「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

次々と露見する不都合な出来事、腐敗進んだ日本

 要人たちが驚くような発言をしています。政界のスクープ報道も増えているようです。何が何だかよくわかりません。何か箍が外れたかのように色々なことがあらわになります。

首相とギングリッチ氏面会「安倍氏が要請」 教団関係者同席問題 [岸田政権] [自民]:朝日新聞デジタル

 首相の口癖にもなった「説明責任」をきちんと果たしてもらいたいものです。

 

 

 麻生内閣官房長官を務めた河村建夫氏が官房機密費などについて発言しています。

【全文公開】河村建夫・元官房長官、馳浩氏の“機密費を五輪招致に使用”発言に重大証言 「ああいう形で大っぴらにするのはマズイ」|NEWSポストセブン

 自民党の政治資金パーティを巡る問題については、東京地検特捜部の捜査が進んでいるようです。

<独自>安倍派事務総長の聴取検討 経験者にパーティー券収入不記載確認、東京地検 - 産経ニュース

 これまでになかったようなことが報じられるようになったと感じます。よくわかりませんが何か事情があってのことのなのでしょうか。いずれにせよ、捜査を通じて事実が明らかにされ、またそれを正して、政界の健全化を進めるべきなのでしょう。

経団連

 経団連の十倉会長も自民党の政治資金パーティを巡る問題について言及しています。「政治団体の責任者が処理についてしっかりとやるべきだ」と述べ、疑惑解明のために説明責任を果たすべきだとの考えを示したそうです。

自民に毎年24億円献金「何が問題なのか」と経団連・十倉雅和会長 「社会貢献の1つ」:東京新聞 TOKYO Web

国からの政党交付金制度があるにもかかわらず経団連が毎年約24億円の政治献金自民党側に続けていることについては「民主主義を維持していくにはコストがかかる。企業がそれを負担するのは社会貢献の1つだ」と説明した。しかし、日本の政治献金は米国に比べて透明性が著しく低い。企業団体献金が税制優遇に結び付くなど政策をゆがめているとの指摘に対しては「世界各国で同様のことが行われている。何が問題なのか」と正当化した。(出所:東京新聞

 

 

 企業がまっとうにロービング活動をしたり、政治家が活動費を得るため正しく働くのであれば、それは適正なことで何も問題はないのでしょう。ただそれが法から逸脱したり、合理性や道義性を欠くことがあれば、許されることではありません。

 十倉会長の説明は如何なものかと感じます。開き直っての言い訳のようにしか聞こえません。これが財界トップの言葉なのでしょうか。邪推かもしれませんが、企業不祥事が絶えないのもわかるような気になります。

論語に学ぶ

 孔子季氏を謂う。八佾(はちいつ)庭に舞わしむ。是れ忍ぶ可(べ)くんば、孰(いず)れをか忍ぶ可からざらん、と。(「八佾第三」1)

 孔子が季一族について密かに論評され、「季氏が自邸の庭で祖先の祭祀を行なうとき、天子しか許されない「八佾」六十四人による納舞をさせた。こういうことを平気で行なうというのであれば、どのようなことでも平気で行なうことになるであろう」といいました。

dsupplying.hatenadiary.jp

 政界、財界の傍若無人ぶり、好き勝手が過ぎるようにも感じます。ここまで腐敗が進めば、日本が混迷するのもわかるような気がします。

 

 

化石賞

 COP28 国連の気候変動枠組み条約第28回締約国会議で、日本が4回連続で「化石賞」を受賞しました。首相の首脳会合での演説内容から判断されたようです。「グリーンウォッシュ」と揶揄され、「化石燃料への公的資金投入で世界をリードした昨年の受賞戦術に満足していないようだ」と皮肉られたといいます。

日本に「化石賞」4回連続、国際環境NGO「脱炭素見せかけているだけ」 : 読売新聞

COP28では、石炭の使用廃止を訴える約160の国や自治体などでつくる「脱石炭国際連盟」に米国が参加。日本は先進7か国(G7)で唯一の不参加国となり、環境団体などから批判を浴びている。(出所:読売新聞)

 これについて経団連十倉会長は「現地では大したことはなく、日本で騒いでいるだけ」「一種のショー的なもの」と語ったといいます。そのうえで「返上できるよう頑張っていきたい」と述べたそうです。どこまで本心を語っているのやらです。

五輪汚職

 先日IOC 国際オリンピック委員会が2038年までの冬季五輪開催候補地を決めました。しかし、残念ながら34年以降の招致を目指していた札幌市は入りませんでした。

「身を引いた」「それは違う」 IOCと日本側の認識にずれ―札幌五輪招致:時事ドットコム

「残念ながら主にガバナンス(組織統治)上の理由で札幌市は当面の間、身を引く決断をした」と、デュビ五輪統括部長が述べたそうです。東京五輪を巡る汚職・談合事件で日本国内で招致への不信感が強まったことを念頭にしての発言と言われているようです。海外からこういう見方をされているということなのでしょう。厳しいです。

 このまま日本は落ちるところまで落ちていくしかないのかもしれません。

 

「参考文書」

官房機密費「陣中見舞いにも」 河村建夫・元官房長官が明かす [自民]:朝日新聞デジタル

気候・中東外交、見せ場乏しく 挽回図るも「内憂」拡大―岸田首相:時事ドットコム