「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

進みそうにない実態解明、自営者ら国税庁に裏金議員への税務調査を要求

 株価は好調を維持し、日経平均株価が再び史上最高値を記録、TOPIX東証株価指数もバブル期の過去最高値を更新したといいます。市場は楽観ムードに染まっているようです。中国経済の失速が懸念材料としてあるものの上場企業の業績は円安基調を背景に好調で、24年3月期の純利益合計額が過去最高となる見通しといいます。

日経平均が連日で最高値更新、円安継続とバークシャー書簡受けて - Bloomberg

 過熱感からバブルだとの見方もあるようですが、「企業の稼ぐ力は確実に高まってきている。実態とかけ離れた株価が形成されている状況とは思わない」と日本取引所の山道CEOが述べたそうです。鵜呑みにして信じたいと思いますが、どこかまだわだかまりのようなものがあったりします。

 

 

「政治とカネ」で、国会は紛糾を続けています。首相にもう少しリーダーシップ、指導力があれば、裏金事件の実態解明が進み、もやもやとする政治と企業の癒着が是正されれていきそうです。そうなって経済が健全性を取り戻し、好循環が持続するととの確信が持てるようになれば、意識もまた変わるのかもしれません。

 しかし、政治改革を火の玉になって先頭に立って進めるはずの首相が、国民から疑いの目が向けられるような言動を繰り返しています。首相就任後も7回も政治資金パーティを開き、1億5千万円もおカネを集め、1億3千万円の収益をあげていたそうです。

岸田首相は「異常なパーティー好き?」 抜け穴作りの先頭に立つのか:東京新聞 TOKYO Web

 首相自ら自民党の政治刷新本部の長につきましたが、その実態は「改革ではなく抜け穴づくりの先頭に立っている」のではないかと野田元首相が指摘、「適材にあらずとはこのことだ」と批判したといいます。

負担倍増中の子育て支援

 子育て支援金を巡っては、負担額が500円弱と見込むとした首相に対し、加藤こども政策担当相は1000円超となる可能性もあり得るとし答弁、負担みるみる倍増中と野党は指摘し、首相の「実質的な負担は生じない」という訳のわからない説明は許されるものではないと批判したといいます。

裏金議員に税務調査要請

 不公平感のない適正公平な課税が求められているはずなのに、裏金事件を端にして政治家だけが優遇されているのではないかとの疑惑が浮上しています。首相をはじめ自民党からはそうではないとの明確な説明はなく、あやふやな説明がさらに疑念を深くしています。

自民裏金、税務調査を要望 自営業者らの団体、国税庁に:朝日新聞デジタル

 自営業などを支援する全国商工会連合会は、国税庁に対し疑惑議員の税務調査と「裏金」に対して課税することを求める要請書を提出したそうです。事業者の怒りからの要求のようです。全商連の試算では裏金議員85人への追徴課税総額は1億3500万円に上るといいます。国税庁はどう対応していくのでしょうか。

 

 

論語に学ぶ

君子は義に喩(さと)り、小人は利に喩る。(「里仁第四」16)

 君子 教養人は「義」を理解し、小人は「利」損得を理解すると、孔子は言いました。

dsupplying.hatenadiary.jp

 今しなければならないことが明確になっているはずなのに、それを避けよう避けようとすれば「義」から外れてしまいます。政治家まして国会議員であれば、「義」を重んじて国民のために行動してもらいたいものです。

 

 

 首相の迷走ぶりには辟易します。旧統一教会問題が再燃し、盛山文科相を更迭しなければならなかったはずなのに、それ以前に同じ問題で更迭された人たちとの処遇に差が生じさせ、整合性が崩してしまいました。結果的には、それによって身内同じ派閥の閣僚たちの地位が守られたようだといいます。そこには当然ながら首相自身も含まれます。さすがにここまで身勝手な行動が過ぎると、党内からもぼちぼち不平も上がっているようです。「下野しないために自己犠牲も辞さずと頑張ってきた党の矜持が崩れた」との声が古参議員から上がっているそうです。

 さてさて政治改革の行方はどうなることやら。とにかく株価の明るいムードに水を差すことは避けてもらいたいものです。

 

 

「参考文書」

野田元首相「岸田首相は異常なパーティー好き」 改革姿勢を追及 | 毎日新聞

日本取引所グループ 山道CEO “株価と経済実態 かけ離れず” | NHK | 東京証券取引所