衆議院選挙の結果が確定、政権与党である自公が惨敗、過半数割れに追い込まれました。誰が次の政権を担うことになるのでしょうか。今しばらくがかかるようです。
首相指名、与野党は多数派工作へ 立民の野田代表も意欲 | 共同通信
古い価値観が壊れ、新たな思考で、日本の衰退に歯止めをかけてもらいたいものです。そのためにはやらなければならないことも多々ありそうですが…
与党の大敗について、経団連の十倉会長が「政治資金をめぐる問題に対し、国民が厳しい判断を下した。真摯に受け止めるべきだ」との談話を発表していました。
一方で、「自民党・公明党を中心とする安定的な政治の態勢を構築し、政策本位の政治が進められることを強く期待する」と語ったといいます。現実を素直に受け入れることができていないようです。自覚も足りていなさそうです。こんなリーダー、経営者ばかりでは日本経済が衰退するのもわかるような気がします。
論議に学ぶ
子貢(しこう)曰わく、紂(ちゅう)の不善は、是(かく)の如くの甚(はなは)だしからず。是(ここ)を以て、君子は下流に居るを悪(にく)む。天下の悪 皆(みな)帰すればなり。(「子張第十九」20)
弟子の子貢が「殷王朝最後の王「紂」の不善はそれほどひどいものではなかった。しかし、一度、悪い評価を得てしまうと、それが増幅伝播していく。それからすれば、君子 は悪徳者とみなされることを嫌う。世の悪という悪は、すべてその人のしたことになってしまうからである」といいました。
物価高が長引き、有効な手立てが打てず国民が耐えている状況が続いています。そうであるにもかかわらず、裏金事件や2000万円問題などあくどいことをやっていることが露呈したのですから、厳しい選挙結果になるのも自然な流れなのでしょう。国民が変化を望んでいるということではないでしょうか。大企業もよくよくそれを考えてもらたいものです。拒めば、自民党同様に悪徳者とみなされそうな気がします。
身に着いた悪い習慣を正すときなのでしょう。反省だけではなく、アンラーニング、学び直しがなければ正すことは難しそうです。引き続き監視していく必要がありそうです。
国民のために働き、すべてをリセットし日本を再スタートさせることができるような新しい政権が誕生してもらいたいものです。
「参考文書」
石破茂首相・森山裕幹事長「続投」、責任論は必至 首相指名選挙へ波乱含み - 日本経済新聞
自公惨敗、過半数割れ 石破首相、退陣を否定―立民躍進、維新伸びず・国民も大幅増【24衆院選】:時事ドットコム
与党、過半数割れに衝撃 石破首相、敗北要因「政治とカネ」―党幹部の責任問う声【24衆院選】:時事ドットコム
衆院選、自民・公明与党の過半数割れ確実に 主要メディア各社が報じる - BBCニュース