「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

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首相退陣報道、自民党の分裂はあってはならないと語る石破首相

「日米関税交渉の合意を花道にして石破首相が8月末までに辞任」、そんなニュースが流れていました。首相本人は退陣を否定、報道が錯綜しています。

石破首相、退陣を否定「そのような発言をしたことは一度もない」 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

 首相の否定発言を辞任観測の打ち消しとみる報道機関がある一方で、辞任の意志は依然として固いとする報道もあるようです。メディアのスクープ合戦なのでしょうか。

 

 

 参院選の与党過半数割れ石破茂首相の退陣は不可避な情勢と日本経済新聞は報じています。この流れにあらがうのはなかなか難しいといいます。

動き出す「ポスト石破」、首相指名を見据え 野党との関係カギ - 日本経済新聞

 地方を含め党内あちこちで退陣要求の声があがり、小林元経済安全保障相、高市前経済安保相、林官房長官ら昨年9月の自民党総裁選に出馬した候補が動き始めたといいます。旧安倍派4人衆も動き、その一角、佐藤元総務会長と会談、参院選の敗北により「国民の信を失ったから下野すべきだ」と、森山裕幹事長に伝えたそうです。

 トランプ関税をはじめ問題山積みのこの時期に、自分たちの都合を優先して何になるのやら。混沌、不確実性が深まることを誰が望んでいるのでしょうか。いかにも自民党らしいといえばそれだけのことなのでしょうがけれども。問題解決を優先させる、そんな意識をもってもらいたいものです。

 一方、石破首相は元総理らと会談、「強い危機感を皆で共有した。党の分裂は決してあってはならない」ということを話し合ったと述べていました。

 

 

論語に学ぶ

子貢(しこう)曰わく、管仲(かんちゅう)は仁者に非(あら)ざらん。桓公(かんこう)は公子糾(こうしきゅう)を殺せるに、死すること能(あた)わず。又 之を相(たす)けり、と。子曰わく、管仲桓公を相け、諸侯に覇たらしめ、天下を一匡(いっきょう)す。民 今に到るまで、其の賜(たまもの)を受く。管仲微(な)かりせば、吾其れ髪を被(こうむ)り衽(じん)を左にせん。豈(あに)匹夫匹婦(ひっぷひっぷ)の諒(まこと)を為して、自ら溝涜(こうとく)に経(くび)れて知る莫(な)きが若くならんや、と。(「憲問第十四」17)

 弟子の子貢が「管仲は仁者ではありますまい。桓公が相続争いで公子糾を殺したとき、公子糾に殉じて死ぬべきだったのに死ぬことができず、その上、敵である桓公の謀将となって助けたではありませんか」といいました。すると孔子は「管仲桓公が補佐して諸侯の覇者たらしめ、諸侯をして周王室を尊崇せしめた。そのように世を平和にし、民は今に至るまでその恩恵を受けている。もし管仲がいなかったならば、外国から侵略され、外国の慣習を強いられ、髪は結ばずさんばら髪となり、衣服も左前に着ることとなったであろう。管仲の大業をみるべきであり。庶民には小さなまごころを尽くして溝の中で首をくくって自殺し、世にはその名を知られずに終わるような小さな生き方と比較できようか」といいました。

dsupplying.hatenadiary.jp

 石破さんも管仲のように振舞ってみてもいいのではないでしょうか。せっかく「赤心奉国」国家・国民のために働くといったのですから、自民党の分裂をおされずに前に進めてもらいたいものです。自分のことしか優先できない輩を気にしていたら身動きできなくなるだけです。それでは国家・国民のためにはならずにまた古い自民党政治に戻るだけなのですから。

 

 

 災害級の熱波が列島を襲っています。各地で猛烈な暑さ、危険な暑さになっています。国民の健康に深刻な影響を与えるような暑さです。

6月の熱中症救急搬送 過去最多に 1万7000人余 去年の2倍以上 | NHK | 熱中症

 気候変動への適応と緩和、どう進めていくのでしょうか。積みあがる喫緊の課題、国政を混乱させるべきではないのでしょうし、それを許してはならないのでしょう。政治改革を始めるときがやってきているように思えてなりません。国民を苦しめることはもう許されません。

 

 

「参考文書」

石破首相、退陣へ 8月末までに表明 参院選総括踏まえ | 毎日新聞

自民有力議員「下野すべき」 森山幹事長に伝達:時事ドットコム