針
「政治とカネ」で揺れても、年末が近づけば国家予算を編成せねばなりません。おカネのことになればついつい邪まなことを考えがちな人たちが、ほんとうに国民のための予算編成をできるのか、甚だ疑問です。
政府はデフレからの完全脱却と民需主導の「成長と分配の好循環」を目指すそうです。 もっともらしいことを言っても、これまでと同じままではまた同じ結果の繰り返しにならないか心配になります。
昭和という時代から平成への移行に当たって、「バブル景気の終焉」といみじくも表現される「終わらせる契機」を与えられていたにも拘わらず、結局は「あの時代は良かったね」と、山の頂上を振り返りながら下山する過程に終始してしまったのではなかったか。(出所:プレジデントオンライン)
経済大国というノスタルジーにしがみつくことなく、何かを終わらせ、何か新しいことを始めるときなのかもしれません。
さすまたが人気商品に
街中では凶悪な強盗事件が多発するようになり、「さすまた」が防犯グッズとして人気商品になり、飛ぶように売れているそうです。それなりの経済効果はあるのかもしれませんが、こんな社会を目指しているのではないはずです。
論語に学ぶ
詩に興り、礼に立ち、楽に成る。(「泰伯第八」8)
詩を朗誦して感動を覚え、礼を基盤として規範を身に着け、音楽の調和に従って均衡のとれた生き方、あり方が完成していくと、孔子は言いました。
テイラー・スウィフト
米誌タイムが、米国の世界的人気歌手テイラー・スウィフトさんを「今年の人(パーソン・オブ・ザ・イヤー人)」に選んだそうです。
テイラー・スウィフトさん選出 米誌タイム「今年の人」 - 日本経済新聞
「どの年にも光と闇があるが、ことしは闇の割合が大きい年だった。分断された世界で、国境を越え、人々に希望の光をもたらしている」。今日現在、地球上でこれほど多くの人々を感動させることができる人物は他にいないと評価したといいます。
スウィフトさんが国境を超えて人々に明るい希望を与えていると指摘。公演は大人気のため、開催場所が外交にも影響を与える米国の「ソフトパワー」だとたたえた。(出所:日本経済新聞)
芸術分野での成功が評価された人が「今年の人」に選ばれるのは初めてということです。
これも米国の強さのひとつなのかもしません。日本に欠けているところのひとつではないでしょうか。
「参考文書」
岸田首相が派閥を離れるのは「無派閥の人も大勢いるので」って…理由になってる? なぜ今? いつもその場しのぎ:東京新聞 TOKYO Web
デフレ完全脱却目指す 予算編成方針を閣議決定:時事ドットコム