「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

連日のミサイル、国会論戦、収まりそうにもない混迷

 

 混迷が深まっていくかのようです。北朝鮮がミサイルを乱射し、ロシアの動向も気がかかりです。国にあっては政治は安定するのだろうかと気を揉みます。

 なぜにこうも世を乱すような行為ができるのかと不思議でなりませんが、これが現実、その推移を見守るしかないのでしょうか。混乱の流れに巻き込まれることだけは避けなければならないのでしょう。

----

 国会では各党の代表質問が始まり、問題の国葬自民党と旧統一教会との関わりがもっぱらの話題のようです。

山際経済再生相の更迭、岸田首相が拒否 国葬には「一定のルール設けたい」衆院代表質問:東京新聞 TOKYO Web

 国葬については首相が「政府として検証を行い、首相経験者の国葬儀の実施については国会との関係など、どのような手順を経るべきなのか、一定のルールを設けることを目指す」と述べ、従来の主張を修正したそうです。

 聞く力を発揮したとでも言いたいのでしょうか。つっこみどころ満載の答弁のように聞こえます。

 

 

 瀬戸際大臣と揶揄される山際経済再生担当相については、立憲民主党が更迭を求めたのにして、首相はこれを拒否、「反省に立って今後は、一切関係を持たないと述べている」とし、「引き続き政治家として自らの責任で丁寧に説明を尽くす必要がある」と語ったといいます。

岸田首相、山際氏の更迭要求を拒否 「自らの責任で説明する必要」 | 毎日新聞

 大臣ご本人の心中を察します。首相と自民党の都合があるのかもしれませんが、もう少し配慮があってもよさそうです。晒し首にせずに、肩をたたくことはできないのでしょうか。

論語に学ぶ

紂(ちゅう)の不善は、是(かく)の如くの甚(はなは)だしからず。是(ここ)を以て、君子は下流に居るを悪(にく)む。天下の悪 皆(みな)帰すればなり。(「子張第十九」20)

 殷の紂王の不善は、世でいうほどにひどいものではなかった。しかし、一度悪い評価を得てしまうと、それが伝えられて増幅してゆく。それからすれば、君子は悪徳者とみなされるを嫌う。世の悪という悪は、すべてその人のしたことになってしまうからであると意味します。 

dsupplying.hatenadiary.jp

 ロシアのプーチン大統領北朝鮮 金正恩氏もかくのごとくというところでしょうか。山際大臣、細田衆議院議長もまた同じなのかもしれません。

 岸田首相はどうなのでしょうか。

 一度悪徳者としてみなされてしまうと、そこから抜け出るためには、とてつもない労力が必要になるのだろうと想像できます。それよりはそう見なされないように、自分の行動を律すべきなのでしょう。

 

 

 消費者庁が、霊感商法などの悪質商法への対策を話し合う検討会を開催したといいます。この中で、東京大学名誉教授の河上正二座長は宗教団体の解散命令の請求などを定めた宗教法人法の活用について「これまで使われた例はわずかしかなく、文部科学省は消極的な態度を示しており猛省を促したい」と述べたといいます。

宗教法人法の活用“文科省が消極的 猛省を”悪質商法の検討会 | NHK

 また、宗教法人法の運用が円滑に進められるよう、調査権などを前提とした業務停止や解散命令などが整備されるべきだとして、法律の見直しや新たな法整備を提言しましたといいます。

 何かを念頭にして、こうした対策会議が開かれることは自然な流れなのでしょう。

 小さな流れもそれがいくつも合わせれば大河となります。その流れに従っていくことが無理なく問題を解決に導く最善方法なのかもしれません。

 さて、岸田政権と自民党はどこに流れていくことになるのでしょうか。

 

「参考文書」

ひろゆきさん「0日にした方が」座り込み抗議巡る投稿が物議 /沖縄 | 毎日新聞