「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

止まぬ砲撃、見るも無残な破壊された街、国連の仲介で停戦交渉は実現するのか

 

 ウクライナ キエフ近郊での砲撃は続いていると米abcニュースが伝えている。停戦は実現するのだろうか。今日もニュースには、見るも無残な破壊されたウクライナの街が映し出されている。なぜにこんなことができるのだろうかと目を覆いたくなる。断片かもしれないが、これが現実だ。ロシアの大義を疑いたくなる。

 停戦交渉に一定の前進があったとの論調もあるが、欧米は未だ言行不一致を続けるロシアに懐疑的な目を向け、警戒心を緩めていそうにもない。それはウクライナも同じなのだろう。様々な憶測が飛び交っている。まだまだ予断を許さないとのことだろう。

 ロシア国営放送を見れば、交渉の成果を強調し、自分たちの思惑通りにことが進んでいるように報じているようだ。また、街中が「Z」の文字ばかりになっていると英BBCは伝える。制裁の影響によるデフォルトを避けようと、国債の利払いを続け、また、買戻しも進めるとの報道もある。国民の支持引き留めに躍起になっていることであろうか。

 

 

論語に学ぶ

先ず行なう。其の言や而(しか)る後に之に従う。(「為政第二」13)

 弟子の子貢が君子とは何かとたずねると、孔子が「先ず実行だ。その説明は、実行の後でする。そういう人が君子なのだ」と答えたという。

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 ロシアに君子の振舞いを求めることが無理があるのかもしれないが、まずは停戦、その後に目指すのもの交渉するというスタンスにはならないのだろうか。

 

 

 ようやく国連が停戦の仲介に本腰を入れるようになったという。「今こそ国連が主導するとき」とグテレス事務総長が述べたという。

国連事務総長、ウクライナ「人道停戦」へ担当任命: 日本経済新聞

「この人道的な悲劇は人道支援で解決できず、政治的な解決策が必要だ」と語り、政治的な交渉をする機会と和平合意成立のためにも即時の人道的な停戦が必要だと訴えた。国連はグリフィス氏によるロシアの首都モスクワとウクライナの首都キエフ訪問を調整している。(出所:日本経済新聞

 これまで国連は各地で起きる紛争調停に実績を残してきたという。1962年のキューバ危機では米ソの緊張緩和に貢献したという。

 ただ、ここ最近では国連の地盤沈下が顕著になってきているという。安保理常任理事国ロシアの暴挙はその現れなのだろう。

 「先ず其の言を行い、而して後にこれに従う」、「知行合一」という言葉の元になっているといわれるという。

 みなが「停戦」という言葉を口にするようになっている。まずはそのために行動を起こし、諦めずに継続する。しかる後に、停戦は実現し、戦争を二度と起こさないようにする枠組みのできていくのではないだろうか。

知行合一」、知識と行為は一体であるということ。本当の知は実践を伴わなければならないという。

 

「参考文書」

【解説】ロシアとウクライナ停戦交渉 歩み寄りはどこまで? | NHK | ウクライ