「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

夏の風物詩に新しい風、エンジョイ・ベースボールの慶応高校が107年ぶりの優勝

 夏の風物詩 高校野球が、慶応高校の107年ぶり2回目の優勝で幕を閉じました。「エンジョイ・ベースボール」、「髪型自由」、「短時間の練習」なども話題になり、盛り上がった大会のようです。

「きれいごと」と言われた慶応のエンジョイ・ベースボール 107年ぶり優勝「髪型で議論、まだまだ」:東京新聞 TOKYO Web

目指したテーマは「常識を覆す」こと。高校野球を巡る固定観念を変えようと挑み続け、日本一の座にたどり着いた。(出所:東京新聞

 何となくですが、みなが決勝戦に注目したのもわかるような気がします。

 慶応高校の新しいスタイルの野球は、古い慣習のままの高校野球に風を吹かせることになったのでしょうか。

 

 

論語に学ぶ

道に志し、徳に拠り、仁に依り、芸に遊ぶ。(「述而第七」6)

dsupplying.hatenadiary.jp

 慶応高校の優勝を見ていると、こんな言葉を思い出します。

「芸」とは、その修練を通して身につけた技能や技術、わざ、学問のことをいいます。

「芸」は身を助けるともいい、身につけた「芸」によって、遊ぶ、楽しむことができるということなのでしょうか。

 

 

 俗世に目を転じれば、北から弾道ミサイル技術を使ったロケットが打ち上がり、政府はまた不安を煽るような発信を続けています。ロシアでは、プリゴジン氏が搭乗していたとみられるプライベートジェットが墜落し、未確認情報のようですが、ミサイルによって撃墜との報道もあります。

プリゴジン氏の死亡は確定的 搭乗機墜落、ミサイル発射の痕跡と報道 [ウクライナ情勢]:朝日新聞デジタル

 何とも怖い話です。これでは世間がますます騒がしくなりそうです。

 こうした話ばかりを聞かされていると、つくづく改めて「平和」の尊さ、ありがたみを感じます。どんなことがあっても「平和」を守らなければならないのでしょう。そのための努力も止めてはならないのでしょう。

武器輸出

 こんなご時世なのか否かはわかりませんが、政権与党では、防衛装備品の輸出ルール緩和に関する実務者協議が再開となったそうです。

殺傷武器輸出、一部容認 共同開発品の第三国移転も―政府、与党に見解提示:時事ドットコム

 政府が殺傷能力のある武器について、輸出を一部容認する見解を提示したのがきっかけといいます。岸田政権はきな臭い話がお好みなのでしょうか。

 世間驚かすようなことが続きます。福島第一原発からは今日の午後から処理水の放出が始まるようです。

 常識を覆し、固定概念を変えなければ、どうにもこの閉塞感から抜け出ることができそうにもありません。それもできると、慶応高校が教えてくれているのかもしれません。もしかしたらみなでそうした希望を持つようなになれば、何かが変わっていくような気もします。

 もうそろそろ終わりにしなければならないものがありそうです。このままではなかなか芸に遊ぶことも叶いそうにないのですから。