「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

Jアラート、いつも同じ首相のセリフ、変わらない日本

「ミサイル発射。ミサイル発射。北朝鮮からミサイルが発射されたものとみられます。建物の中、又は地下に避難して下さい」、北朝鮮が飛翔体を南方向に発射し、消防庁沖縄県を対象に避難を求めるJアラートを発出しました。その後、Jアラートは解除されたそうです。いつものように被害は確認されなかったといいます。

北朝鮮が「軍事偵察衛星」発射 軌道投入は確認されず - 日本経済新聞

「発射は国連安全保障理事会の決議違反、北朝鮮に厳重抗議した」と、首相も官房長官もいつものお決まりのセリフです。何も変わりません。こんなことがいつまで続くのでしょうか。

 

 

外交努力の必要性はいうまでもないが、同時に裏付けとして防衛力強化も避けて通れない。国民の命と暮らしをしっかりと守れる体制を示すことが外交における説得力につながる(出所:日本経済新聞

 尖閣諸島の近くには中国のブイが設置され、紅海では日本郵船が運航する貨物船がイエメンの親イラン武装組織フーシ派に乗っ取られました。

「断固非難する」「関係諸国と協力して対応する」、外交力が功を奏することもなく、次々と問題が積み重なっていくようです。

 せっかく多額の税金を投入して防衛力の強化を進めても、外交力はなかなか向上しそうにありません。みずから無能であることを証明しているようなものです。今ある防衛力強化計画も無意味なことに思えてきます。おカネに加えて、時間までが繰り返し浪費されているようです。変わることができずに取り残されていく理由なのかもしれません。

論語に学ぶ

季康子(きこうし)、政を孔子に問いて曰わく、如(も)し無道を殺して、以て有道を就(な)さば、何如、と。孔子対(こた)て曰わく、子 政を為すに、焉(いずく)んぞ殺(さつ)を用いん。子 善を欲すれば、民 善なり。君子の徳は風なり、小人の徳は草なり。草 之に風を上(くわ)うれば、必らず偃(ふ)す、と。(「顔淵第十二」19)

 季康子が政治について「もし無道な連中を殺して、世の中の正しい規律を完成するというのは、どうだろうか」と質問しました。孔子は「貴方が為政者でありますならば、どうして殺すなどいたしますのか。貴方が「善」良き生き方をと願われますならば、人々もそうなります。為政者の品位は風のようなもの、民衆の品位は草のようなものです。草は風が吹きますれば、草は必ず靡(なび)いて仆(たお)れます」と答えました。

dsupplying.hatenadiary.jp

 国会でまた「政治とカネ」が取り上げられ、首相の答弁はいつもと同じです。同じ過ちが何度も繰り返されています。この先もなくなることはなさそうです。

 内閣府の職員が盗撮の疑いで現行犯逮捕されたそうです。容疑を認め、「仕事でストレスがあった」などと供述しているそうです。街の風紀が乱れています。自衛隊員や警察官の同様な不祥事もたびたび起こしています。こうしたこともなくなることはないのかもしれません。

 

 

 政府が国内の景気判断を今年1月以来10カ月ぶりに引き下げたそうです。判断を維持した個人消費も振るわず、物価高が重荷となっているそうです。

 政府施策の効果が表れてきたということでしょうか。そんな中、首相は2024年春に訪米する調整に入ったといいます。

岸田文雄首相が2024年春にアメリカ訪問へ 議会演説を検討、国賓待遇 - 日本経済新聞

バイデン米大統領から国賓待遇で招待を受けており、米議会での演説を検討する。日本の防衛力強化を踏まえた「同盟の現代化」を推進する。安全保障や経済、人的交流など幅広い分野で関係深化を話し合う。(出所:日本経済新聞

「経済対策、先送りできない課題一つ一つに一意専心、取り組んでいく。それ以外のことは考えていない」、物価高などの対応に集中する考えを示した首相ですが、「一意専心」わき目も振らず、ひたすらに一つの事に集中して取り組むことができないようです。

 その弊害が社会のゆがみとなって顕在化しているようなことはないのでしょうか。

 

国や組織文化の影響を知らずして「社員の自主性」を声高に叫んでも空回りするばかりです。(出所:日経BOOKプラス)

 

「参考文書」

「選択の科学」 本能と意志の力が生む神秘 | 日経BOOKプラス

「防衛力強化、外交の説得力につながる」林芳正外相 - 日本経済新聞

景気判断、10カ月ぶり下げ 11月、物価高重荷に | 共同通信

余録:「一意専心」は… | 毎日新聞