子曰く、弟子入りては則ち孝、出でては則ち悌たれ。謹みて信、汎く衆を愛して仁に親(ちか)づけ。行ないて余力あらば、則ち以て文を学べ (「学而第一」6)
(意味)
「青少年は家庭生活にあっては孝を行ない、社会生活にあっては目上の人に従え。常に言行を謹み、言行を一致させ、世人を愛することに努め、他者を愛するありかたに近づけ。それらを行なって、なおまだ余裕があるならば、古典を学ぶことだ。」(論語 加地伸行)
「弟子」、勉学を必要とする若者
「仁」、人間愛。暖かい、和むが抽象化されたという説もあり。
「文」、古代から残る優れた文献。
人としての生き方の理想。
結局、どこかに無理が生じると、心の平静さを失い、バランスが崩れる。
こうした理想的な人生を送っているのが、トップアスリートたち。そのひとり、サッカー日本代表GKの川島さん。川島さんの紹介記事があった。
理想的な人生を歩んでいると素直に感じました。
記事の中にもありますが、川島さんは7か国語を操り、マーケティングとファイナンスの講義を受け、自分自身を多角的に見る時間と機会を作りながら日々の練習に打ち込んできたそうです。
「何より挑戦する事が目的ではなく、1%の可能がある限り、事を成す、ことが目的だということ。今までも周りから見れば無謀な挑戦をしてきたかもしれません。そしてまた、無謀な挑戦をしようとしています(笑)。でも1%の可能を自分の手から手放す事は僕にはできません」(出所:Forbes)
こんな言葉を自然に語ることが出来ることも素敵なことです。こうした心構えが論語でも問う理想的な生き方に近いづいていく秘訣なのかもしれません。
(参考文献)