隣の大国 中国の出来事が気になります。共産党大会の閉幕式で、胡錦濤前国家主席が式の最中、突然退席させられたそうです。この行動の原因は定かではないといいます。
胡錦濤前国家主席、党大会閉幕式を突然退席 写真4枚 国際ニュース:AFPBB News
「もっと情報がなければ、この出来事がどのように中国政治と関係しているのか、確かな結論を出すのは難しい」と 米ユーラシアグループのアナリストは述べたといいます。
胡前国家主席は改革開放路線だったといいます。そのことと何か関係はあるのでしょうか。様々な憶測を呼ぶ演出のように見えます。一強の足固めだったりするのでしょうか。あまり良い印象ではありませんが、中国の人々はどう感じるのでしょうか。
一方、日本の国会は問題を早期に解決しようとの意志に欠けているように見えます。
円安、物価高騰、自民党と教団とのつながり、解決しなければならない問題が多々あるのに、その議論は遅々としているようです。かつてのような罵詈雑言が飛び交うような議論よりはマシになのかもしれません。
今この苦しいときに、何を優先すべきか、何のために議論をしているのか、議員ひとりひとりが自問自答すべきなのでしょう。長く続いたあの一強政治と決別するときです。いつまでも力ある者を恋恋と、恋焦がれるのでなく、その力を長く続く苦しい状況の打開に向けるべきなのでしょう。
論語に学ぶ
道に志し、徳に拠り、仁に依り、芸に遊ぶ。(「述而第七」6)
普遍なる、天の道を求め、道徳を根拠とし、仁を身につけて、学芸の世界を楽しむと意味します。
自分が身につけた学芸を活かして社会貢献する。そして、それを楽しみ、また余暇は文化や趣味などに勤しみ楽しみ、そんな平和で落ち着いた社会をとり戻したいものです。そうした環境が整うまでにはもう少し時間がかかってしまうのでしょうか。
数々の不正事件の捜査が続いているようです。清算しなければならない過去の問題が多々あるということなのでしょう。その中で、五輪関連での不正事件はまさしく一強の弊害と言っていいのかもしれません。
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乱れたモラルを回復するためには、善悪、正邪を明らかにしていく過程が必要なのかもしれません。そこから新たな規範やルールを作っていかなければならないのでしょう。そういう意味からしても国会議論をもっと有意義に、建設的なものにすべきなのでしょう。
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邪まな思いを抱き権力に執着することを数多く見てきたような気がします。それが今日の混乱の火種だったのかもしれません。そんな悪習を断つときなのでしょう。