「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

腐敗政治、居座り続ける首相

 日本の政治の異常さがあらわになっています。自民党安倍派の裏金問題、不正・不祥事の露見で、自民党の腐敗ぶりが明らかにされています。そうであるにも関わらず、その自民党の総裁が平然と首相職を続けようとすることにただ驚きます。その感覚、センスの無さが理解できません。いつものようにもっともらしく言い訳していますが、ただ権力に恋々と執着しているのでしょうか。

 

 

安倍派の中なら裏金作りを認める議員も出てきたようです。良心の呵責に苛まれてのことなのでしょうか。

安倍派・堀井議員も裏金認める 5年で1千万円超、私的利用は否定:朝日新聞デジタル

 首相はひとまず疑惑の安倍派政務三役を更迭し、新たな内閣が再スタートさせるそうです。前途多難になることは必至なのでしょう。

論語に学ぶ

苟(まこと)に仁に志さば、悪無きなり。(「里仁第四」4)

「仁」に志せば、心もちはゆったりとして人を慈しむことになるから、「過ち」を犯すことはあるだろうが、悪事を行うことはないと意味します。

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 孔子が生きたのは春秋戦国時代。世は乱れていました。孔子は、他人を思いやる愛情が失われていったことが原因ではないかと見て、真心や思いやりを大切にして人を愛する心をとり戻すことが何よりも必要として、「仁」が説いたのではないかといいます。

「仁」、自他のへだてをおかず、一切のものに対して、親しみ、慈しみ、情け深く、思いやる心といいます。

 今の政治家はこうした志を持ち合わせてはいないようです。それ故、社会に悪が蔓延しようが、世の中が乱れようがおかまいなしなのでしょう。

 

 

 政治資金規正法が存在しても、その抜け穴を利用して長年繰り返されてきた政治資金パーティ。それが悪事の温床であったことは間違いなそうです。企業と自民党の依存関係を生み、また癒着にもつながったのでしょうか。

焦点:安倍派離脱の波紋大きく、脱デフレの急先鋒 筋書き狂う恐れ | ロイター

 自己の目的を遂げるためなら、国民を犠牲にすることも厭わない、そんな構図が出来上がったのでしょうか。

 この国は何を目指しているのでしょうか。強い国家、強い経済、そんなものなのでしょうか。

「裏金問題さえなければ」防衛増税また先送り、ため息ついた税調幹部:朝日新聞デジタル

そのためなら、どんなに高い国民負担率を強いても構わない、そんなことが平然と続けられてきたのでしょうか。

 いつまでこんなことが続くことになるのやら。この先、日本はどこへと進んでいくことになるのでしょうか。

 


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「参考文書」

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