「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

【雍や南面せ使む可し】 Vol.122

 

子曰わく、雍(よう)や南面せ使む可(べ)し。(「雍也第六」1)

  

(解説)

孔子の評価。冉雍(ぜんよう)は人君となれる人物である。

論語 加地伸行

 

「雍」は、姓は「冉」、名が「雍」、字名は「仲弓」、孔門十哲の一人と言われる。卑しい階級の出身であったが、人柄がよいので孔子に愛されたという。

 

 天子や諸侯は、それぞれの政庁において南向きに座る。冉雍に諸侯たる人徳、器量がそそろっていることを表現しているのであろう。

 

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(参考文献)  

論語 増補版 (講談社学術文庫)

論語 増補版 (講談社学術文庫)

  
論語 (ちくま文庫)

論語 (ちくま文庫)

  • 作者:桑原 武夫
  • 発売日: 1985/12/01
  • メディア: 文庫