米マイクロソフトが、AI 人工知能を搭載した新たなPC「Surface Pro」「Surface Laptop」を発表しました。また、この新しいAIパソコンのカテゴリーは「Copilot+PC」と呼ぶそうです。いよいよAIの時代が加速していきそうです。
「Copilot」は、マイクロソフトのAIアシスタントソフト。近々に「GPT-4o」が搭載されることになるそうです。
マイクロソフト、新型AIパソコン発表-アップルとグーグルに対抗 - Bloomberg
マイクロソフトのPCの他にも、台湾Acer、台湾ASUS、米Dell、米HP、Lenovo、Samsungも「Copilot+PC」を発表したそうです。
すっかり日本企業はすっかりおいていかれたのでしょうか。それにしても素早い動きです。
変化が激しく、複雑で不確実な時代になっているのだと改めて感じます。テクノロジーばかりでなく、「サステナビリティ」「ESG」も変化を続け、その対応が刻々と変化しているようです。世界的な金利上昇下において資本調達の考えもアップデートされ続けているようです。世界政治もまた同様で激変し続けています。
こうした変化に合わせ、進歩できる者たちがこれからもこの先も世界のリーダーとなって先導していくことは間違いなそうです。官民が協力、協働することが求められ、すべてのステークホルダーの協力も欠かせなくなっているといわれています。
論語に学ぶ
子貢曰わく、斯(ここ)に美玉有らば、匱(とく)に韜(つつ)みて諸(これ)を蔵(おさ)めんか、善賈(ぜんこ)を求めて諸を沽(う)らんか、と。子曰わく、之を沽らんか、之を沽らんか。我は賈(こ)を待つ者なり、と。(「子罕第九」13)
弟子の子貢が「ここに美しい玉があるとしましょう、それを箱に入れて倉庫にしまっておきましょうか、それとも、よい買い手を求めて売りましょうか」と尋ねました。孔子は「売ろう、売ろう。私は買い手を待っている」と答えました。
「美玉」は孔子、「善賈」は善き君主とされます。
規制当局である政府との協力が不可欠になりつつあるとしても、互いに切磋琢磨する気持ちを忘れてはならないのでしょう。倫理観を高め、正しさを求め、世のためになるものを産み、広めていくことが求められているのでしょう。
変化の激しいこの時代にあって、日本はこの先、世界と互角に渡り合っていけるのでしょうか。脱法行為を平然とできる政府自民党、それを知りつつも癒着する企業、これでは世界を相手に戦うことは厳しそうです。こうした悪循環を断ち、そこから早く脱出しなければならないのでしょう。意識改革、マインドセットを新たにすることが求められていそうです。
ちゃぶ台をひっくり返すように、大胆にドラスティックに意識を変えられるのか、それがいま問われていそうです。深く問い続けることなし、時代に付和雷同し、ついつい無意識にこれまでの常識、価値観が続くと考えがちです。しかし、それはどうやらないようです。
激変する今の世界にあって日本は取り残されることになっていきそうです。それだけでなく、利用されるだけになりつつあるようにも思われます。しかし今なら挽回も可能なのかもしれません。利用しようとする力を上手に活用できるかが問われていそうです。その胆力は残っているのでしょうか。
「参考文書」
混迷の時代、経営トップの使命とは何か? | 進化する組織 | ダイヤモンド・オンライン