「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

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【斉一変すれば、魯に至らん。魯一変すれば、道に至らん】 Vol.145

 

子曰わく、斉(せい)一変すれば、魯に至らん。魯一変すれば、道に至らん。(「雍也第六」24)

  

(解説)

孔子の教え。斉国がその態度を改めるならば、魯国のようになれるだろう。その魯国も改革があるならば、王道となれるだろう。」論語 加地伸行

 

 加地は、武力による制覇の覇道と、徳治による統治の王道とがあるという。

 斉は覇道を第一とし、魯は王道を所望したという。 

 

近頃は、武力による統治が増えてはいないだろうか。

武力に頼れば、それ相応に反発も増える。徳による統治が必要になってきているということであろう。

 

 魯一変すれば、道に至らん

一変、何かを変えなければ、その道には到達できない。

このコロナの時代、一変が求められている。 

 

(参考文献)  

論語 増補版 (講談社学術文庫)

論語 増補版 (講談社学術文庫)

  
論語 (ちくま文庫)

論語 (ちくま文庫)

  • 作者:桑原 武夫
  • 発売日: 1985/12/01
  • メディア: 文庫
 

 

 
 
 
 
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