「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

【之を愛して能く労せしむること勿らんや。忠にして能く誨うること勿からんや】 Vol.341

 

子曰わく、之を愛して能(よ)く労せしむること勿(なか)らんや。忠にして能く誨(おし)うること勿からんや。(「憲問第十四」7)

 

  (解説)

孔子の教え。わが子を可愛がるばかりで、苦労させないということがあろうか。まごころを尽くすばかりで、道理を説くことがなくてもよいものか。論語 加地伸行

 

「之」をどのように解釈するかで、文章全体の意味が変わるのだろうか。加地は「之」をわが子としたが、人とする説もあるようだ。

「誨」には教え諭すとの意味がある。

 愛之能勿勞乎 忠焉能勿誨乎

 原文を読むと、愛することで、「まごころ」の意味を理解できるようになるとの意味合いがあるように感じる。

 

「関連文書」 

dsupplying.hatenadiary.jp

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 (参考文献)  

論語 増補版 (講談社学術文庫)

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論語 (ちくま文庫)

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  • 作者:桑原 武夫
  • 発売日: 1985/12/01
  • メディア: 文庫