「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

孔子 行る【季桓子 之を受け、三日 朝せず】 Vol.470

 

斉人(せいひと) 女楽(じょがく)を帰(おく)る。季桓子(きかんし) 之を受け、三日 朝(ちょう)せず。孔子行(さ)る。(「微子第十八」4)

 

(解説)

「隣国の斉は女歌舞団を魯国に贈った。季桓子はそれを受け、三日間も政庁に現れなかった。孔子は祖国を立ち去った」論語 加地伸行)  

 

 孔子が魯の執政となり、国が富強となり、斉国はそれを憂慮し、女性歌舞団80人を贈ったいう。実質支配者であった季桓子はその芸に魅せられ、登庁しなくなり、孔子が祖国魯を去り、ここから孔子学団の流浪の旅が始まると加地は解説する。 

 

  

「紀元前497年に官を辞し、弟子とともに諸国巡遊の旅に出た。国政に失望したとも、三桓氏の反撃ともいわれる。以後、孔子は13年の間、諸国を転々とする」とWikipediaにある。 孔子56歳の時とされる。

 

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(参考文献)  

論語 増補版 (講談社学術文庫)

論語 増補版 (講談社学術文庫)

  • 作者:加地 伸行
  • 発売日: 2009/09/10
  • メディア: 文庫
 
論語 (ちくま文庫)

論語 (ちくま文庫)

  • 作者:桑原 武夫
  • 発売日: 1985/12/01
  • メディア: 文庫