揉めごとが多い国になったと感じます。あまり好ましい表現ではありませんが、分断化が進んでいるということなのでしょうか。何事もオープンに忌憚なく、率直に話し合えばいいものを、なかなかそうはいかず、話が盛られたり、誤解するような表現を多用したり、あやふやな情報をもとに扇動しようかとのことがあったりするからなのでしょうか。
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「国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだった」とツイートした三重の自民党の県議が話題に上がり、その後、その県議は誤りだったと撤回、「関係者の方に迷惑をかけ、深く反省している」と述べたといいます。また、自身のアカウントを非公開にしたそうです。
直情径行、感情的な行動は控え、考えた後の行動が求められているのでしょう。
フランス軍事学校戦略研究所が中国について報告書の公表し、敵の弱体化を狙い、沖縄と仏領ニューカレドニアで独立派運動をあおっていると指摘したといいます。産経新聞によれば、同研究所は仏国防省傘下の研究機関で、報告書では中国共産党の宣伝工作、国際機関への浸透、インターネットの情報操作などの事例を分析しているといいます。
仏軍事研究所が「中国の影響力」報告書 沖縄を標的と指摘 - 産経ニュース
沖縄への関与は、中国にとって「日本や在日米軍を妨害する」意味を持つと指摘。沖縄住民には日本政府への複雑な気持ちが残り、米軍基地への反発も強いため、中国にとって利用しやすい環境にあるとした。中国が独立派を招いて学術交流を促したり、中国人が米軍基地近辺で不動産投資を進めたりなどの動きがあると列記した。(出所:産経新聞)
この他、憲法9条改正への反対運動、米軍基地への抗議運動を支援しており、その背景には日本の防衛力拡大を阻止しようという狙いがあるとも指摘しているそうです。
こうした事実があるのかもしれません。扇動に乗って行動する人、それを阻止しようとする人、そうなってしまうことは自然なことなのでしょう。ただそうあってはならないはずです。それこそが思う壺なのでしょう。
それ故、扇動にのって行動を過激化させることがあってはならないのでしょう。言葉巧みに言い寄る者には注意しなければならないということでもありそうです。
自分の意見を通すためには、少々尖ったりすれば、人々の関心を得やすい面は否定できません。そんな意見が増えていないかと心配になります。何事も過ぎれば物議を醸すようになります。頃合いが肝心です。しかし、その加減が難しいところでもあります。
論語に学ぶ
中庸の徳為る、其れ至れるかな。民 鮮(すく)なきこと久し。(「雍也第六」29)
洋の東西を問わず求められるのが「中庸の徳」。「中」は偏らず、過ぎたると及ばざるがないこと、「庸」は平常、あたりまえで変わらないこと。しかし、人々が中庸を欠いて久しいと孔子はいいます。
直情径行,、社会において突出するような行為は目立ち、時に人を惹きつけるのかもしれませんが、それが対立する源にもなるのでしょう。
ひろゆきさん投稿、玉城沖縄知事「残念だ」 辺野古ゲート前の座り込み抗議巡り - 琉球新報デジタル|沖縄のニュース速報・情報サイト
なぜこのタイミングで、このツイートだったのでしょうか。
知識人たちまでもが、この話題に反応しているようです。辺野古問題を掘り下げる人もいます。
「事実を誠実に伝えるのではなく、誇張して騙される人が居る状況を問題だと思わない大人が多く居る事が社会の病理だと思うおいらです」と、ひろゆき氏はまたツイートしました。
「1日に1時間座り、土日は休み」という実態を『座り込み』と誇張する。
— ひろゆき (@hirox246) 2022年10月6日
事実を誠実に伝えるのではなく、誇張して騙される人が居る状況を問題だと思わない大人が多く居る事が社会の病理だと思うおいらです。 https://t.co/gYMC9Vbee6
これが彼のメッセージなのでしょうか。直情径行を控えるべきなのでしょう。
長く国政もそういう状態になっていそうです。だからもめごとが多いのではないでしょうか。
「参考文書」
「国葬反対の8割大陸から」ツイート 三重の自民県議が削除 | 毎日新聞