「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

【パリ2024オリンピック】メダルラッシュ、活躍する日本人選手たち

 パリオリンピックも競技が始まり宴たけなわでメダルラッシュ、喜ぶ人がいる一方で、涙を流す人もいる、いつもながらの情景です。悲喜こもごもの阿部兄妹。チーム日本の活躍を見てはこちらも喜んだり、涙したりです。

決勝逃し「また戻ってくる」 3度目五輪の競泳・池江選手〔五輪〕:時事ドットコム

 100メートルバタフライの準決勝は明暗を分けるレースでした。17歳の平井選手が決勝進出を決め、敗退した池江選手は「最後は勝負の世界なので勝てなきゃ意味がない。自分の力を出し切れずに終わったし、また4年後リベンジしに帰ってきたい」と語っていました。

 

 

 印象的なシーンでした。そのアスリート魂に感服です。

 せちがらい世だからなのでしょうか、アスリートたちのフェアプレイ精神とスポーツマンシップに感動します。

 ルールを正しく理解し、それを守る。相手と審判員に敬意を払い、た公正な態度を持つ。それこそがフェアプレイの基本であり、マナー・礼節を守ることもスポーツマンシップといわれます。

論語に学ぶ

君子は争う所無し。必ずや射か。揖譲(ゆうじょう)して升下(しょうが)し、而(しか)して飲む。その争いや君子なり。(「八佾第三」7)

 君子 教養人は角突き合わせて競争するようなことはしない。競り合いあるとなれば、射の試合のときぐらいか。礼儀を守って昇り降りし、負けた方が罰杯の酒を飲む。試合は優雅に楽しむものであり、そうした振る舞いがいかにも君子らしいと孔子は言いました。

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 孔子は音楽だけでなく、今でいうスポーツにも明るかったようです。

 

 

 フェアプレイにスポーツマンシップ、それらは何もアスリートたちだけのものでないはずです。企業、経済活動においてもそれらが活かされれば、もう少し思いやりある社会に近づいていくことはないでしょうか。

【パリ五輪】スウェーデン選手団ユニクロで開会式 最強普段着「日本代表」手がける柳井氏の思い - 五輪一般 - パリオリンピック2024 : 日刊スポーツ

 個人として日常生活に応用してもいいのかもしれません。意外な発見もありそうです。オリンピアンのようにはなれないかもしれませんが、それでも周囲5mくらいには感動を与えることはできそうな気もします。

 その輪が広げることができれば、世の中の雰囲気ががらりと変わっていくことになっていくのではないでしょうか。

 

「参考文書」

「日本人がスポーツマンシップを捨て握手拒否」不可解な判定に振り回された柔道・永山竜樹の抗議を海外メディアは非難「物議を醸した」【パリ五輪】 | THE DIGEST