「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

【長じては述ぶる無し。老いて死せず。是を賊と為す】 Vol.377

 

原壌(げんじょう) 夷(い)して俟(ま)つ。子曰わく、幼にして孫弟(そんてい)ならず。長じては述ぶる無し。老いて死せず。是(これ)を賊と為す、と。杖を以て其の脛(けい)を叩(う)つ。(「憲問第十四」43)

 

(解説)

孔子の古い知り合いの原壌が尻を地につけ脛(すね)を立てて坐り、孔子を待っていた。孔子「幼いときから礼儀知らず。大人になってから、これという取り柄もない。年をとって生きているだけ。こういう奴がならず者だ」といって、その曳いていた杖で、原壌の脛をぴしゃりと叩いた。論語 加地伸行

    

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 (参考文献)  

論語 増補版 (講談社学術文庫)

論語 増補版 (講談社学術文庫)

 
論語 (ちくま文庫)

論語 (ちくま文庫)

  • 作者:桑原 武夫
  • 発売日: 1985/12/01
  • メディア: 文庫