終わらない異国での戦争、近隣でミサイルを乱射する国がそれに協力する動きを見せています。世界の工場といわれた隣国の経済が失速しはじめ、地域に悪影響が及ぶのではないかと心配されています。
また時代が移ろうときが来ているようです。覇権争いが繰り返され、弱点を見出してはそこを巧みについて主導権を取ろうとします。
保守新党
新たな保守新党が立ち上がるそうです。保守政党による政権が長く続いていますが、そこに物足りなさがあるから新党立ち上げということなのでしょうか。多くある保守系政党が整理、再編されて、その主義主張がクリアになっていけばいいのかもしれません。
変化を力にする内閣、内閣改造
内閣改造が実施されました。『変化を力にする内閣』と、首相が記者会見で述べ、経済や社会、国際情勢は急速に変化しているとした上で、変化を力として閉塞感を打破し『明日は今日よりよくなる』と誰もが思える国づくりを一緒に行っていくと語ったといいます。
岸田首相 内閣改造 選挙もにらみ政権浮揚つなげられるか焦点 | NHK | 内閣改造・自民党役員人事
自身のこれまでの実績と長く続いて保守政治の失政で閉塞感が生まれたのではないでしょうか。自覚があるのかと疑問を感じます。素直に問題を認めれば、変化を自ら生み出せるはずです。何も変わりゆく世界の力に頼ることはないのでしょう。それでは他力本願で、日本らしさはなくなるのかもしれません。
今後は衆議院の解散・総選挙や来年の自民党総裁選挙もにらみながら、低迷する内閣支持率を回復させ、政権浮揚につなげられるかが焦点となります。(出所:NHK)
相変わらずです。長く権力の座にとどまりたいということなのでしょうか。それでは到底変化など起きようもありません。かわり映えがしません。
論語に学ぶ
詩に興り、礼に立ち、楽に成る。(「泰伯第八」8)
詩によって感動を覚え、思いを興し、礼を身につけ自立し、音楽の調和に従って均衡のとれた生き方、均て完成していくと意味します。
詩には、その時代の風俗、習慣、人情等が表現されるといいます。時代の風俗、習慣によく通じ、何が善であり何が悪であるかを容易に識別できるようになるといいます。そして、詩に精通するようになれば、自然と善いことのために人は発憤するようになり、興起することなるといいます。
閉塞感
「閉塞感」という言葉がよく聞かれる。「閉塞感」とは、“自らを取り巻く状況を何とか打開しようと試みるものの、その状況を打開できずもがき苦しんでいる状態、先行きの見えない状態”と定義できる。不透明な社会や未来に対し、多くの人々が「閉塞感」を感じている。「国の将来に展望が見えない」「思うような仕事が見つからない」「年を重ねても収入が増えない」・・・これらはすべて社会の閉塞感につながる現状の一部といえる。(出所:東洋経済オンライン)
世態、世情を知らずに政策を立案して、それをごり押しするから行き詰まり、閉塞感が生まれるのではないしょうか。世にいえば、これはダメなリーダーの典型なような気がします。
「クソ上司からの仕事は適当に受け流せ。自分の成長や評判につながる仕事を強かに見抜いて、その比率を高める時間ポートフォリオを作ろう」と、ちょっと過激なアドバイスを贈る山口周氏。しかし、多くの人は「そんな不マジメなことはできない」と直感的に思うのではないかといいます。
しかし、世間を見渡してみれば、「クソ上司」があふれているのかもかしれません。ビッグモータ、損保ジャパン、ジャニーズ事務所、例を上げたらきりがなさそうです。そうして問題が生じ、善悪が曖昧になり、解決が遅れ、成長が止まり、停滞に陥る.....
こうしたことは、何も日本特有の課題ということではないのかもしれません。問題を起こしている近隣の国々とも共通するところがありそうです。しかし、東アジアで地政学リスクが高まることだけは避けたいものです。
「参考文書」
息の詰まる職場・職場の閉塞感はどこからやって来るのか?(第1回)--社会や企業を取り巻く“閉塞感” | オリジナル | 東洋経済オンライン