「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

身を処す知事、けじめをつけない首相は訪米、歓待する米国

 お騒がせ知事、川勝静岡県知事が辞職願を提出する意向を固めたそうです。過去何度も問題発言をしては騒ぎを起こしていた行政トップの人です。遅すぎたの感は否めませんが、身を処すことで、ようやくけじめがつくということでしょうか。来月5月には選挙となるようです。

 

 

 一方問題を起こす政党トップで不人気な首相は色々口実をつけては身を処さないようです。世論調査では、その態度に「妥当ではない」との声が大きくなっています。支持率も長く低迷、信頼されていない首相ということが明白になっているにもかかわらず.....

歓待待つ米国へ

 そんな首相が国賓待遇で訪米、バイデン大統領に熱烈に歓待され、強固な日米同盟をアピールするそうです。

岸田首相、世界は「歴史的転換点」と警鐘 首脳会談前に日米同盟アピール - CNN.co.jp

こうした動きに異論がないわけではなく、特に第2次大戦時中の日本の軍国主義で多大な被害を受けた中国やアジアの他地域では反発が根強い。(出所:CNN)

 公式夕食会には音楽ユニット「YOASOBI」なども招待されているといいます。米側も手の込んだ演出をするものです。米国に利用されることは避けるべきなのですが。

論語に学ぶ

斉人(せいひと) 女楽(じょがく)を帰(おく)る。季桓子(きかんし) 之を受け、三日 朝(ちょう)せず。孔子行(さ)る。(「微子第十八」4)

 隣国の斉は女歌舞団を魯国に贈った。季桓子はそれを受け、三日間も政庁に現れなかった。孔子は祖国 魯を立ち去りました。  

dsupplying.hatenadiary.jp

 孔子が魯の執政となり、斉国はそれを警戒し、女性歌舞団80人を贈ったそうです。魯の実質支配者であった季桓子はその芸に魅せられ登庁しなくなったといいます。今も昔も外交戦術には大きな差はなそうです。

 

 

日本版ライドシェア

「日本版ライドシェア」のサービスが始まったそうです。タクシー不足の解消が目的といいます。日本全体が人手不足で喘ぐ中、玉虫色のライドシェアのようで、問題解決されていくのでしょうか。

都内で今日から日本版ライドシェア解禁 自治体とタクシー業界に温度差も:日経ビジネス電子版

 タクシー不足に悩んでいたのタクシー業界もまた同じ。コロナ禍明け以降、タクシー運転手が戻らず苦しい経営が続く状態にあるといいます。業界としては国に厳しい2種免許の規制緩和を求め、問題改善を図りたいとの意思を示していたそうです。何が何でもライドシェア導入に反対ではなく、まずはタクシー業界を縛り付けている規制緩和をと主張したのも理解できます。それも考慮しての「日本版ライドシェア」でしょうか。問題が解消するまでには継続的な見直しと時間が必要になりそうです。

 国内にも解決しなければならない重要な課題が多々あります。円安は続き、実質賃金は23か月連続で減少しています。少子高齢化、人手不足、日本経済と財政健全化などなど。タクシー不足もそのひとつにすぎません。国内問題と外交、安全保障、どれも重要な問題なのでしょうが、やはり優先順位を付けなければなりません。

 増税しなければ成り立たない防衛計画をはじめ、ここ最近は新たな政策には増税がつき纏います。我慢ばかりでは豊かな暮らしもあろうはずがありません。国民に我慢を強いる外交とはいうのは如何なものなのでしょうか。良識を欠き独断専行に走りがちな不人気な首相でなければできないことなのかもしれません。

 


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「参考文書」

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