我が社の理念は「かっこいい社員、かっこいい仕事、かっこいい企業」としているのは、広島のゴミの収集などを行う廃棄物処理業の株式会社タイヨー。
「社員がかっこいい立ち振る舞いや行動をすることにより、かっこいい仕事ができるようになり、おのずとかっこいい企業になる」といった意味が込められているそうです。
ごみ収集業者なのに「女性の求人応募者が絶えない」納得の理由 | 日刊SPA!
子育て世代に人気の企業で、月に30人以上もの就職希望者を面接することもあるといいます。
女性は子供を持つかどうかで、キャリアか子育てかの二者択一を迫られてしまいますが、タイヨーではどちらも両立することができます。育児を理由にキャリアを諦めることなく、やる気次第で出世・成長できるのも魅力かと。(出所:日刊SPA!)
会社の発展の基盤は社員1人ひとりとして、子育てしている社員をサポートする仕組みや社内保育園を整備、福利厚生を充実させ、ポテンシャルを最大限発揮してもらうようにしているといいます。
㈱タイヨーのサスティナビリティレポートを読むと、「かっこいい社員、かっこいい仕事、かっこいい企業」という理念を理解できます。
少子化対策、人的資本経営の見本というところでしょうか。国がやろうとすることを既に始めているようです。
「異次元の少子化対策」、政府はそういって、「いま子どもを持つ世帯」への支援を強化しようとしているといいます。その一方で、その恩恵を受けられない人たちが多数いると指摘する専門家もいるそうです。
「人生格差」に目配りを 少子化対策で欠く論点:時事ドットコム
国の施策に批判があがるのは常なことなのでしょう。しかし、それだけ手つかずの課題が多いということでもあるのでしょう。解決しなければならない大きな問題であれば、継続的に改善していかなければなりませんが、実態はどうなのでしょうか。
論語に学ぶ
其の以(もち)うる所を視、その由(よ)る所を観、其の安んずる所を察すれば、人焉(いずく)んぞ廋(かく)さんや、人焉んぞ廋さんや。(「為政第二」10)
その人物の日常生活や行動をしっかりと視る。その行動の動機を観みる。その人物が落ちつこうとする着地点を察する。そうすれば、その人物は自分を隠すことはできず、本当の姿が分かると意味します。
こんなときにも
「重要な政策課題の結果を出すことに全力を尽くしているところであり、今は解散・総選挙については考えていない」と、アフリカ歴訪した首相が、モザンビークの首都マプトで行った内外記者会見で語ったといいます。
足場固めか早期解散か 岸田首相判断、与野党が注視:時事ドットコム
政権与党の幹部が総選挙のことを口にし雰囲気を醸すから、質問があったりするのでしょうか。
民主主義において選挙は重要なイベントなのでしょうが、解散・総選挙のことばかり気にして、ほんとうの問題解決はできるのかと疑問を感じたりもします。少子化対策は何のため、その動機は何なのかと考えてしまいます。
「参考文書」
広島で廃棄物処理業を営む株式会社タイヨーがサステナビリティレポートを発行しました!|株式会社タイヨーのプレスリリース