「もしトラ」が現実化し、トランプ氏が米国大統領が返り咲くことはあるのでしょうか。いくつも罪で訴追されているトランプ氏ですが、大統領の免責特権を認めないとした連邦控訴裁の判決を保留するよう最高裁に要請したそうです。選挙戦を有利に進めがたいの発言のようです。
トランプ氏、免責否定の判決保留を要請 最高裁に - 日本経済新聞
「中国に60%を超える関税を課す案を検討する」、「軍事費の拠出が基準に満たないNATO加盟国に対しては、ロシアによる侵攻を促す」。ここ最近、トランプ氏の過激発言が増えているようです。全てを真に受けることはないのかもしれませんが、前回が前回であっただけに、警戒は怠れず、やはり「もしトラ」を考慮する必要があるのかもしれません。
さて、米国連邦最高裁はどんな判断を下し、米国民はどんな選択をすることになるのでしょうか。
トランプ氏が大統領に返り咲くと、ウクライナと台湾に対する支援が縮小され、米国のNATO離脱、日本、韓国との相互防衛協定にも影響が出る可能性があるといいます。
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「もしトラ」が現実化してしまうと、たいへんなことになるのではないかと心配になります。
その前に、米国よりさらに深刻な腐敗しきった日本の政治を変えなければ、とんでもないことになりそうな気もします。
しかし、首相への批判が絶えません。政治改革は遅々として進まず、国会答弁は言い逃ればかりでおぼつきません。
保険料に税の代役はできない 増税議論逃げる政治の怠慢 - 日本経済新聞
児童手当の拡充など新たな育児支援策の財源確保のため、2026年度に導入する支援金制度について、政府は「税でもない、保険料でもない新たな制度だ」と意味不明の説明をしてきたといいます。しかし、ここにきて、「支援金は、保険料として整理されるものだと考えている」と首相は明言し、税とは位置づけないといい出しているといいます。
一方、自身の実入りとなることについては甘々で、抜け目なくやっているようです。驕り高ぶった吝嗇家のようにも見えてきます。
首相就任祝う会、収支記載なし 識者「収益目的で脱法的」 | 共同通信
こんなことをやっているようであれば、身内にも甘々となって、「政治の怠慢」へとつながっていくのかもしれません。
論語に学ぶ
君子は徳を懐(おも)い、小人は土を懐う。君子は刑を懐い、小人は恵みを懐う。(「里仁第四」11)
君子 教養人は善く生きたいと願うが、小人は地位や豊かな生活の安泰を願う。君子は責任を取る覚悟するが、小人はなんとか逃れたいと思う、孔子はいいました。
今時の政治家は小人ばかりということなのでしょうか。これでは国の未来が危うくなっていきそうです。やはり小人たちの暴走に歯止めをかける仕組みを何重にも設けることが求められているのでしょう。
「参考文書」
米国株は「もしトラ」「ほぼトラ」「確トラ」の3段階で考えよう|会社四季報オンライン
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