「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

2026-01-01から1年間の記事一覧

無謬性の神話:「大勝」の裏で、日本が「修正能力」を失う日

衆院選は予想通りの自民党の大勝です。「安定」や「信任」という言葉が並びます。しかし、この結果には、ある種の「底知れぬ危うさ」も感じます。 それは、特定の政党への支持・不支持の話ではありません。この勝利が、日本を覆う**「無謬(むびゅう)性の神…

選挙の後に届く「請求書」:私たちが読み飛ばした、シビアな現実

選挙戦を通じて、私たちは「消費税減税」や「積極財政」という魅力的な公約を繰り返し耳にしてきました。しかし、投票というプロセスが終わった瞬間に、これらの言葉は「市場」と「国際政治」という冷酷なフィルターにかけられることになります。 【衆院選の…

止まる名古屋、深刻な人手不足:『世界4位の移民大国』日本がひた隠すダブルスタンダード

名鉄社長の涙と、名古屋駅再開発の断念。これは単なる地方ニュースではなく、私たちが目を逸らしてきた「日本の限界」が、目に見える形で露呈した瞬間です。 [新連載・現場の復讐]名鉄社長の涙、名古屋駅の再開発が頓挫 異次元の人手不足:日経ビジネス電…

「責任ある積極財政」とエコノミストとのコンフリクト

衆院選の投開票日を前に、高市首相から飛び出した「(円安で)外為特会がホクホク状態」という言葉。これに対し、みずほ銀行の唐鎌大輔氏ら第一線のエコノミストたちが「危うい」と異例の名指し批判を展開しています。 このコンフリクト(衝突)の正体は、単…

「実績の横取りか」疑わしい情報 ― 選挙直前に問う「君子」の誠実さ

総選挙投開票日が近づいてきました。そんな中、タイムラインを埋め尽くすのは、相変わらず、政策の深い議論ではなく、目を疑うような「アテンション(関心)」の奪い合いです。 「野党の手柄を横取り」自民広報X ガソリン暫定税率廃止を「高市内閣の実績」と…

コメと生活、そして「政治の働き」を問い直す

コメの輸入が急伸しているそうです。食卓から国産のコメが消えることにならないのでしょうか。 コメの民間輸入、前年の95倍に 関税で割高のはずが国産米より安く [令和の米騒動]:朝日新聞 「関税で守られているはずの国産米より、輸入米の方が安い」という…

金の急落が告げる「演出された安心」 ― ポピュリズム、衆愚政治の正体

高騰を続けていた金価格が突如として急落しました。 きっかけは、トランプ大統領が次期FRB議長にケビン・ウォーシュ氏を指名したことです。市場はこの人事を「FRBの独立性が保たれた」という安心材料として受け止め、リスク回避の姿勢を解きました。 史上最…

「創造」が「罪」に変質するとき:ニデック不祥事と、失われた「共通善」を巡る考察

不適切会計問題で揺れるニデック(旧日本電産)が公表した改善計画。そこには、日経ビジネスも指摘するように、創業者の短期主義が「経理部門」という組織の良心を司る部署さえも侵食していたという、深刻な構造的問題が記されていました。 不適切会計のニデ…

結果至上主義が壊すもの:企業不祥事と政界に共通する「組織倫理」の空洞化

2026年1月、衆院選に向けた論戦が熱を帯びるなか、社会では企業の不祥事が後を絶ちません。東大での収賄事件、首都高での談合、そしてプルデンシャル生命で発覚した一連の不祥事。これらは一見、特定の企業や個人の逸脱に見えますが、その根底には現代の組織…

積極財政の真価を問う:それは「需要の膨張」か、それとも「供給力の再生」か

2026年1月27日、第51回衆議院議員選挙が公示されました。2月8日の投開票に向けた12日間の選挙戦で、最大の争点は高市早苗政権が掲げる「責任ある積極財政」の是非といわれます。 高市首相は、石破政権までの慎重な財政運営を「大転換」させると宣言しました…

トランプ、高市首相、そして山上被告の判決 ―『論語』が予言した言葉の乱れと社会の崩壊

山上徹也被告への判決、そしてトランプ氏や高市首相の動向……。2026年1月の今、私たちが目撃しているのは、まさに「言葉がその実質を失い、社会の底が抜けていく」プロセスなのかもしれません。その背景にある「言葉の不在」を考察します。

【時事論考】「長期金利急騰」市場の警告、大義なき解散の代償 ― 未来を削る不誠実な言葉の正体

新たな年への期待を込めた所感からわずか三週間。日本は今、高市首相による「大義なき解散」という激震の中にあります。しかし、政治が「選挙という熱狂」へ逃げ込もうとする一方で、現実は冷酷な数字を突きつけ始めました。 1. 長期金利急騰と株安の連鎖:…

情報格差につけこむ「大義なき解散」と誠実さの行方 — 言葉の「直(なお)き」を問う

年が明けてまだ間もないというのに、勢いある活気を期待する年頭の所感から一転、「大義なき解散」に日本が大きく揺れています。 高市首相、23日の衆院解散を表明 2月8日投開票 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News 「疾風に勁草(けいそう)を知る」という言…

【後編】消失する「日本の余白」 — 私たちが今、選ぶべき「真の誠実さ」とは何か

1. 「心の余白」を奪う、効率至上主義の罠 前編では、住宅高騰とインフラ崩壊が、私たちの「生活の余白」を奪っている実態を見ました。山口周氏は、著書や論考において**「『無駄な空間』を制度的に残せるか?」**という問いを立てています。 「無駄な空間」…

【前編】「タワマン高騰」「インフラ崩壊」— 「責任ある積極財政」という方便が奪い去る、私たちの生活の余白

永田町では解散の二文字が躍り、メディアは政局一色に染まっています。しかし、この騒がしさに紛れて、私たちが本来問うべき「最も大切なこと」が、音を立てて崩れ落ちていることに気づいているでしょうか。 年収の10倍に跳ね上がったマンション、家賃に消え…

ダボス、トランプ、そして解散・新党騒動 ― 退化する世界の「進歩」「自由」を問い直す

2026年1月16日。日本の政界は立憲民主党と公明党による新党「中道改革連合」の結成合意というニュースに揺れています。 与野党からは「野合」との声が飛び交い、私たちはまたもや「合従連衡(がっしょうれんこう)」という言葉を耳にすることになりました。…

久米宏さんの空気を壊す「愚」の価値 ~ 今の解散政局の不誠実さをどう弄ったのか

名キャスターの死と、剥き出しの権力 トランプ氏の言動に揺れる国際情勢、国内では高市首相の「解散騒動」とそれに伴うマーケットの反応。 「情報の武器化」が現実の経済を直撃するなか、私たちは一つの大きな羅針盤を失いました。久米宏さんの訃報です。 〈…

成長戦略17分野への「バラマキ」より、1本の「横串」を—高市政権に問う日本再起動の条件

高市政権が掲げる経済政策への期待が高まっています。日本経済新聞のアンケートでは、企業経営者の8割が「成長戦略17分野への投資」を優先すべきだと回答しました。 高市政権の「重点17分野投資」、経営者の8割期待 アニメ強み断トツ - 日本経済新聞 しかし…

「情報の武器化」と退化する世界 ― 世界10大リスクの深層から読み解く2026年の生存戦略

イアン・ブレマーが率いるユーラシア・グループが発表した「2026年の世界の10大リスク」の視点をさらに深く掘り下げ、現在の異常な事態を「情報の変質」という観点から捉え直し分析します。

【提言】「年寄りがつくった未来でいいのか」柳井正氏のカウンター:古い未来を「破壊」して参画する

「SDGsネイティブ」Z世代、α世代の憂鬱 ー 最新アプリが動かない「呪われたOS」の正体。最終回です。

【組織を考える】「彼らを使えない人々」と空洞化する人的資本経営

「SDGsネイティブ」Z世代、α世代の憂鬱 ー 最新アプリが動かない「呪われたOS」の正体。今回は「組織」という密室に潜む呪いを解き明かします。政治への不信感というウイルスが、職場の「人的資本経営」という理想をいかに腐敗させているか。そして、若者を…

【政治を考える】デジタルに欺かれる世代:なぜ日本にマムダニNY市長は生まれないのか

「SDGsネイティブ」Z世代、α世代の憂鬱 ー 最新アプリが動かない「呪われたOS」の正体

【消費を考える】「新品」を売る企業と「循環」を生きる若者

「SDGsネイティブ」Z世代、α世代の憂鬱 ー 最新アプリが動かない「呪われたOS」の正体

Z世代、α世代は「SDGsネイティブ」:それなのに、なぜSDGsのゴールは遠のくのか?

「SDGsネイティブ」Z世代、α世代の憂鬱 ー 最新アプリが動かない「呪われたOS」の正体

2026年、私たちが真に協奏すべきもの ― 言葉の「実装」を問う新春

「丙午(ひのえうま)のこの年を、勢いある良い年にしていこう」、「疾風に勁草(けいそう)を知る」、 新たな年を迎え、各界の代表が公表した所感からは、そんな前向きな活気が伝わってきます。 *「疾風に勁草(けいそう)を知る」:激しい風が吹くことで初…