「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

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ジャニーズ問題、政府の風力発電事業における逮捕劇、求められる解体的出直し

 ジャニーズ事務所が会見を開き、ジャニー喜多川氏による性加害を認め、謝罪しました。

「人類史上、最も愚か」 東山氏が断罪、前社長は涙―ジャニーズ会見:時事ドットコム

 また、藤島ジュリー景子社長が辞任したと発表し、後任の社長には元少年隊の東山紀之氏が就任しました。

 記者会見は4時間にも及んだといいます。これですべてが解決となったわけでなく、まだまだ闇がありそうで、これからが始まりのようにも感じます。

 また、特別チームが指摘した「解体的出直し」からは程遠く、色々変わっていくには、まだまだ時間を要しそうな気がします。事務所だけでなく、メディアや企業も含めて変わっていかなければならないのでしょう。

 早速、大手企業によるスポンサー契約解除との報道がありました。変化の始まりになればいいのかもしれません。それなくして社会が前に進むことはなそうです。

 

 

汚職なのか

 政府の洋上風力発電事業をめぐって、元自民党で外務政務官を務めた秋本議員が受託収賄の疑いで逮捕されました。

秋本真利 衆議院議員を逮捕 受託収賄の疑い 風力発電めぐり 東京地検 | NHK | 事件

 東京の風力発電会社「日本風力開発」の事業参入に有利な国会質問をした見返りに計約6146万円の賄賂を受領したという容疑で、事件は現職国会議員の逮捕に発展したといいます。

 政府の洋上風力発電事業を巡り、秋本議員は国会質問を繰り返し、その後、入札の評価基準が見直され、価格の面だけではなく、運転開始時期の早さをより重視する仕組みになったといいます。動き出していた入札を止めてまでルール変更する異例のことだったといいます。国会質問が、評価基準の見直しに与えた影響の解明も今後の捜査の焦点になるそうです。風力発電汚職なのでしょうか。

 令和の時代になっても、まだ闇が存在するのかと感じさせることが続いています。

 

 

論語に学ぶ

利に放(よ)りて行えば、怨み多し。(「里仁第四」12)

 利害打算だけで行動すると、他者から怨まれることが多くなると意味します。

「利」とは元来、公益、公利 、国家、社会のためであって、私利私欲ではなかったといいます。

dsupplying.hatenadiary.jp

 時代が進めど、未だに利権を巡るいざこざが絶えないようです。同じ様な問題を繰り返すばかりで、何も変えることができずに前に進んでいないようです。

過料

 文化庁が東京地方裁判所に旧統一教会へ過料を科すよう求めた通知を発送したそうです。昭和の時代から続く社会的インパクトの大きいこの問題は、どのように解決に向かって進むことになるのでしょうか。

「解体的出直し」が求められそうことが多々ありそうです。それは法人だけということではないのでしょう。

 

「参考文書」

性加害認め社長辞任 後任に東山氏、ジャニーズ初会見:時事ドットコム

旧統一教会への過料求め通知を発送 文化庁、東京地裁に - 産経ニュース