「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

誰のための政治改革、自民党ばかりに気を使う首相

 自民党が政治刷新本部を開き、党則や党規律規約、ガバナンスコード(統治指針)の改正案を示したそうです。政治資金規正法違反で会計責任者が逮捕・起訴された場合、議員に離党勧告などの処分を科せると明文化し、派閥の規制を強化する内容といいます。

規正法違反、会計責任者が逮捕・起訴なら議員に離党勧告などの処分…自民が改革案で明文化 : 読売新聞

「政治は特別なものだという特権意識を是正し、政治家も当然の責任を取る。こうした改革を進めていかなければならない」と首相はこの会合で述べたそうです。今回の裏金事件において「議員が責任逃れしている」との批判の声があり、処分の厳格化に重きを置いたものだといいます。

 

 

 派閥については「資金力と人事への影響力を背景に国会議員を集め、数の力によって影響力を増そうとする組織」と定義し、存続及び設立を禁止するとしたといいます。

 この内容が会合で大筋了承され、17日の党大会で決定するといいます。

論語に学ぶ

子張問えらく、十世知る可(べ)きか、と。子曰わく、殷(いん)は夏(か)の礼に因り、損益する所知る可し。周は殷の礼に因り、損益する所知る可し。其れ或いは周に継ぐ者、百世と雖(いえど)も知る可きなり、と。(「為政第二」23)

 弟子の子張が「このあと周についで次々とあらわれるであろう十の王朝のありさまを、今から予知できるでしょうか」と質問しました。孔子は「それは予知できるはずではないか。殷の王朝は前の夏の王朝の「礼」文物・制度一般を受け継いだ、そのさい「損」廃止あるいは「益」付加したところはわかるはずだ。周王朝の殷王朝に対する関係も同じことである。もし周を継ぐ王朝がいろいろでてくるにしても、十代どころか百代さきのことまで予知できるはずではないか」と孔子は答えました。

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 連綿と歴史は続き、そこには連続性があるということなのでしょう。人間の本質、本性が大きく変わることはないとしても、世の中、社会が不変であることはないということを孔子は言っているのでしょうか。

 過去のある部分を改変し、良化させようとの力が働き、また、ときに非連続な事象がおき、世界が大きく変化したり、飛躍的な進歩があって、今日が作られてきたということなのでしょう。

 

 

 ふしだらな議員たちが不祥事を起こして党則を部分的に見直して、それでよしてもいいのでしょうが、それで終わりにしてよいのかといえば少々疑問も感じます。

 首相は党内ばかりに気を使って発言し、国民には関心を寄せていないようです。 年を追うごとに国民負担は高まるばかりで、防衛増税やら子育て支援金などますます負担が増していきます。

 こうしたことが強権的に決められようになってきています。もう少しオープンに議論がなされればよいのでしょうが、そんなことができなくなっているように感じます。これでは過去に戻っていくようで進歩は望めそうにありません。

 一方、野党はばらばらでその弱さが指摘され、政権の受け皿になり得ないとの言説が多く聞かれます。今の野党が理想的ではないにしても、問題ばかり起こす自民党よりは多少はマシなのかもしれません。ダメな今の日本を前に進めるような非連続な変化があるとすれば、もしかしてそんな弱き野党ではないかと思ったりします。ダメな自民党の改革に過大な期待をするよりは合理的な気もします。その方がもっと民主的になっていくのかもしれません。

 

 

「参考文書」

自民にとって最大の脅威とは 選挙一筋40年、元自民職員の野党戦略:朝日新聞デジタル

 


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