「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

国連未来サミット、鳴りやまない砲撃音、解消されない対立

「未来サミット」が国連で開催され、地球規模の課題への国際社会の具体的な行動指針を示した成果文書「未来のための協定」を採択しました。

国連「未来のための協定」採択 紛争・環境問題への取り組み強化へ 写真4枚 国際ニュース:AFPBB News

「全人類にとって明るい未来への道があると信じる」と宣言し、多国間主義、国連憲章の順守、平和維持活動など56の「行動」へのコミットメントをうたっているといいます。

 

 

 そんな中、中東レバノンではイスラエル空爆が続き、甚大な被害となっています。対立、分断の時代が続きます。助長する行為は避けたいものです。

 日本の領空にロシアや中国の軍用機が侵入し、自衛隊機がスクランブル発進し対応、ロシア機にはフレアを発射し警告したそうです。理由あっての領空侵犯なのでしょうか。緊張を高めずに解決できる手立てもありそうなものです。

立憲新代表選出

 立憲民主党の新代表に野田元首相が選ばれました。論客の上、保守の立ち位置にあるため、自民党が警戒しているそうです。

自民党内で野田佳彦・立民新代表への警戒感…石破氏「言論の雄だ。決して甘く見てはいけない」 : 読売新聞

「新総裁は右派より中道寄りの人を選ばないと侵食はひどくなる」、野田氏の就任で、中道保守層を取り込まれるとの危機感が自民党内にあるといいます。総裁選にも少なからず影響を与えそうだといいます。

 論語に学ぶ

子貢(しこう)問いて曰わく、師と商とは孰(いず)れか賢(まさ)れる、と。子曰わく、師や過ぎたり。商や及ばず、と。曰わく、然(しか)らば則ち師は愈(まさ)れるか、と。子曰わく、過ぎたるは猶及ばざるがごとし、と。(「先進第十一」16)

 弟子の子貢が「師(子張)と商(子夏)と、どちらがすぐれていますか」と尋ねました。孔子は「師は多いな、商は少ないな」と答えました。子貢は「では師のほうがすぐれているのですか」と聞くと、孔子は「多いも少ないも同じことだ」といいました。

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 近頃の世界をみていると、偏りが過ぎる者が紛争をおこし、対立や分断を煽っているようにも見えます。

「過ぎたるは猶及ばざるがごとし」、 「過」も「不及」も同格であって、中庸を失っている点ではともに良くないと意味します。何事も真ん中、中間でありたいものです。

 

 

 自民党の総裁選も終盤を迎え、報道によれば、小泉、高市、石破の3氏が一歩リードしているようです。ある者は改革を訴え、またある者は安倍路線の継承を訴え、勇ましい文言を並べています。またある者は慎重に言葉を選んでいるのでしょうか。

河野太郎氏が「ネトウヨ」発言 「外向けにワーワー」深圳の日本人男児殺害巡る対中対応で - 産経ニュース

 過剰に反応して、ことを荒だてるのはどうなのでしょうか。無関心を装うのももちろんよくはありませんが、やはり頃合いよく適正に対応していくことを原則としたいものです。そうあれば、誰に嫌われることなく、リーダーとして国内外から尊敬されることになりそうな気がしますが、どうなのでしょうか。

 誰が選べられるかによって、自民党のカラーがはっきりし、政権を担うべきか否かも明らかになるのでしょう。

 

 

「参考文書」

イスラエル、ヒズボラ空爆強化 274人死亡、レバノンで避難勧告―戦闘拡大へ強硬姿勢:時事ドットコム

国連「未来サミット」で「未来のための協定」採択もロシアや北朝鮮、イランなど6か国が不満表明 | NHK | 国連

 


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