サッカーアジアカップ、優勝を目指していた日本代表がイランに敗れ、ベスト8止まりで戦いを終えました。ピッチ外での、性に関わる訴訟合戦の影響もあったりしたのでしょうか。芸能人の性に関わる週刊誌報道も続いています。
何が何だかよくわかりません。今後の裁判の行方をながめながら、例えば、週刊誌報道とは何ぞやと問いをたてながら考えなければならない問題であるようにも思います。
ひとりの作家が亡くなられ、原作とその2次利用が物議をかもしているようです。何かどろりとしたものがあったりするのでしょうか。
政治
裏金事件に揺れる自民党の茂木幹事長が、現在の党内情勢を戦国時代になぞらえ「これから群雄割拠の時代に入る」「派閥の連合体という封建体制が崩れる状況だ」と語ったといいます。
自民党「これから群雄割拠の時代に」 茂木幹事長 - 日本経済新聞
こんな状況下にあってもいつも頭にあるのは9月の総裁選のことなのでしょうか。派閥解散が党総裁選に与える影響について「政策論を中心に緩やかなネットワークで総裁選が戦われる。グループに依存した候補者は勝てない」と話したそうです。
一方、NHKの日曜討論に出席したれいわの共同代表は、自民党に向かい直言したようです。
#大石あきこ #れいわ新選組 #日曜討論
— れいわ新選組 (@reiwashinsen) 2024年2月4日
【国会審議のあり方は】
国民をナメない、嘘をつかない、と、大変レベルの低い条件が必要なんじゃないかと私は思うんです。
自民党の方々が、国民の間で何と呼ばれているか。先ほどからずっと言ってますけど。
ハッシュタグ #犯罪者集団 とか ハッシュタグ… pic.twitter.com/390cdhlylT
「このままダラダラと通常国会に入ってやられる議論は、脱税している自民党によって増税、戦争ビジネス、改憲の議論なんですよ。そんなのおかしいですよ。さっさと自民党は解党していただきたい。国民には自民党が推すような候補に投票はしないでいただきたい」とも語ったそうです。
立憲の泉代表は記者会見で、参院憲法審に所属する山谷元拉致問題担当相や丸川元五輪相など安倍派の11人が収支報告書の不記載を報じられている事実を指摘したうえで、「国の最高法規の憲法を審査する議員が法律を守っていない。そんな人たちに憲法審査会にいる資格はない」と辞任を求めたといいます。国政の停滞が続きそうです。
「裏金議員」に憲法を審査する資格があるか? 自民党議員に突きつけられた「憲法審査会」の辞任要求:東京新聞 TOKYO Web
市長選
京都と前橋で市長選が行われ、京都では与野党相乗り候補が勝利し、前橋では自民、公明両党が推薦した現職が、野党が推薦する新人に完敗したといいます。
「自民王国」群馬に衝撃 現職完敗、政治不信が背景 | 共同通信
ここにも何かどろりとしたものがあるようにも感じます。まだまだ政治の混乱が続きそうです。
内閣支持率
共同通信の最新の世論調査では、上昇に転じた内閣支持率が再び下落したようです。前回調査を2.8ポイント下回り、24.5%になったといいます。
内閣支持率24%、最低水準 共同通信世論調査 - 日本経済新聞
裏金事件を受け自民がまとめた中間報告では「信頼回復できない」との声が大多数を占めたといいます。国民の声と自民党の対応に大きな隔たりがあるようです。
論語に学ぶ
鄙夫(ひふ)は与(とも)に君に事(つか)う可(べ)けんや。其の未だ之を得ざるに、之を得んことを患(うれ)え、既に之を得るや、之を失わんことを患う。苟(いやし)くも之を失わんことを患うれば、至らざる所無し。(「陽貨第十七」13)
つまらぬ人間と一緒に主君に仕えることが出来るであろうか。こうした人間は利欲第一で、まだ下っ端のときに、出世できるかどうか心配し、地位を得ると、なんとかしてて失うまいと苦心する。失うまいとする限り、そのためにはどんなことでもするのだと、孔子は言いました。
自民党は「鄙夫」の集まりではないかと感じます。地位ばかりでなく、何から何まで得ようとし、得たものを失うまいと、何でもするようになっているように見えます。世の中においても、得ることしか考えない輩が増殖しているようです。何か影響があったりするのでしょうか。
誠実さ
低迷していたソニーの再生を牽引した平井元CEOが「誠実さ」について語っています。
「誠実」な組織とは? 経営者の誠実の考えかた双日社長 藤本昌義 × 元ソニーCEO 平井一夫さん | caravan まだ知らない、世界の色を。
「リーダーは肩書きで仕事をするのではなく、人格で仕事をして、たまたま課長や社長という肩書を持つようになり、その立場から育てられていく」と、平井氏はいいます。
部長も課長も誠実に対応する姿を見て、社員は会社の文化を知り、自分も誠実になろうとする。逆に、厳しいことを避けたり、隠したりすると、社員に誠実でない文化であることを示すことになる。それはメディアに対してどう見られるかということと同時に、社内にどうメッセージを出していくかということでもあります。(出所:双日)
誠実さがソニー再生の秘話だったということなのでしょうか。
政治、産業界、芸能、メディアなど様々な業界で不正、不祥事が起きています。誠実であることの大切さが忘れ去られているのかもしれません。
「参考文書」
【アジア杯】“優勝候補”日本はなぜ敗れた 3つ敗因「熱量」「采配」「ピッチ外」をひもとく - 日本代表 : 日刊スポーツ
自民“政倫審で説明へ” 立民“実態解明 政治責任を”日曜討論 | NHK | 政治資金