連日の猛暑にうんざりします。観測史上最も暑い年だった昨年を上回ることになるのでしょうか。夏は40℃、50℃という時代がやってくるのも間違った予測ではないと思えてきます。
エアコンが大量の電力を消費しながら冷気を送ってくれますが、その電力はいまだに化石燃料で作られ、温暖化の原因の二酸化炭素を大量に排出しています。その上、弱くなった円のおかげで燃料代は高騰し、それが電気代に反映されるという事態です。
原発の建設費を電気料金に上乗せ、経産省が新制度検討 自由化に逆行:朝日新聞デジタル
こんな状況なのに、国の政策の迷走し続けているようです。なんだかなと感じるエネルギー政策しか作れないのでしょうか。こんなことを続けた先の未来が心配になります。
国ばかりでなく、企業、経済活動も同様のようです。相変わらず企業の不正行為は続いています。
「YKK AP」製造の防火ドア 試験で不正 国が認定取り消し | NHK | 国土交通省
この件もかなり悪質性が高そうです。いつになったらその根本原因に迫り、本当の意味での対策が実行されることになるのでしょうか。
紅麹サプリメント
小林製薬が、紅麹サプリメントによる健康被害について外部識者が調査した報告書を公表しました。経営トップが「安全性確保へ率先して判断や指示をしなかった」と断じているそうです。これを受け、会長と社長は辞任するといいます。
タンクに青カビ付着を認識も放置 検証委、小林製薬創業家2人辞任 | 共同通信
タンクのふたの内側に青カビが付着していたことを品質管理担当者は「青カビが混じることはある」として放置した。大阪工場(昨年12月閉鎖)の紅こうじ原料生産現場は人手不足が常態化していた。(出所:共同通信)
ユニークな商品名をつけるなどしてマーケティング力や販売力には長じるものがあったのかもしれませんが、肝心要の品質、製造や経営が軽んじられていたのでしょうか。
規範意識が薄れ、秩序の崩壊が静かに進んでいないかと危惧します。
論語に学ぶ
苟(まこと)に仁に志さば、悪無きなり。(「里仁第四」4)
仁に志しても人間は過ちを犯すことはあるだろうが、ことさら悪事をすることはなくなると孔子は言いました。
今見ている政治や企業の問題は、単なる過ちなのか、それとも悪事のどちらなのでしょうか。規範意識に欠けるところがあるから、その境界も曖昧になって、不正に平気で手を染めてしまうのかもしれません。
江戸期の儒学者伊藤仁斎は「仁に志せば心もちはゆったりとして人を慈しむことになるから、おのずと人から悪まれることがなくなる、世間は公平によく見ている」と読んでいます。仁斎の世界観に近づいていくのがいいのかもしれませんが、そのためには人間性を磨く必要性がありそうです。
国が様々な情報を発信し、また政策を実行していきます。国を良くしていこうとのことなのでしょうが、それに反して、経済も世の中の雰囲気も良くなることはなさそうです。そんな状況が長く続いています。国が率先して変われればいいのでしょうが、そんなことはあるのでしょうか。
日銀は金融政策の正常化へ、方針明確化を-自民・茂木氏が異例の発言 - Bloomberg
政府・要人たちの発言に変化があるようです。国民生活を考えてくれてのことであればよいのですが。ほんとうの動機は何なのでしょうか。
「参考文書」
「気温50度」のシナリオも、熱波に備えた都市設計の必要性を専門家が警告 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

