「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

【甚だしいかな、吾が衰えたることや。久しいかな、吾復夢に周公見ず】 Vol.156

 

子曰わく、甚だしいかな、吾が衰えたることや。久しいかな、吾(われ)復(また)夢に周公見ず。(「述而第七」5)

 

(解説)

孔子のことば。ひどいものだなあ、呆けてきたわな、このごろ。もう長い間、周公の夢を見なくなっている。」論語 加地伸行

 

 「周公」、周王朝を建てた武王の弟旦のことで最大の功労者と言われる。首相格として首都に残って政権を輔佐し、諸制度を整備した。周公の子孫が魯国の君主となり、魯の諸制度は周王朝に準じ、魯の人孔子は周公の行政を理想としたと加地は解説する。

 

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(参考文献)  

論語 増補版 (講談社学術文庫)

論語 増補版 (講談社学術文庫)