「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

余計な一言、過熱するジャニーズ報道、増税メガネの減税論

「メディアの沈黙」と指摘されたことがまるで嘘だったかのように、メディアが掌返しで連日ジャニーズ関連問題を報道しています。問題のひとつが改善されているといってもいいのでしょうが、過熱し過ぎているようにも感じます。余計な一言が物議を醸しているようです。とにかく公正な報道に努めてもらいたいものです。

 この問題に限らず、どの問題においても権力への忖度がなくなり、公正な報道ができるようになってメディア業界が健全化に向かうということではないでしょうか。まだまだこの問題の他にも改善すべきところがあるような気がします。

 

 

 この問題を通して、いかに企業広報が重要であることを思い知らされます。メディアとの対話をしくじればブランドイメージを棄損させ、そればかりでなく信頼まで失うことになってしまいます。

余計な一言

 モバイル事業が足を引っ張り楽天が赤字を続けています。その創業者で今もなお社長を続ける三木谷氏が記者会見で余計な一言をしゃべるがゆえ、アンチを生んで、嫌われることになるといいます。

楽天・三木谷浩史はなぜ嫌われるのか?「余計な一言」でアンチを生む悪いクセ | 「最後の海賊」楽天・三木谷浩史はなぜ嫌われるのか | ダイヤモンド・オンライン

楽天はリスクを取って健全な赤字を計上しているのだ」、三木谷はそう言いたかったのだが、日本経済が「失われた30年」を過ごしている間に、「健全な赤字」と「不健全な赤字」の見分けがつかなくなった日本のメディアに、654億円の赤字事業が「近い将来、1兆5000億円の売り上げになる」という話を「理解しろ」というのは無理なのかもしれない。結局、この日の記者会見も三木谷の空回りに終わった。(出所: ダイヤモンド・オンライン)

 空回りする記者会見を続ける意味もないのではないでしょうか。それがさえない株価の一因になるようであれば、広報、PRを考え直すべきのようにも感じます。

論語に学ぶ

辞(じ)は達するのみ。(「衛霊公第十五」41)

 文章を書くなら、達意であれと孔子はいいました。言葉は相手に伝えるためにあり、その意味が相手に伝わることが大切なことといいます。

dsupplying.hatenadiary.jp

 言葉が適切でないと、変な勘ぐりのもとになり、心を読まれたり、誤解のもとになってしまうのかもしれません。巧言や美辞麗句などはもってのほかで、誠実の欠如の現れということなのでしょう。

 

 

増税メガネ

 増税メガネと揶揄される首相がしきりに減税に言及するようになっています。批判の声がよほどこたえたのでしょうか。

「増税メガネ」気にしてるから? 「減税論」を急に言い出した自民党…どれだけ本気なのか:東京新聞 TOKYO Web

 新たな政策を実行しようとしては財源不足が問題となる中、減税したら歳出改革でもない限り、政策実行のための財源が乏しくなりそうです。減税して、熱を冷ましてからまた増税議論となるのでしょうか。自分が目指す方向をシンプルに語って欲しいものです。

 言葉は大切な素養なのでしょうが、それを知らない人、リーダーが多くなっていそうな気がします。