「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

【想定外に手抜き】政府チャーター機の搭乗者8人、プログラムミスによる全銀システムの障害

 ダメさばかりが目立ちます。これだから停滞、立場が不利な方向へと向かってしまうのでしょう。

 政府がイスラエルから出国を希望する在留邦人向けに大型ジェットのチャーター機を手配、利用者が8人しかいなかったと批判されています。また搭乗希望者に1人3万円の負担を求めていたといいます。

政府有料チャーターに批判の声 外務省幹部「退避搭乗8人は想定外」 | 毎日新聞

「退避搭乗8人は想定外」、官房長官や外務省の言い訳が虚しく聞こえます。もう少し周到に準備、対応できないのでしょうか。補選の選挙中なのですから、もう少し気を利かせてよさそうなものです。政府関係者や官僚の仕事が粗くなっていそうです。やった感を出すのが仕事になっていないでしょうか。

 

 

 世間を騒がせた三菱UFJ銀行など10の金融機関で起きたシステム障害の原因が、プログラムの設定ミスで部分的な容量不足が生じたことによるだったわかったそうです。これもまた事前の確認不足ということのようです。

プログラムミスで容量不足 全銀システム障害|47NEWS(よんななニュース)

 仕事や作業の質が低下しているのでしょうか。とにかく期日に間に合えばいい、まさかそんな意識で仕事をしていないかと心配になります。社会を支えるインフラを運営している、価値ある仕事に携わっているという意識がないのでしょうか。

 まっとうに仕事すれば、安定した収入があるのに、わざわざ手を抜き、自分を貶めることもないような気がします。

論語に学ぶ

富 求む可(べ)くんば、執鞭(しつべん)の士と雖(いえど)も、吾も亦(また)之を為さん。如(も)し求む可からずんば、吾が好む所に従わん。(「述而第七」11)

 富が求める値打ちを持っているなら、通行者の整理のような仕事にもつく。そうでないのなら、自分の好きな道に没頭して暮らしたいと孔子はいいました。

dsupplying.hatenadiary.jp

 正当な方法で富が得られないのであれば、いつまでも富に恋々としていることはない。気に入らないことをして富みを手にするより、むしろ貧賤に甘んじてまっとうな生き方をした方が良いとの意味があるといいます。

 

 

 国際情勢の緊迫化、終わらない物価高騰、先が見えない賃上げ、好ましくない状況が続いています。ストレスを感じ、不安がよぎります。

 政府にこうした課題を本気で解決する気はあるのでしょうか。

補正予算案、11月後半提出で調整 年内解散の日程窮屈 - 日本経済新聞

 いつまで経っても解散風がやまないようです。こうした報道があるのも、そうした動きがあるということなのでしょう。これが一国のリーダーである首相のまっとな仕事といえるのでしょうか。諸々の政策も選挙に勝つための手段になっては、課題などが解決しようがありません。

 首相を筆頭にして、政府、官僚、大企業、どこにおいてもまっとうな仕事ができていないようです。正しいことさえすれば、うまくいき、みながハッピーになるはずなのに、不誠実になったり、手を抜いたり、なぜこうなってしまうのでしょうか。何か余計なことを考えているからなのかもしれません。

 

 

「参考文書」

岸田首相遊説で厳重警戒 参院補選、聴衆に戸惑いも:時事ドットコム