「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

更新し続ける過去最低の支持率、変わらない首相、学びを知らない政権与党

「VUCA」不確実で変化の激しい時代といわれています。世界の動きをみていると、間違いなくそうなのだろうと感じます。この変わりゆく世界に合わせて変化できれば、生き残れそうですし、変化を拒めば、淘汰は確実のような気がします。こんな時に変化を拒めば、より強硬になっていくしかないのかもしれません。

 

 

謝罪

 解散命令請求された旧統一教会  世界平和統一家庭連合が、元信者らへの被害補償が必要になった際の原資として、最大100億円を政府側に供託する方向で調整しているそうです。また、高額献金などの被害を訴える元信者らに謝罪の意思を表明する記者会見を開く方針ともいいます。

旧統一教会トップ謝罪へ、最大100億円拠出案も 法的責任は認めず:朝日新聞デジタル

謝罪や巨額の資金の拠出を表明するのは、改革の姿勢をアピールして解散命令に向けた審理を有利に進めたいという思惑や、信者離れを防ぐ狙いがありそうだ。(出所:朝日新聞

 生き残るために必死なのでしょうか。そのためなら批判されようが、自ら変化する姿を見せようとしているのかもしれません。さて政府側はどんな対応をとれるのでしょうか。

続く下落

 内閣支持率の下落が止まらないようです。共同通信世論調査で、岸田内閣の支持率が過去最低を更新、28.3%となったといいます。自民党政権内閣支持率が30%を割り込むのは、09年の麻生政権末期以来のことといいます。

所得減税「評価せず」62% 内閣支持率28%、最低更新 | 共同通信

不支持率は半数以上の56.7%、こちらも過去最高で前回から4.2ポイント上がったといいます。

 変わらない首相にもう飽き飽き、うんざりということでしょうか。

 教団のように変化の波に上手に乗っていくことを学んでもよさそうなものです。

 

 

丁寧な運営

 自民党小渕優子選対委員長が、低迷する岸田内閣の支持率に関し「政権に向けられた目は大変厳しいものがある」と述べたそうです。次期衆院選に向け「党におごりがないかどうか冷静に見直し、丁寧な政権・党運営を行う」と強調したといいます。

小渕選対委員長「政権への目、厳しい」、支持率低迷で - 日本経済新聞

 所得減税などの財源を裏付ける2023年度補正予算案の審議過程で「丁寧な発信」が必要とも訴えたそうです。相変わらず変われないようです。「丁寧」がもう見透かされていることに気づけないのでしょうか。それが支持率下落の一因のような気もします。

 おごりがあるのなら、謙虚さを身につけるべきなのでしょう。そう変わっていけるのであれば、好感を得られるのかもしれません。

論語に学ぶ

学は及ばざるが如くせよ。猶(なお)之を失わんことを恐れよ。(「泰伯第八」17)

 学問をするには、逃げる者をつかまえようとするときのように、一瞬の油断もなく努めなければならないが、それでもまだつかまえきれないことを恐れる、学ぶものの態度はこうでなければならない、と意味します。

dsupplying.hatenadiary.jp

 みながこうした態度で学問を続け、そこに競い合いがあるのなら、常に世界が変化していくことのもわかるような気がします。学問を学問で終わらせるのではなく、それを実社会に役立てようとしているのなら、そうあって何ら不思議なことではありません。

「光陰矢の如し」、歳月は人を待たず。時の流れは速い、ただ時間があっという間に過ぎるだけでなく、世間の移ろいもまた同様なのでしょう。それに追従できなければ、どんどんおいていかれるのは避けることは出来そうにありません。

 

 

 政治がこうした変化を拒んでいるようなことはないでしょうか。それを示すエビデンスがいくらでもあるような気がします。

 

 

「参考文書」

国に100億円供託調整 旧統一教会、被害補償原資|47NEWS(よんななニュース)