「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

2024年は問題解決の年になるのだろうか

 2024年、新年を迎えました。昨年2023年は色々問題発覚が続いただけに、その流れが改まっていく年になって欲しいものです。

 よく捉えれば、問題を放置せずに問題を問題としたことはよかったといっていいのでしょう。もし問題を白日の下にさらすことがなかったのなら、どこかの独裁国家のようになって無法地帯と化してしまうところだったのかもしれません。自由が奪われたり、無闇に武力を増強して隣国に圧力をかけたり、無謀に紛争を起こしたり。

 問題とできたおかげで、踏みとどまったといってよさそうです。今ある自由の価値を大切にし、あとはこの最悪をどれだけ改善できるかにかかっていそうです。

 

 

論語に学ぶ

約を以て之を失う者は、鮮(すく)なし。(「里仁第四」23)

  貧困ならば、それ以上、もう失うものはないと孔子はいいました。

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 そこから抜け出ようと努力(仕事)をすれば、後は上昇することになるとの意味も含まれていそうです。

「約」、控えめにするという意味もあります。それを知らないから失敗をしでかして苦労する羽目になるともいえそうです。自民党の失敗の根源もこういうところにありそうな気がします。

 

 

 分をわきまえ、出過ぎたまねをしないで、でしゃばった行動を控えることができれば、悪習を断つこともできるのでしょう。議員の分際を承知して、自分の身の程を知るべきなのでしょう。まやかしのような弁舌で、人心を誤らせ、人を動かそうとすることも控えることになるのかもしれません。

木村氏陣営に秘書派遣 柿沢容疑者側が指揮か―区長選巡る公選法違反事件:時事ドットコム

人の行動を本当の意味で変えさせようと思うのであれば、「説得よりは納得、納得よりは共感」が求められます。(出所:プレジデントオンライン)

 政治の悪習が改まり、論戦が対立となるのではなく、対話となって本質に迫るようになれば有益な議論になるのかもしれません。相手を罵倒するのではなく、尊重し意見を交換し合うことができるようになれば、問題を本質から改善していくことができるようになるのかもしれません。そうした姿を見せて欲しいものです。

人は、道徳的に正しいと思えること、社会的に価値があると思えるものに自らの才能と時間を投入したいと考えるものであり、であればこそ、その点を訴えて人の心を動かすことが有効である..... (出所:プレジデントオンライン)

 道徳的に正しいと思える営みであればこそ人のエネルギーを引き出すことができるといいます。私利私欲の政治が変わって正しくなっていけば、もしかして世の中のエネルギーも正しく作用するになって、もっと社会が活気づくことになっていくのかもしれません。

 変わって欲しいのは政治ばかりでなく、世を騒がす芸能の世界においても同様なのでしょう。

 

「参考文書」

55年体制崩壊30年、「政治とカネ」はどうなった - 日本経済新聞

欧米のエリートなら必ず習っている…日本人リーダーが知っておくべき「人を動かす」ために必要な3要素 アリストテレスの「ロゴス・エトス・パトス」 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)