「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

【臧文仲は其れ位を窃む者か。柳下恵の賢なるを知りて、而るに与に立たざるなり】Vol.392

 

子曰わく、臧文仲(ぞうぶんちゅう)は其れ位を窃む者か。柳下恵(りゅうかけい)の賢なるを知りて、而(しか)るに与(とも)に立たざるなり。(「衛霊公第十五」14)

 

(解説)

孔子の言葉。「魯国の大夫 臧文仲は、何もしないで給料をもらっているだけだな。柳下恵が賢人であることを知りながら、ともに政庁に立って政治を行おうとはしなかった」。論語 加地伸行

 

「柳下恵」、姓が展、名が禽。字名は季。柳下に住み、恵と諡(おくりな)されたことで柳下恵といわれる。魯の大夫で裁判官。直道を守って君に仕えた。 

dsupplying.hatenadiary.jp

 

 

 

  「臧文仲」、魯国の大夫で実力者のひとり。孔子はその「知」を認めていたようだが、「仁」や「礼」に対する分別がないようだ。

dsupplying.hatenadiary.jp

 

 (参考文献)  

論語 増補版 (講談社学術文庫)

論語 増補版 (講談社学術文庫)

 
論語 (ちくま文庫)

論語 (ちくま文庫)

  • 作者:桑原 武夫
  • 発売日: 1985/12/01
  • メディア: 文庫