「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

【下に拝するは、礼なり。今 上に拝するは、泰なり】 Vol.209

子曰わく、麻冕(まべん)は礼なり。今や純(いと)は倹(けん)なれば、吾は衆に従わん。下に拝するは、礼なり。今 上に拝するは、泰(おごる)なり。衆に違(たが)うと雖(いえど)も、吾は下に従わん。(「子罕第九」3) (解説) 「孔子の教え。麻冕を…

【博学にして名を成す所無し】 Vol.209

達巷(たつこう)の党人曰わく、大なるかな孔子。博学にして名を成す所無し、と。 子 之を聞きて、門弟子(もんていし)に謂いて曰わく、吾 何を執(と)らん。御を執らんか、射(しゃ)を執らんか。吾は御を執らん。(「子罕第九」2) (解説) 「達巷とい…

【子 罕に利を言うとき、命と与に、仁と与にす】 Vol.208

子 罕(まれ)に利を言うとき、命(めい)と与(とも)に、仁と与にす。(「子罕第九」1) (解説) 「孔子は、たまに利についておっしゃられたが、そのときは、命や仁とともにであった。」(論語 加地伸行) 加地は「命」は、天命、運命、使命など多様とす…

【禹は吾 間然すること無し】 Vol.207-1

子曰わく、禹(う)は吾 間然(かんぜん)すること無し。飲食を菲(うす)くして、孝を鬼神に致し、衣服を悪しくして、美を黻冕(ふつべん)に致し、宮室を卑(ひく)くして、力を溝洫(こうきょく)に尽くす。禹は吾 間然すること無し。(「泰伯第八」21) …

【天下を三分して其の二を有つ。以て殷に服事す】 Vol.207

舜(しゅん)に臣五人有りて、天下治まる。武王曰わく、予に乱臣十人有あり、と。 孔子曰わく、才難し、と。其れ然らずや。唐(とう)虞(ぐ)の際より、斯に於いて盛んなりと為すも、婦人有ありて、九人なるのみ。天下を三分して其の二を有(たも)つ。以て…

【大なるかな、堯の君たる、巍巍乎たり。唯天もて大なりとなし、唯堯 之に則る】 Vol.206

子曰わく、大なるかな、堯(ぎょう)の君たる、巍巍乎(ぎぎこ)たり。唯天もて大なりとなし、唯堯 之に則る。蕩蕩乎(とうとうこ)として、民 能(よ)く名づくる無し。巍巍乎として、其れ成功有あり。煥乎(かんこ)として、其れ文章有あり。(「泰伯第八…

【巍巍乎たり、舜禹の天下を有つや、与らず】 Vol.205

子曰わく、巍巍乎(ぎぎこ)たり、舜(しゅん)禹(う)の天下を有(たも)つや、与(あずか)らず。(「泰伯第八」18) (解説) 「孔子の教え。高山を見上げる感じだ(巍巍乎)、舜や禹は天子となっても、自分が陣頭指揮するわけではなかった。」(論語 加…

【学は及ばざるが如くせよ。猶之を失わんことを恐れよ】 Vol.204

子曰わく、学は及ばざるが如くせよ。猶(なお)之を失わんことを恐れよ。(「泰伯第八」17) (解説) 「孔子の教え。学問をするとき、自分はまだ十分でないという気持ちをいつも持て。しかも、得たものは失わないと心掛けよ。」(論語 加地伸行) (adsbygoo…

【狂にして直ならず、侗にして愿ならず、悾悾にして信ならずんば、吾之を知らず】 Vol.203

子曰わく、狂にして直ならず、侗(どう)にして愿(げん)ならず、悾悾(こうこう)にして信ならずんば、吾之を知らず。(「泰伯第八」16) (解説) 「孔子の教え。集中力はあるけれども、どこかまっすぐなものがない、ものを知らないのだが、分を心得ない…

【師摯の始め、関雎の乱り、洋洋乎として、耳に盈つるかな】 Vol.202

子曰わく、師摯(しし)の始め、関雎(かんしょ)の乱(おわ)り、洋洋乎(こ)として、耳に盈つるかな。(「泰伯第八」15) (解説) 「孔子の談。音楽官、摯(し)殿の前奏、そして「関雎」曲終章の乱調子は、壮大華麗であって、今も耳いっぱいに残ってい…

【其の位に在らざれば、其の政を謀らず】 Vol.201

子曰わく、其の位に在らざれば、其の政(まつりごと)を謀(はか)らず。(「泰伯第八」14) (解説) 「孔子の教え。その地位にいるのでなければ、全体運営について口を挟(さしはさ)まない。」(論語 加地伸行) dsupplying.hatenadiary.jp dsupplying.ha…

【邦に道有りて、貧にして且つ賤しきは、恥なり。邦に道無くして、富み且つ貴きは、恥なり】 Vol.200

子曰わく、篤く信じて学を好み、死を守りて道を善くし、危邦(きほう)には入らず、乱邦(らんぽう)には居(お)らず。天下 道有らば、則ち見(あら)われ、道無くんば則ち隠る。邦に道有りて、貧にして且つ賤(いや)しきは、恥なり。邦に道無くして、富み…

【三年学びて、穀いに至らざるは、得易からざるなり】 Vol.199

子曰わく、三年学びて、穀(さいわ)いに至らざるは、得易からざるなり。(「泰伯第八」12) (解説) 「孔子の教え。三年間、学んで、仕官して俸禄を得ることができない者は、見当たらない。」(論語 加地伸行) 石の上にも三年ということなのであろうか。 …

【如い周公の才の美 有るとも、使し驕り且つ吝めば、其の余は観るに足らざるのみ】 Vol.198

子曰わく、如(たと)い周公の才の美 有るとも、使(も)し驕(たかぶ)り且つ吝(おし)めば、其の余(よ)は観るに足らざるのみ。(「泰伯第八」11) (解説) 「孔子の教え。たとい周公ほどのすぐれた才があったとしても、もしその人柄が高慢でありまた吝…

【人にして不仁なる、之を疾むこと已甚だしきときは、乱る】 Vol.197

子曰わく、勇を好むも貧を疾(にく)めば、乱る。人にして不仁なる、之を疾むこと已甚(はなは)だしきときは、乱る。(「泰伯第八」10) (解説) 「孔子の教え。勇を好む人は、己の貧しい生活に不満があるとき、反乱を起こすこととなる。相手が人の道には…

【民は之に由ら使む可し。之を知ら使む可からず】 Vol.196

子曰わく、民は之に由(よ)ら使む可(べ)し。之を知ら使む可からず。(「泰伯第八」9) (解説) 「孔子の教え。人々に対して、政策に従わせることはできるが、政策を理解させることなると、なかなかできない。」(論語 加地伸行) 桑原の解説 .....しかし…

【詩に興り、礼に立ち、楽に成る】 Vol.195

子曰わく、詩に興り、礼に立ち、楽に成る。(「泰伯第八」8) (解説) 「孔子の教え。詩の朗誦から始まり、礼法を基盤として立ち、音楽に完成する。」(論語 加地伸行) 加地は修養の過程と解説する。「詩経」の朗誦して感動を覚え、礼として規範を身に着け…

【仁 以て己が任と為す。亦重からずや。死して後已む。亦遠からずや。】 Vol.194

曾子曰わく、士は以て弘毅(こうき)ならざる可(べ)からず。任 重くして道 遠ければなり。仁 以て己が任と為す。亦(また)重からずや。死して後已(や)む。亦遠からずや。(「泰伯第八」7) (解説) 「曾子の教え。志のある者は、度量があり、また強い…

【以て六尺の孤を託すべく、以て百里の命を寄すべく、大節に臨みて奪う可からず】 Vol.193

曾子曰わく、以て六尺(りくせき)の孤を託すべく、以て百里の命を寄すべく、大節(たいせつ)に臨みて奪う可(べ)からず。君子 人か、君子 人なり。(「泰伯第八」6) (解説) 「曾子の教え。幼少の君主を委ね託することができたり、また大国の政治を担当…

【有れども無きが若くし、実てども虚なるが若くし、犯さるるも校いず】 Vol.192

曾子曰わく、能を以て不能に問い、多を以て寡(すく)なきに問い、有れども無きが若(ごと)くし、実(み)てども虚なるが若くし、犯さるるも校(むく)いず。昔者(むかし)、吾が友 嘗(かつ)て斯(ここ)に従事せり。(「泰伯第八」5) (解説) 曾子の…

【鳥の将に死なんとするや、其の鳴くや哀し。人の将に死なんとするや、其の言や善し】 Vol.191

曾子 疾(やまい)有り。孟敬子(もうけいし)之を問う。 曾子言う。曰わく、鳥の将(まさ)に死なんとするや、其の鳴くや哀し。人の将に死なんとするや、其の言や善し。君子 道に貴ぶ所の者 三あり。容貌を動かしては、斯(すなわ)ち暴慢に遠ざかる。顔色…

【戦戦兢兢として、深淵に臨むが如く、薄氷を履むが如し。而今而後、吾 免るることを知るかな】 Vol.190

曾子 疾(やまい)有り。門弟子を召して曰わく、予が足を啓(ひら)け、予が手を啓け。詩に云う、戦戦兢兢(せんせんきょうきょう)として、深淵に臨むが如く、薄氷を履(ふ)むが如し、と。而今而後(じこんじご)、吾 免(まぬか)るることを知るかな。小…

【恭にして礼無ければ、則ち労す。慎にして礼無ければ、則ち葸す】 Vol.189

子曰わく、恭にして礼無ければ、則ち労す。慎にして礼無ければ、則ち葸(し)す。勇にして礼無ければ、則ち乱す。直にして礼無ければ、則ち絞(こう)す。君子 親(しん)に篤(あつ)ければ、則ち民 仁に興る。故旧(こきゅう) 遺(わす)れざれば、則ち民…

【泰伯は其れ至徳と謂う可きのみ。三たび天下を以て譲る】 Vol.188

子曰わく、泰伯は其れ至徳と謂う可(べ)きのみ。三たび天下を以て譲る。民 得て称(ほ)むる無し。(「泰伯第八」1) (解説) 「孔子の教え。泰伯は最高度に至った美徳の持ち主であるぞ。主君の地位を譲った。民は泰伯の顕彰することがない。」(論語 加地…

【温やかにして厲し。威ありて猛からず。恭むあるも安し】 Vol.187

子は温(なご)やかにして厲(はげ)し。威ありて猛からず。恭(つつし)むあるも安し。(「述而第七」37) (解説) 「孔子は、なごやかではあるが厳格さがある。威厳はあるものの猛々しくはない。慎み深くはあるが、ゆったりしておられた」。(論語 加地伸…

【君子は坦たらんとして蕩蕩】 Vol.186

子曰わく、君子は坦(たん)たらんとして蕩蕩。小人は長たらんとして戚戚(せきせき)たり。(「述而第七」36) (解説) 「孔子の教え。教養人は公平であり、ゆったりしている。知識人は他者よりも長(まさ)ろうとしてこせこせしてる。」(論語 加地伸行)…

【奢なれば則ち不孫、倹なれば則ち固。その不孫ならんよりは、寧ろ固なれ】 Vol.185

子曰わく、奢(しゃ)なれば則ち不孫(ふそん)、倹なれば則ち固。その不孫ならんよりは、寧(むし)ろ固なれ。(「述而第七」35) (解説) 「孔子の教え。驕り奢(たか)ぶると不遜となる。倹約すぎると固陋(ころう)となる。不遜であるよりは、固陋のほ…

【爾を上下の神祇に禱る、と。子曰わく、丘の禱るや久し】 Vol.184

子 疾(やまい)病(あつ)し。子路 禱(いの)らんことを請う。子曰わく、諸(こ)れ有りや、と。子路 対(こた)えて曰わく、之れ有り。誄(るい)に曰わく、爾(なんじ)を上下の神祇(じんぎ)に禱る、と。子曰わく、丘(きゅう)の禱るや久し、と。(「…

【之を為して厭わず、人に誨えて倦まざれば、則ち云爾と謂う可きのみ】 Vol.183

子曰わく、聖と仁との若(ごと)きとあらば、則ち吾豈(あに)敢えてせんや。抑々(そもそも)之を為して厭わず、人に誨(おし)えて倦(う)まざれば、則ち云爾(しかり)と謂う可(べ)きのみ、と。 公西華(こうせいか)曰わく、正に唯弟子は学ぶこと能(…

【君子たるを躬ら行なうは、則ち吾未だ之を得る有らず】 Vol.182

子曰わく、文は吾猶(なお)人のごとくなる莫(な)からんや。君子たるを躬(みずか)ら行なうは、則(すなわ)ち吾未だ之を得る有らず。(「述而第七」32) (解説) 「孔子の教え。知識を学ぶことについては、私は人と異ならない。しかし、教養を充実する…