「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

世界平和度指数で上位に食い込む日本、このまま平和、安全を維持していけのだろうか

 世界の国々の安全を評価する「世界平和度指数」が国際シンクタンク経済平和研究所から発表されました。2023年版ランキングでは、日本は9位だったといいます。

 隣国韓国は43位、ロシアは158位、中国は80位で、北朝鮮は149位と結果になっているそうです。

首位アイスランド、日本9位 ウクライナは157位―世界平和度指数:時事ドットコム

 対象は163の国と地域で、治安や政情、軍事支出など23項目を基に算出し、ランクキングしているといいます。

 

 

 また、2008年以降、世界的に最も悪化した2つの指標は、暴力的なデモと対外紛争になっているそうです。

世界で最も安全な国はどこ? 2023年版「世界平和度指数」 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

 世界各地の紛争はここ15年間で最多となり、世界の平和度は8年連続で悪化しているそうです。多くの国が軍事費を削減している一方で、より多くの国が対外紛争に関わっていると今年の報告書は強調しているといいます。

 記事によれば、米国における殺人発生率は西欧全体の平均値の6倍に上り、その背景には銃を用いた暴力と政治的緊張があることがわかったそうです。

 これが現実なのでしょう。どうすれば治安はよくなり、また争いがなくなっていくのでしょうか。

論語に学ぶ

教えざる民を以て戦うは、是(これ)之を棄(す)つと謂う。(「子路第十三」30)

 軍事を教えない民をもって戦うのは、民を棄てるようなものと意味します。

dsupplying.hatenadiary.jp

「教」を軍事教育と解釈するこの読みでは、民に軍事教育しないことを政策にするとの意味を持たせることもできるといいます。

 

 

 日本のランキングが上位にあることはよろこばしいことですが、ここ最近における周辺で生じている緊張や、それを理由にした防衛費増額などは考慮されているのでしょうか。また、治安においても犯罪の凶悪化、残忍さがたいへん気になっています。

 これを考慮されるようになると、日本の平和度も悪化することになるのでしょうか。政治的な安定が求められているのかもしれません。