世界では色々な研究がなされているようです。今年のノーベル経済学賞には、欧州による植民地化の研究を通じ、社会制度の違いが国家の繁栄に影響を与えることを解明した、MIT 米マサチューセッツ工科大学のダロン・アセモグル教授とサイモン・ジョンソン教授、米シカゴ大学のジェイムズ・ロビンソン教授の3氏が選ばれました。
ノーベル経済学賞、米大教授3氏に 社会制度と繁栄の関係を研究 | ロイター
国家間で格差が広がる背景に、政治や経済といった社会制度の違いがあると実証したといいます。国家の繁栄には民主主義的な制度が重要で、法の支配が乏しく、国民を搾取するような制度を持つ社会の成長は長続きしないことを裏付けたそうで。自明であるような感じもしますが、実証したことに価値があるということでしょうか。
この研究成果からすると、日本の社会制度はどうなのでしょうか。極端にひどいことはないのかもしれませんが、行き詰った社会からすれば、どこかに問題がありそうです。この研究成果を活かしたいものです。
政権与党による裏金事件がおき、この選挙では非公認するなどの処置がなされていますが、選挙でみそぎが済めば、役職に登用されるようになるそうです。
「裏金議員」役職登用を示唆 自民・森山氏、政活費廃止へ検討 | 共同通信
人材不足なのかもしれませんが、それで「法の支配」は成り立つのでしょうか。そもそも全ての権力に対して法の優越を認め、法の統治や法の下の平等などの「法の原則」を推し進めることが「法の支配」のはずです。岸田前首相しかり、口では「法の支配」を強調しますが、公正で公平な社会になかなか近づいていかないのはそれが単に掛け声だけで、政治的、法的制度の不備を解消しようと努力しないからなのでしょう。
論語に学ぶ
君子は徳を懐(おも)い、小人は土を懐う。君子は刑を懐い、小人は恵みを懐う。(「里仁第四」11)
君子は善く生きたいと願うが、小人は安泰を願う。君子は責任を取る覚悟するが、小人は目こぼしでなんとか逃れたいと思うと孔子は言いました。
衆議院選挙が告示となりました。与党は政策実行力をアピールしますが、現実どうなのでしょうか。ルール、規範を守らずに無分別に猪突猛進することを実行力とは言わないような気がします。その上、口で言うほどに大した成果もなく、公正、公平な社会から遠ざかっているのですから。
さてさてどんな結果が待っているのでしょうか。もうそろそろ変え時のような気がします。そうでなければ何も変わらずにますます衰退が進みそうです。
「参考文書」
ノーベル賞に米大教授3氏 経済学、国家間の格差研究|47NEWS(よんななニュース)


