「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

【子の慎む所は、斎、戦、疾なり】 Vol.163

 

子の慎む所は、斎、戦、疾なり。(「述而第七」12)

  

(解説)

孔子が粛然とされるのは、祭祀、戦争、疾病のときであった。」論語 加地伸行

    

 加地は、「斎」とは鬼神に接すること、「戦」は、人々の死生や国家の存亡にかかわること、「疾」は、自分の死に連なること、つまり、死という重大事に対する真剣さであるという。

 このコロナ渦の時代は慎むべき時なのかもしれない。粛然としたい。

 

(参考文献)  

論語 増補版 (講談社学術文庫)

論語 増補版 (講談社学術文庫)