子曰わく、斉(せい)一変すれば、魯に至らん。魯一変すれば、道に至らん。(「雍也第六」24)
(解説)
「孔子の教え。斉国がその態度を改めるならば、魯国のようになれるだろう。その魯国も改革があるならば、王道となれるだろう。」(論語 加地伸行)
加地は、武力による制覇の覇道と、徳治による統治の王道とがあるという。
斉は覇道を第一とし、魯は王道を所望したという。
近頃は、武力による統治が増えてはいないだろうか。
武力に頼れば、それ相応に反発も増える。徳による統治が必要になってきているということであろう。
魯一変すれば、道に至らん
一変、何かを変えなければ、その道には到達できない。
このコロナの時代、一変が求められている。
(参考文献)
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